冨樫 義博
集英社 (2018-10-04)
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HUNTER×HUNTER 389話 感想です。
ベンジャミンとバルサミルコ第7王子ルズールスを監視していたカンジドルからシカクの自死についての報告を受けていた。
カンジドルはシカクは「交換条件による自殺の強要」と推測していたが、バルサミルコはそれだと不自然な点があると否定。念獣が直接王子や他の念獣を攻撃しないことなども推測していて、有能であった。
また、シカクは操作系能力者で自分の能力で自分を操作するから操作されたとは考えにくく、なぜ1007号室の前で死んだのか探ることが重要と考えていた。

この時ハルケンブルグはただの能力のテストを目的にしていたっぽいし、意味はなさそうな気がする。つまりバルサミルコは引っかかってしまったのかもしれない。「えるしってるか死神はりんごしかたべない」のような感じで。
ハルケンブルグの監視に新たに付けた私設兵ビクトは早くも弓矢の攻撃を受けて退場。これが4度目の鳴動の正体だった。

ハルケンブルグを抑制できるかもと期待していた能力者だが、ハルケンブルグは想定以上に強かった。
バルサミルコは一射ごとに命を削る程の覚悟とかベンジャミンも私設兵全体で作り上げた弓とおおよそ正しそうな推定をしていたから事態は少しずつ攻略に向かっているのかな。
私設兵相手に連射してるけど、消費した私設兵の魂は結局どうなったのか気になる。他の王子用に弾は残しておかなくていいのだろうか。撃てば撃つほど弱くなるじゃだめだろうし。
バルサミルコは私設兵が続けて異変に見舞われていることを利用して、ハルケンブルグに謀殺の疑いをかけ一時拘束し私設兵との分断を図る作戦に出た。
カミーラのときと同様に証拠不十分で開放されるだろうが、第一回公判で確実に仕留めるらしい。

ビクトの身体を乗っ取った私設兵が活躍しそうな気がする。ハルケンブルグも頭良さそうだし。
久々にタイソン王子陣営も登場。
協会員のジュリアーノは経典を何度も読み込んでいて、タイソンのことを見直していた。誕生日も祝われて喜んでいたし、サレサレと同じような能力なのかな。

カンジドルは1007号室で他の人員にもシカクの自殺について話を聞いていた。そんな中バショウは死後発動する念を使った自作自演説を創造していた。的外れだから余計に話がごちゃごちゃしそうだ…

そしてカミーラの私設兵が初登場。
カキンには不可持民という身分制度の下層の住民が居て、カミーラはそんな人たちに特区を作り本来なれないはずの公務員(軍人)の地位も与え大きな感謝をされていた。
カミーラが意外な善行してて驚いた。
不可持民出身の軍人はカミーラのために死にたいと思っていて、ターゲットを思いながら自殺するとそのターゲットを呪殺できる念能力を全員身に着けそれぞれ担当を決めていた。

この呪詛は、呪いを念じた月日が長いほど強力かつ、ターゲットに近ければ近いほど強いそうだ。同じ船の中のわずか数部屋隣の部屋の王子を狙っても数週間とか遠い場合数か月かかるってにが弱点ではあるね。
あと守護霊獣のせいで呪いが通じない可能性や除念にも弱く、ハンター協会の除念師の炙り出しは必要だそうだ。
そこで最初のターゲットはクラピカの念教室の第2回が開催されればそこに参加してワブル王子を目前で呪殺しようということになった。
これはクラピカ防ぐの大変そう。知ってたらスチールチェーンで何とかってところか。あとはワブル王子の念獣に期待か。
あとこの能力は最大出力で放てば相手を強制的に絶にして数時間で死に至るそうだからツェリードニヒの10秒の予知では手遅れにできそうだ。
チョウライの部屋では私設兵が念を習得した褒美に念獣が生み出したコインを授かっていた。
こっそりベンジャミンの私設兵もコインを隠し持っていたが、その数字は10に増えていた。

確か条件を満たせばご利益があるコインだったからこれは敵に有利に働いてしまっているのかな。
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