KADOKAWA / 角川書店 (2015-12-26)
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僕だけがいない街 7巻 感想です。もうすぐアニメも実写映画もあってどちらも期待している。
全ての黒幕で真犯人であった八代学に最後の最後で敗北し15年間眠り続けた悟が目覚めたのが前回。
そしてどんな状況でも悟の無実を信じ続けたヒロイン愛梨と偶然の再会を果たして、失ってしまった記憶の断片が蘇っていた。

少しずつ記憶を取り戻しつつあるが、再び意識を失い次に目覚めたのは約1年後。
悟の奇跡的の覚醒は世間でも大きく注目され、もちろん犯人である学の目にも止まっていた。

自分に刺激を与えてくれる悟を特別視する学は15年の月日を経て市の重役のポジションを得たり、偽名と変装で身分を偽ったり、より凶悪性が増していた。

しかも悟が目覚めたことで、新たな事件が発生しそうなフラグがビンビン。悟の記憶の復活と事件発生どちらが早いか緊張感のある展開だった。
記憶を取り戻す鍵となるのは愛梨の存在。しかしこのやり直した世界では面識がないからここで会ってもただの不審者。記憶の中にある情報から愛梨を見つけることは容易だったが、接触は難しい状況。

誰かの歌の歌詞じゃないが、目の前にいるのに会えなくて震えてしまいそうだ。もどかしい!
いつ学が動き出すかハラハラする状況だったが、悟が入院している病院のイベントでついにそのときが来てしまった。
母も乗るシャトルバスに違和感なく殺人セットを詰め込み、自ら運転手もやっていた。

もちろん悟の記憶はまだ戻っていない。それどころかたまの気晴らしみたいな心境っぽい。このイベントに愛梨が参加していてくれればよかったけど、目的地に偶然いてくれることを祈るばかりだ。
学が悪い意味で狂喜乱舞する再上映(リバイバル)した悟早く戻ってきてくれー!
個人的な評価★★★★☆
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