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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。
月別アーカイブ  [ 2014年11月 ] 
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第三勢力エルフが魔法に接触…!?「お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。」 3巻 感想 



お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。 3巻 感想です。

久しぶりの新刊。魔王によって魔獣にさせられたダンタレアスと、その盟友である聖騎士ランスロットのバトルから物語はスタート。

長めの回想でダンタレアスとランスロットの絆が描かれているから、この二人の戦いを楽しむ魔王の卑劣さ増し増しw

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魔獣となって支配されているダンタレアスを討つべく、全力で挑むランスロットの人間の勇気と誇りをかけた戦いが面白かった。魔王が上から楽しんではいたが、頑張る人類がかっこいい戦いだった!

そして相討ちながら魔王軍の一大戦力の魔獣ダンタレアスを撃破し、橋も落として強制的に魔王軍の進行を妨げることにも成功した。さらに死してなお魔王に一撃加える根性も見せ、人類の根性を見せてくれた。

魔王もこいつを服従させることは難しいと魔獣化を諦め、人間が一矢報いた記念碑として死体の再利用を止めたのだった。

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ランスロット単騎でよくここまでの成果を上げたよな。魔王もダンタレアスを失ってもここで倒しておいて正解だったんじゃないだろうか。

盟友同士の戦いは、人類を弄ぶ魔王の卑劣さとヒューマンドラマの詰まった良い戦いだった。


進路を変えさせられた魔王は、道中エルフが住む森に差し掛かっていた。元々エルフを征服する気はなかったようだが、接触してきたエルフの娘「セシリー」の肉体を気に入り征服決定。

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セシリーも双子同様魔王様のを気に入り自ら進んで肉奴隷になったが、そんなにすごいのか… 初めての男とは言え…

エルフと人類の関係は険悪だが、エルフの唯一の理解者の人間で円卓の騎士の一人「ロビン・フッド」と共に徹底抗戦の構えをしていた。

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そんな状態で、魔王は肉奴隷なったセシリーの道案内でエルフの本陣に単身乗り込んでいった。

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これで次どうなるんだろうか。

ランスロットの活躍で魔王にまったく対抗できないわけでないとわかったし、魔王の軍門に下ったエルフ同士もいるし、魔王もエルフの身体を楽しむために人類への侵略のように虐殺はしないだろうし、方向性がたくさんあって続きが気になるぞ。

二ヶ月に一回した発売しない雑誌の単行本だから次が遠すぎ。2015年夏とか…

個人的な評価
★★★★☆



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妹達に手を出したら一方通行は黙ってはいない…!?「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行」 2巻 感想 



とある科学の一方通行 2巻感想です。

死霊術を扱う魔術師エステルにより、人皮挟美の遺体に偽りの魂を入れる術式の最中に、学園都市の暗組織DAの構成員が攻め込んできたところから始まった。

DAは大層な新装備を装着してやってくるけど、どうして相手が学園都市第一位のレベル5「一方通行」だと知っていながらこうも挑発的な態度でいられるのかが疑問だったw

結標淡希のときと一緒で、一方通行は弱くなっても十分強いというのにw

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雑魚相手にはめっぽう強い一方通行の、邪悪な表情でのはちゃめちゃな攻撃が爽快だった。

交戦中にエステルの術式は成功し、人皮挟美は偽りの魂を得てキョンシーのような状態で復活を果たした。

しかも魔術的な力が働いているのか単純な格闘戦でも強かった。一方通行にも挑もうとしていた敵なのに、この人皮挟美にも負けるとか敵さんの見積もり甘すぎだろ。

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ちなみに、復活した挟美はデフォルトが全裸にマントという姿で、戦闘シーンや匂いでの追跡シーンなど際どい描写が多かった。

本調子ではない一方通行は敵の逃亡を許し、なおかつ妹達の一人を拉致されてしまった。

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妹達が関わっている以上一方通行が動かないわけがない!

また、拘束中の妹達の身柄を狙う者や暴走するDA、その飼い主の統括理事の一人「亡本裏蔵」など様々な思惑が重なりあって4つの勢力がぶつかり合う展開になり、科学サイドは慌ただしくなりそうだった。

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敵もかなりの規模だし、上条さんの預かり知れない所でも大事件は発生してるんだな。禁書原作15巻くらいの戦争になればうれしい!

打ち止めや妹たち絡みで動く一方通行に敗北はないから、各勢力の強敵相手に一方通行な戦いを見せてくれることに期待しよう!

個人的な評価
★★★★☆



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尿意を誘発させられ大ピンチ…!?「ギリギリアウト」 2巻 感想 

ギリギリアウト (2) (電撃コミックスNEXT)
ソウマトウ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


ギリギリアウト 2巻 感想です。


今回も様々なシチュエーションで、学校内でもピカイチに優れた容姿を持つヒロインが苦しそうに尿意をひたすら我慢して、そして決壊してしまい羞恥する姿に楽しませてもらった。

ひょんなことから掃除用具入れに隠れたハナ。しかし出るタイミング訪れず尿意は限界。箒の柄を股間に押しつけ、涙目で必至に耐える姿が可愛いね。

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限界ギリギリのラインでの表情が特に拘りを感じるw

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でもこの箒は使いたくないなw

主人公の存在が尿意を押さえるため目的以外にも気になっていて、誕生日にケーキを用意するなど女の子らしい姿も純粋に可愛かった。

地元の夏祭りでは浴衣コンテストに参加させられた。しかし大衆が注目するステージなんて緊張する場は明らかにアウト。

ついには皆の目線が集まる中放尿してしまい絶望に染まる顔がまたいいね。

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こんなところで華の女子高生が公開放尿なんてしたら一生のトラウマ。

だけどこのピンチを見事救ったソラが臨機応変で行動力に長けハイスペックだ。モブの女の子は皆イケメンの生徒会長ばかり注目しているけど、この主人公の有能さは計り知れない。ハナの見る目は間違っていなかった。

ハナにとってこの生徒会長こそ天敵で、ソラの尿意を沈める体質に対して、会長は尿意を誘発する体質だった。

会長は好青年で人への気遣いもできるんだけど、それゆえに尿意を我慢するハナへ近づくから余計悪い方向に事態が進行して面白かった。ありがた迷惑とはこのことだw

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ハナを熱中症と勘違いした会長が直に触ってお姫様だっこをするものだから、ハナは抱かれたままの状態で虹を作りながら放尿することになり面白かったww 想像するとほんと滑稽なシーンだねw なんと汚い虹なんだろうか。

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学校の狭い実験準備室にサブヒロインの「黒部汐莉」とソラが閉じ込められるエピソードでは、汐莉も尿意我慢シーンがあったが、こっちはギリギリ間に合ったw

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この娘も可愛くヒロイン力が高いが、ギリギリ間に合うのと間に合わず決壊するのとでは印象がだいぶ違うね。


今回も結局尿意にギリギリ耐えられず放尿してしまう可愛いヒロインが面白可笑しいしかった。

個人的な評価
★★★★★



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一人ぼっちな少女の成長物語…!?「艦隊これくしょん -艦これ- 島風 つむじ風の少女」 1巻 感想 



艦隊これくしょん -艦これ- 島風 つむじ風の少女 1巻 感想です。

金剛のやつが突然の打ち切りとなった今や貴重な艦これのストーリーもののコミカライズ。

世界の海を脅かす謎の敵「深海棲艦」に対抗するため、艦娘を指揮する提督として舞鶴鎮守府に赴任した主人公「赤井誠一郎」少尉。

誠一郎はこの舞鶴鎮守府で個性的な艦娘や上官と共に忙しい毎日を送ることになったのだった。

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深海棲艦という驚異に対して基本シリアスに物語は進むが、島風のデフォルトの服装もそうだし、中破・大破、入渠など意識されたサビースカッとも多い作品だったw

姉妹艦のいない島風はかまってちゃんなぼっちキャラ。唯一の友達の連装砲ちゃんと戯れる姿に哀愁が漂う。

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対象的な駆逐艦朝潮のことを優等生と揶揄して早さと名前だけを誇りに強がる姿が可愛そうだった。

ひねくれていや~な性格になってしまっている島風の精神的な成長の物語だね。

朝潮とは互いに互いの理解が足りず衝突してばかりだが、ちょっとずつ距離を縮めていき、共闘するシーンもあった。

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一度共闘してても仲が良くなったわけではないのが難しいところ。島風が難儀な性格すぎる。同情ではなく対等に接してくれる相手がいないとこうなっちゃうんだろうね…

入渠シーン。普通のお風呂のシーンもあったけど、一人物思いにふけるシーンは寂しさが漂っている。

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水着回の島風の水着にはがっかりだったが、朝潮のスク水は良かったw 着衣状態のまま提督が胸に名前を書き込むというマニアックなシチュエーションが良いね。

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後半する夕立改二は練度の低い朝潮や島風とは格が違う戦闘力を見せつけかっこよかった。朝潮と島風相手に無双状態。

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魚雷の投擲や接近しての蹴りなど軍艦の常識に捕らわれない派手なアクションシーンが見物だった。

夕立は朝潮と島風を鍛えるためにやってきたが、夕立という共通の強敵を得て連携攻撃を学んだりいい先輩キャラだった。

成長している新型の深海棲艦も追っているらしいが、不穏な空気を感じる。轟沈しないことを祈ろう。


高い画力で、シリアスな物語と、ちょうどいいバランスで組み込まれているサービスシーンが面白い作品だった。日常ものはアンソロにたくさんあるから、艦これのシリアスものは貴重でありがたい!

個人的な評価
★★★★★



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ハルキ最後の大暴走…!?物語完結!「思春期のアイアンメイデン」 5巻 感想 



月子を変態会長から救ったのもつかの間、再び現れた楠によって月子は連れ去られてしまった。激しい戦いのダメージでハルキも今度ばかりは助けることができなかった。

3日後怪我から復帰したハルキは可孵化女子の収容施設で月子と再会するが、月子はハルキに告白されても反応が薄く、これまでの月子らしくない状態になっていた。しかも施設での生活も楽しんでいる様子。

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月子のこの変化は可孵化の元になる「色核」を体内から外科的に摘出されたがためだった。

色核を摘出すると可孵化の進行は止まるが、しかし色核とは思春期の女の子の恋愛感情の結晶で、これを摘出してしまうと一生涯恋愛感情を失うことを意味していた!

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これによって月子のハルキへの恋心は失われてしまっていたのだった。楠は最後までマッドサイエンティスト。可孵化女子の拉致はモルモットとするためという噂は事実だったw

この事実を知ったハルキは、たとえ月子から恋愛感情が失われていても救い出したいと、最後までこれまでのスタンスを貫いたのがかっこよかった。今回は母親のコネでヘリまで持ちだし、理研へ特攻するという馬鹿騒ぎ。1巻からド直球でずっとやり方が変わらなくて好感が持てるわw

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さらにハルキに感化された仲間達や理研の一部のスタッフもこの馬鹿騒ぎに加わり、孤高の道化だったハルキが英雄になったようだった。

ハルキの決死の行動で月子の摘出されたはずの恋愛感情も復活し、ベタな展開だけど目頭が熱くなるクライマックスだった。

仲間たちの助けを受け、愛の逃避行をするハルキと月子。二人は子供のころ遊んだ秘密基地に逃げ込み、可孵化を消す方法を試すのだった。

可孵化によって析出する鉄も身体のある一部だけは覆うことなくそこだけ生身のままで、理研が不純異性交遊を禁止していたり、ハルキ同伴の観察でも月子がそこを見せなかったのはそういうことだったのか。

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詳しくは描かれてはいなかったけど、月子はハルキと行為を済ませたのか可孵化が消えて無くなっていた。なんというリア充エンド。

最初から最後まで一貫して自分に正直にだった主人公がかっこいい物語だった。遠回りしながら落ち着くところに落ち着いた結末だが、積み重ねた努力が報われる最高のハッピーエンドだと思う。

個人的な評価
★★★★★



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食戟のソーマ 96 「掴んだ答え」 感想 

食戟のソーマ 10 (ジャンプコミックス)
森崎 友紀 佐伯 俊
集英社 (2014-11-04)


食戟のソーマ 96話 感想です。

にくみがいつものように創真の意味深なセリフに勘違いしてドキドキしちゃう所から物語は始まった。

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創真が集めたのは熟成のスペシャリストたち。目利き力でお劣る創真はサンマを熟成させて、勝負に挑む気でいた。

例えばだけど、熟成マグロって響きはすごくいいよね。「北海道産」に勝るとも劣らないブランド力。だから熟成させれば精神的にも美味しくなると思う。

創真は三人のスペシャリストの力を借りて、燻製サンマ、サンマ塩麹漬け、高湿熟成サンマの三種類の熟成に挑戦した。

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創真のこの諦めない心に伊吹崎や榊は感心していて、本格的に創真が極星寮を引っ張って行く人材に成長しているように感じた。たぶんその内訪れるであろう一色先輩の卒業と食戟に関わってくるのかな。

熟成させたサンマは確かにおいしくなっていたが、まだリョウのサンマには勝っていなかった。それほど旬のサンマっておいしいのか…

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試合までの残り日数で二回試せるとか言っていたけど、別に他のが出来上がるまでに別のパターンは試せるじゃんか…

それはそれとして、まだ食材で勝てない創真はふみ緒さんの酒のつまみの漬物でまたもや何かを閃いたのだった。前回といい、こういった身近な所からヒントを得る力は才能なんだろう。ふみ緒さんもいいタイミングでいいことしてるね。

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そして決勝戦当日。

葉山とリョウはそれぞれカツオのように大きなサンマを用意していた。見るからに美味しそうだ。

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期待の創真はというと、もさっとしたサンマをドヤ顔で取りだしていた。これはぬか漬けしていたのかな?白黒印刷じゃわからんが、どんな特徴を持ったサンマなんだろうか。楽しみにしよう。

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小畑先生作画の新作って来週からだったか… 来週めちゃくちゃ忙しいからジャンプ読めるかな…



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[ 2014/11/22 00:00 ] 食戟のソーマ | TB(0) | コメント(2)

19年の歴史に幕!!コミック版「新世紀エヴァンゲリオン」 最終14巻 感想 



通称、貞本エヴァ、漫画版 新世紀エヴァンゲリオン 14巻 感想です。

連載が不定期でなかなか新刊が出なくてもどかしい作品ではあったけど、こうして完結してしまえばナルトのときと同じような寂しさを感じる。

学生時代には友達とこのコミックの新刊が出たことにテンション上げてたのを思い出した。

この作品って元々アニメより先に始まったんだね。アニメは完結し、ついには新劇場版まで放映されてしまったのに。歴史を感じる。


今回購入したのはプレミアム限定版。株で50万以上の損をして経済的にピンチなのに、せっかくの最終巻だし奮発しちゃった。

まずは特典のレビューから。表紙が通常版が違うというのは割愛して、コミックス全14巻を収納できるブックエンド!

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組み立て図を見た感じエヴァっぽくてオシャレだね。だけどうちの本棚はすでに一杯一杯でで多くのスペースが必要なこういったブックエンドを使う余裕がないんだ… だから箱から出さずに最終回記念で保存…

続いて、貞本義行描き下ろしイラスト収録のブックレット。

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メインキャラが描かれており、なかなかいいものだった。

最後は貞本義行Working Music CD。

サントラとボーカル曲を計4曲収録していて、元はエヴァとは関係ないインディーズ曲らしいけど、作者が仕事をしながら聴いている曲で今回そのアレンジ版として収録されたそうだ。

これらの曲はすごくエヴァっぽい雰囲気の曲で、仕事じゃなくてもこの14巻を読みながらでもBGMにしていると雰囲気が出ると思った。


それでは漫画最終巻本編の感想。

物語はすでにクライマックスもクライマックス。ATフィールドを失った人類が皆LCLになっていくシーンから。

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マヤがリツコに抱きついてLCLになっていく所などアニメ版と同じだね。

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読んでて色々懐かしい気持ちなるシーンの数々だった。

本筋はアニメ版と同じだけど、漫画版は貞本義行先生の持つ別視点で描かれたクライマックスで、アニメ版よりも痒い所に手が届いていた。特典CDを使わなくても脳内で勝ってにBGMが流れてくるほど、心に染みる演出だった。

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産まれたばかりのシンジに親として接するゲンドウとか泣けるじゃないか。


綾波とシンジのシーンも特徴的だね。綾波の全裸もサービスシーンではない芸術のジャンルの全裸だと思う。

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漫画版のシンジの方が辛い現実に立ち向かうくらいの心に芯がある感じ。最期の別れのシーンで綾波が笑ってくれたのは憎い演出だw

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終わり方は漫画版の完全オリジナルだった。

アスカの「気持ち悪い」ではなく、しっかり再編された世界が描かれており、エヴァシリーズはいつからあるかわからない遺跡として地球に存在していた。

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あの旧劇場版のバッドエンドとまではいかないけど煮え切らない、他の皆がどうなったか不明な終わり方から、やっと答えを貰えたように思う。

アスカとは駅で偶然の出会い(再会)を果たした。もっとも互いに記憶はない。

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だけどこれからラブコメが始まっても違和感のないような、エヴァとは思えない爽やかな終わりだった。

これにて物語完!

じゃなくて、最後にEXTRA STAGEという番外編が収録されていた!

超優等生な碇ユイに嫉妬する飛び級するほど優秀な女学生が主人公の物語。

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ユイと女学生とたまにゲンドウの学生生活が描かれていたが、この女学生こそ新劇場版に登場したマリだった!

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いや~、連載の休載が多すぎた怪我の功名でまさか新劇版に関する番外編が収録されるとは、最後の最後に貞本先生ファンの心を掴みに来るw

新劇場版でマリとユイに関して微妙に伏線が張られていたけど、こうやってはっきり描かれるなんてこの番外編だけでもコミックス代に釣り合う十分な面白さだ。マリのユイに嫉妬して意地悪をする嫌な女学生の一面も面白かった。

エヴァの呪縛で見た目が変わらなくなったマリは実はユイやゲンドウと同い年のおばさんだったんだねw

最後の最後の最後まで楽しめるすばらしいコミカライズだった。

コミック版とは言え、オタクも一般人もあたかもLCLの海のように一緒に楽しめた作品だからこうやって終わってしまうのは、とても感慨深い。これでこの銀色のカバーともお別れか…

個人的な評価
★★★★★★★★★★



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学業の成績よりも性交渉したものほど評価される学校…!?「レトルトパウチ!」 1巻 感想 



レトルトパウチ! 1巻 感想です。

大ヒットした「君は淫らな僕の女王」や「クズの本懐」で知られる横槍メンゴの最新作。個人的にこの作品の1話を読んでコミックスが発売されるのを心待ちにしていた!

喜べ!原作者は違えど「君は淫らな僕の女王」系だぞ!


日本の少子化が進みきった二〇XX年。より効率的に素早く優れた遺伝子を残すため、美男美女のエリートを集めた学校「国立襟糸学園」。

子孫を残すためにこの学園では学業の成績よりも性交渉したものほど偉いという評価基準があった。

この学園で唯一の童貞「清 天我」は大切な人との約束のため三年間童貞を守り抜くことを決意していた。そしてもう一人、天我の幼なじみの少女「明星 幸流」は好きな人とじゃないと嫌だと処女を守っていた。

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しかし学園の方針的にはこんな二人は落第者。

だから過去に例のない童貞の天我はとりあえず置いておいて、幸流は「処女補習」を受けなければならなかった。

処女補習の内容は機械に身体を拘束し、バーチャルで性的興奮を与えられるというものだったw

レベル設定で最初はソフトタッチからキス、ディープキスと発展し、感度抜群な幸流がとろけていく姿がエロエロだったw

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こうやって学園側はなんとか童貞&処女を撲滅しようとするが、それでも守り抜く二人との忍耐と攻め勝負が面白かった。一般向け作品でエッチな拷問のようなものが描けるとはねw

ちなみに幸流は処女四天王の一人で、その中でも最弱w

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まぁ好きな人(天我)となら興味があると言っているから最弱であながち間違っていないだろう。その意中の相手の心が別の誰かに向いている所は作者の別作品の黒さの片鱗を感じるかな。

処女への学園側からの攻撃は続く。レポート課題で、その内容はバイブを使って実技をするというものだった。口では反抗的だったのに当てただけとは言えちゃっかり使い、しっかり感じちゃうチョロ可愛いヒロインだった。

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その後現れたのは処女四天王の一人「宇留鷲恵麻」。恋というものがわからなくて処女だったが、主人公を意識し始めちゃったかぁw

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処女補習の妄想ビジョンにも天我が現れたし、これから先面白くなりそうだ。恵麻はクール系のキャラだったけど、処女補習ではすっかり快楽を感じてよがっていて良いギャップだった…

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この処女補習の機械のレベルもどこまで設定可能なんだろうね。補習の段階が進むにつてレベルが上がっていってるが、ほんとに一体どこまで、監督役の先生もいつもいいところで補習終えちゃうし読者的にも生殺し状態だ。

恵麻の従妹の「朱鷺川めばえ」は恵麻に対抗心を燃やすビッチだった。こいつのセクロスシーン多すぎだってばよ!

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恵麻に対抗心を燃やしているから天我を落とそうとするが、キスをしても天我はまったく無反応で、空回りキャラだった。それにセクロス=正義の学園だから正論が正論に聞こえなくて笑えるw


おかしな価値観の中、なんとかして童貞&処女を捨てさせようとる学園側のえっちな攻撃に、感じながらも耐える処女ヒロインたちの悶えた姿と頑なに無反応な主人公が面白く、にわかに始まりつつあるラブコメも期待できそうな物語だった。

次第に苛烈さ増す処女補習の今後も期待せずにはいられない。

期待通りの 横槍メンゴ 先生の作品だった!

個人的な評価
★★★★★



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どいつもこいつも歪んでやがる…!?「クズの本懐」 4巻 感想 

クズの本懐(4) (ビッグガンガンコミックス)
横槍メンゴ
スクウェア・エニックス (2014-11-19)


クズの本懐 4巻 感想です。

どいつもこいつも理性やモラルなんてものを忘れたかのように自分の欲望に正直に動くやりたい放題な展開だった。ただでさえ人間的にクズな奴らばかりなのに、さらに拍車がかかっていたw

茜先生のことが好きな主人公の麦も人間的におかしい。麦は茜が略奪が好きなクズだということを知っていた上に、そんな所が好きだと言っていてドン引きだったわw 人の趣味はそれぞれだとわかっていても理解できん。

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麦と花火の間違った関係の描写は今回もばっちりあった。学校でも家でもほぼ18禁なことしやがってからにw

そして今回、麦が花火に対し「きれいなひとだな」「めちゃくちゃにどろどろに汚したい。」とドス黒い感情を抱いていていたのが印象的で怖かった。

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クズではあるけど悪ではないと思っていた主人公の印象が変わる心理描写だった。

茜先生は表紙のような邪悪さが今やよく似合っているキャラとして確立している。花火の意中の相手なら男としてまったく興味がなくても略奪者のスイッチが入り、花火への嫌がらせとして略奪してしまう。略奪したことをきちんと花火に報告している徹底ぶりで、まさに吐き気を催す邪悪さだった。

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早くこいつには地獄に落ちて欲しい。自分のルックスの魅力を熟知し、それを使いこなし男を寝取る、大人の邪悪さを持つ茜の外道さには生理的なレベルで嫌悪感を抱く。


麦と花火は18禁行為をやろうとするが、花火は痛いからと中止w

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だけど二人はこの後ちゃんと交際することになった。麦からの提案だったし、やはり花火へのあの邪な感情が関係しているのだろう。

だから花火は現在の彼女の絵鳩に別れを告げるが、この絵鳩もかなりの曲者。まともな精神と倫理観を持っているわけがなかったw

別れを告げに来た花火に甘い言葉で巧みに懐柔し、利用されるだけでもいいからと交際の存続を望み、他の生徒もいる図書室では死角である机の下で花火の太股の間に手を伸ばして何かをやっていたり、その笑顔が気持ちわるいわ!

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ある日、買い物にでかけた花火は偶然茜の男の一人と遭遇。絵鳩の心を黒く染める悪魔のアドバイスを思い出した花火はこの男をまるで茜の略奪テクニックのように誘ったのだった。

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茜が花火にしたことの仕返しというわけか。黒さに限りがない物語だ。

皆、本能のままに黒さを前面に醸し出し、昼ドラも顔負けな物語になってきた。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/19 21:12 ] クズの本懐 | TB(0) | コメント(4)

ヒロインからの“ごほうび”のために槍投げの選手を目指す…!?「木倉さんと三人三脚」 1巻 感想 



木倉さんと三人三脚 1巻 感想です。

野球選手の兄と優秀な肩を持ちながら球技はからっきしダメな高校一年生の主人公「野里宝児」は陸上部の槍投げの選手のヒロイン「木倉華」の目に留まり、槍投げの選手にスカウトされるところから物語は始まった。

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槍投げという漫画の題材としては珍しい競技の作品で、展開は王道。当たり障りのない程度のSF要素と、伏線が物語の今後の展開を期待させる作品だった。

それに表紙のヒロインの陸上のユニフォーム姿に魅了させられた…

守ってあげたくなりそうな雰囲気の気弱なヒロインの華に釣られてほいほいと陸上部に入部した宝児だったが、華は右手に槍を持つと正確が凶暴になるという特徴を持っていた。車のハンドルを握るとキャラが変わる人がいるような感じでw 俺はこち亀の本田を思い出す。

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右手に槍を持っている間だけ凶暴な性格になるため、槍を投げ終わると元のシャイで気弱な感じに逆戻りするヒロインが面白くも可愛かった。

また、凶暴時は非常に積極的で、うまく槍を投げられた宝児にご褒美と言って自分の胸を触らせるなどの行為をしており、どちらの性格のときも美味しいヒロインだったw

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しかしこの凶暴な華の正体は、未練を残して死亡した槍投げ選手の兄「木倉昇」の幽霊が憑依した状態だった!

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華が右手に槍を持っている状態のときだけ華の身体の主導権を握ることができ、好き勝手にしていた。妹の乳房を男に揉ませるなんてひどい兄貴だなw

コツコツと練習を積みまだまだダメダメだが初の大会では、かつて昇も敗北した高校記録保持者で倒すべきライバルでの「蛇辺陸」が登場した。

しかもかつて昇がインターハイで優勝したら華と交際してもいいとか適当な約束までしていたし、昇モードの華に散々罵られても喜ぶ変態野郎。

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これが昇の未練の一つ。

槍投げを始めたばかりの宝児に対し、圧倒的な格上の敵。いい感じの少年漫画だなぁw

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1巻は物語の説明に比重を置いた展開だったが、面白い設定のキャラクターと王道的なスポコン展開に今後が楽しみだな!

個人的な評価
★★★★☆

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シスコンな兄と純粋に兄を慕う妹の愉快な日常…!?「りぶねす」 1巻 感想 

りぶねす(1) (講談社コミックス)
堂本 裕貴
講談社 (2014-11-17)


りぶねす 1巻の感想です。


高校二年生の主人公「甲斐堂哲郎」が通う学校に妹の「花純」が入学してくるところから物語は始まった。

世の中、一癖ある妹が登場する妹萌え作品が多い中、この物語の妹は純粋で素直に兄のことを慕うマジ天使な妹だった。

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高校生になっても兄のことを「お兄ちゃん」と呼び慕ってくれて、兄のことを全面的に信頼し、ナチュラルにドキッとさせるセリフを唐突に放つ。こんな娘のお兄ちゃんになりたいと心から思った。こんな理想の妹を持った主人公が羨ましい。

花純は男子生徒からモテるけど、それを許さない兄の暴走も面白かった。

妹のためなら凄まじいほどのポテンシャルを発揮する兄のシスコンっぷりにはドン引きだが、気持ちがわかるほど可愛い妹だった。こんな妹がいたら骨抜きにされるのも自然なことだ。

兄はそうでなくても普通にスペックが高い人物で、その兄より凄い人じゃないとときめかないと公言するシスコン兄貴の心境にも優しい妹で安心。

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そして天然で殺し文句を言ってくるからほんと可愛い。

年頃の女子高生なのに、兄が買ってくれた可愛いブラジャーをご機嫌で友達に自慢する純粋さには顔がにやけてしまう。このワンシーンだけでも兄への信頼がにじみ出ているね。羨ましい兄妹仲だ。兄が仕立てた服も喜んできているし。

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それでいて、一緒にお風呂に入ったり、一緒のベッドで寝たりすることはしないのがリアルで、この天使な妹の可愛さを引き立たせていると思うw

幼馴染みの女の子や友人との勉強会の話では、兄が他の子に優しくするのを見て頬を膨らませる幼さを見せこれまた可愛いかった。

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年齢的には女子高生だけど、ときたま見せる幼さにもクラっとくるわ。

スポーツの応援ではわざわざチアガールのコスプレまでして兄を応援していた。

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こんな子がこんな格好で応援してきたら逆に集中できないだろう。


ちょっぴり天然でお兄ちゃんのことが大好きな女子高生の妹の可愛さに読んでると顔がほころぶ物語だった。天使すぎる妹に疲弊した精神が癒されたw

個人的な評価
★★★★★

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[ 2014/11/17 22:02 ] りぶねす | TB(0) | コメント(0)

食戟のソーマ 95 『「旬」を巡る戦い』 感想 

食戟のソーマ 10 (ジャンプコミックス)
森崎 友紀 佐伯 俊
集英社 (2014-11-04)


食戟のソーマ 95話 感想です。


今週はセンターカラーでアニメの新情報もあった。

創真役の声優は今話題の声優の松岡君w 他の人はあまり知らない人だけど、えりな様はブリュンヒルデの寧子の人だ。

制作はJCだった。不安のある制作会社だけど、近年は安定してるから大丈夫かな…

さて漫画本編は静まり返った魚河岸で田所ちゃんと一緒にサンマを焼く創真のシーンから。普通の試食シーンだが、脱いだりコスプレしたりしない分リアルに美味しそうに見える。秋の味覚食べたい。アニメの放送時間によってはテロだなw

目利きの勝負は試合当日の朝だが、創真は5年前に城一郎に目利きには10年かかると言われていて今からじゃあ間に合わなかった。

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食材選びに関しては創真の敗北は絶対的な状態。

創真が一人打開策を考える中、葉山とリョウはそれぞれ取材を受けていたが、二人とも創真のことは眼中にはなくもはや二人だけの戦い状態になっていた。

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この二人にしては詰めが甘いように思う。創真はこれまで追い詰められても打開策を生み出してきたし、美作じゃないがリサーチ不足だろう。この慢心が二人の足をすくうことになるのか、創真が当日用意したサンマを見て手のひらを返すのか。

創真はふみ緒さんのバスで極星寮に帰る中、ふみ緒さんと田所ちゃんの会話の出てきた「時間」というキーワードから「腐りかけが一番美味い」という言葉を閃き何やら今回の打開策を見つけ出したようだった。まるでコナンのワンシーンのような閃きだった。

寮に戻るとさっそく創真は仲間を集めて当日旬を超えるサンマを手に入れるために手を貸してくれと頼んだのだった。試合の4、5日前に仕入れるということだから何かしらの方法で熟成させるんだろうね。

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次回は過程を飛ばして試合当日か、はたまた今回は前もって種明かしがあるのか、楽しみ。来週は土曜日発売だから注意しよう。



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[ 2014/11/17 00:00 ] 食戟のソーマ | TB(0) | コメント(2)

監督・水島精二、脚本・虚淵玄 オリジナルアニメ映画「楽園追放 -Expelled from Paradise-」 感想 

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アニプレックス (2014-12-10)
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ガンダム00の水島精二が監督をし、まどか☆マギカやFate/Zeroの虚淵玄が脚本を担当したオリジナル長編アニメ「楽園追放 -Expelled from Paradise-」をさっそく見てきた。

ネタバレなど気にせず、感想を書くので注意!


この作品は最近にわかに増えてきたフルCGアニメーション作品。その持ち味を活かすような映像で大興奮だった。あの無骨なロボットがあんなかっこよく見えるとかCGによる激しい動きの賜物だと思う。

世界感は人類が生身の肉体を捨て電脳世界(楽園)で生活をするようになった遠い未来(映画マトリックスみたいな感じ)。その電脳世界の映像美も見てて飽きない美しさ。監督は違うけど、昔デジモンのアニメを見たときのような衝撃を受けた。あの自体と違って今は島根にもパソコンがあるんだなと進化を感じたw


ストーリーは公式のイントロダクションでも見てくれればいいけど、簡単に説明すると生身の肉体を捨てた人類が住む電脳世界ディーヴぁにその強固な防衛プログラムを打ち破るハッキングを仕掛ける者が現れた。

上層部からそのハッキングの犯人を排除する任務を受けたのが主人公の少女「アンジェラ・バルザック」。

アンジェラは声優が釘宮さんだけあって、期待を裏切らないプライドの高いツンデレキャラだったw 久しぶりに釘宮病が再発しそう。

それに加えずっとあの際どい衣装のままだったから、アングルとかとても際どかったw 紳士向けとまではいかないけど、十分な萌えアニメw

アンジェラは犯人は捜すために、電脳世界から現実世界にやってきた。肉体はDNAのデータから作ったクローン体。アンジェラがせっかちだったため製造途中の16歳相当という未成熟な身体で任務を開始w

三木さんが声をやっているキャラ「ディンゴ」は、電脳世界での生活を拒んだあとは衰退していくだけの生身の人間の生き残りの協力員。

ディンゴは優秀だけど素行不良であるとう設定だったが、カッコいいおっさんキャラ。ポンコツでプライドが高いアンジェラの面倒を見て、協力員のはずなのにアンジェラより優秀な働きだった。アンジェラの任務にアンジェラはいらなかったとさえ思う。

二人はあっさりと犯人を見つけるが、犯人は自我を持ったAI「フロンティアセッター」で外宇宙に一緒に旅立ってくれる仲間を純粋に探していただけだった。

虚淵だしこのAIが本当に人類に友好的な存在なのかずっとハラハラしてたけど、まさか最後までいいやつだったとは驚いた。歌まで歌って人間に限りなく近かった。

この作品のテーマは、文明が衰退し環境は悪くても生身が良くてあえて不便な生活をしているディンゴたち数少ない人類と、電脳世界が最高と考えるアンジェラたちとの価値観の違いだと思った。

フロンティアセッターやディンゴの価値観に触れたアンジェラはディーヴァに帰還して上司にハッキング犯についての報告をするが、上司はAIを破壊しなかったことを責め、アンジェラは反抗し再任務で破壊することを拒否し拘束されてしまった。

最初ライバルを出し抜いてまで上司から評価され限りあるメモリーを貰おうと必死だったアンジェラが、こんな態度を見せたことに成長を感じたわ。いい大人が近くにいると成長が早いんだな。

出世欲が強かったのに上司からの命令を断固拒否したときはちょっと感動した。

それに今思えば、フロンティアセッターは人間と電子世界の住人の中間の存在で、アンジェラへの影響力も強かったんだろう。

ディーヴァ運営はフロンティアセッターを破壊すべく刺客を大量に送り込み、フロンティアセッターはアンジェラを救助してさらに最新鋭のロボットと持っていけるだけの武装を強奪して、裏切りのアンジェラVSディーヴァの刺客というロボット対決が始まった。

このバトルもすごい良かった。色んな武装を盗んできたから次々と武器を換えて刺客を駆逐していくところと、コックピットのアングルとか。

アンジェラとディンゴは無事フロンティアセッターを守り切り人間の志願者は現れなかったが自我を持ったフロンティアセッターは無事ロケットで脱出し外宇宙へ旅立ったのだった。ちなみに、外宇宙とか言うとガンダム00みたいだと思った。ファングみたいな攻撃もあったし。

ディンゴあそこまで有能でアンジェラの良きサポーターだったのに死なないとは思わなかった。ロックオンストラトスは死亡したのにこんな良いキャラが死なないとは意外。

それに撃墜された敵の刺客のパイロットが無事脱出しているシーンまである生存っぷり。敵もクローン体であるという予防線まで貼っていたのに。

アンジェラはクローン体だけど生身の身体でディンゴと共に地上での生活を始め完全なるハッピーエンドだった。

今回の映画は虚淵さんが綺麗すぎる。毒気がまったくないじゃん。

最後に上司がエリートだったはずのアンジェラが地上の人間によって価値観が変わって地上生活者になってしまったことを危惧して何かアクションを取ろうとしていたから、スピンオフとかあるかもね。


王道的なSF感動系アニメだった。虚淵さんの闇の部分を見たかった人にとっては大不評なんじゃないかと思う。もう綺麗にまとまりすぎているw

最近のアニメは良くも悪くも捻りのあるアニメばかりだから、逆にここまで真っ直ぐなアニメは久しぶりに堪能した気がする。

円盤の購入はどうしようかな。



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[ 2014/11/15 15:48 ] 雑記 | TB(1) | コメント(0)

サービスカットが豊富…!?「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」 8巻 感想 



アニメのPV第二弾を見てシュールなシーンがなかったからだいぶ安心したw 吹雪が主人公だけど、アンソロにでまったく活躍がない。


艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編 8巻 感想です。

まずは、夜戦に備えて仮眠を取る夕雲型のお着替えシーンがあった。

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第六駆逐隊も好きだけど、こいつらもまぁまぁ好き。ちょっと前にお菓子のパッケージになった絵も良かった。


地味な名取がイメチェンのためブルマ姿になったのは似合っていてた。艦娘の制服でブルマがあってもいいのにね。

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名取や長良ははたしてアニメに登場することができるのだろうか…

満潮がこっそり飼っていた猫の名前が「シレイカン」で可愛かったw

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駆逐艦が可愛いエピソードはどれもいいね。

昔からの鉄板の赤城の食いしん坊ネタもあり。

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この作者の絵柄の柔らかさで、赤城さんが食いしん坊だと余計可愛く感じた。

潜水艦娘は本当に活躍の場が少ないと思う…

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新実装海域で一瞬活躍したがクリアしてしまえばまたオリョクルの日々だ。もっと汎用性があってくれればいいのにw

まぁアニメで活躍してくれることを祈ろうw

個人的な評価
★★★★☆



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現実なのか妄想や空想の類なのかわからない…!?「第七女子会彷徨」 8巻 感想 

第七女子会彷徨 8 (リュウコミックス)
つばな
徳間書店 (2014-11-13)


文化庁メディア芸術祭、審査委員会推薦作品らしい。これがどれだけすごいのかわからないけど。


第七女子会彷徨 8巻 感想です。

突っ込みどころだかけなのに、あえてそれを放置して淡々とストーリーが続くのが面白かった。あまりにもスルーでそれが普通なのかと思えてくるw

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だから遅れてやってくる突っ込みが余計面白いし、シュールw

空想なのか現実なのかあいまいに描き、実は現実だったという演出も毎度ながら上手い。

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人間が地球から養分を得て生きているように、星が人間から養分を吸う惑星に連れ去られた高木さんの話もそんな中編エピソードだった。

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ここで出会った同い年くらいの女子高生と一緒に地球への帰還を目指すが、星が高木さんの抵抗心を削ぐために見せる幻覚が、心を折るような安心感で怖かった。地球帰還成功と思ったら幻覚だったとかエグイ。しかも唐突だけどこの作品ならありそうな唐突感だから困るw

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そしてオチもエグい感じだったが、全体としては感動系でまとまっており雰囲気のいい物語だった。設定も良かったな。

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今回は特殊道具系エピソードはなかったが、独特の世界感の物語は今回も面白かった。

個人的な評価
★★★★☆



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一ヵ月置きに記憶がリセットされる元女流プロの全国旅…!?「盤上の詰みと罰」 1巻 感想 



盤上の詰みと罰 1巻 感想です。

17歳にして将棋で六冠を達成した女流プロの「霧島都」は、ある対局をきっかけに記憶が一ヵ月ごとにリセットされるようになってしまいプロを引退。それから5年の歳月が経ち、59回目の記憶リセットが起きたところから物語は始まった。

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都の記憶リセットがリセットされる発端となった対局は野良将棋で対戦相手は不明。だから都は自分をこんな状態にした対戦相手ともう一度対局するために、恋にも似た気持ちで5年間何度も記録をリセットしながら日本中旅をしてずっと探していたのだった。

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実年齢は22歳だけど心は17歳のままだし、服装も学校の制服姿だからすごく瑞々しい“少女”のような主人公だった。

将棋を指すことが本当に好きで、目を輝かせる姿は17歳よりも幼く見えるw

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記憶を失うハンデを背負っていても、一ヵ月かけて全国を旅しながらそこで出会った人たちと将棋を指し、その将棋を通してその人と対話するドラマチックな物語展開だった。

5年間ずっと都に憧れる少年との出会いは、都にとっては「初めまして」だけど、少年にとっては何度も出会って対局した関係。

記憶をまた失ってしまうことはわかっていても、それでも覚えていて貰おうと必至で挑む少年の憧れと恋心が微笑ましかったw

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旅先では現役時のライバルであり友人でもあった「屋久杉歩」とも再会。

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ライバルとは言え歩より都の方が圧倒的に強く、歩はそのことに劣等感を感じていたかに見えたが、挑みたい目標兼ライバルであり同じ世界を生きる友であった都を失った彼女の本心はもっと別の感情で、これが残された者の悲しみなんだなと思った… 都は包容力のあるお姉さんタイプだったんだな…

旅は続き、ここまで都は出会った人との対局で元女流プロとして大人な対応をしてきたが、大阪で出会った「高月社」は舐めプが通じない相手であった。

初戦で試すような舐めプをした都に呆れ一度対局を流し、再試合では都も舐めプを侘びて本気の試合。

本気の都は優雅なお姉さんキャラから一転し視線だけで人を○せるよな表情で、対戦相手に心臓を抉り取られるような印象を与えるくらい凶暴だったw 視線がクール。

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こんな都が負けた上に記憶障害になるほどショックを受けた相手ってのが本気で気になるわ。


将棋をコミュニケーションツールとして旅先で出会う人たちと紡ぐほんわかとした物語があったと思えば、ガチバトルがあったりと緩急の付いたストーリーで面白かった。


ちなみに将棋のルールは知らなくても読める。どちらかと言えばルールより戦法の方を知っていた方がより楽しめるかもしれない。

個人的な評価
★★★★☆



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食戟のソーマ 94 「旬をつかむ」 感想 

食戟のソーマ 10 (ジャンプコミックス)
森崎 友紀 佐伯 俊
集英社 (2014-11-04)


食戟のソーマ 94話 感想です。

創真は田所ちゃんと二人で一緒に河岸にやってきていた。現場の空気にはしゃぐ田所ちゃんが可愛い。この二人のデートスポットとしてはこういう所がいいのかもねw

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ここで河岸常連のリョウと付添のアリスとばったり遭遇し、サンマの目利き対決が図らずとも勃発してしまった。

サンマはただ単に新鮮な物を選べばいいというわけではなく、ある程度時間が経って旨味成分が生成されて熟成されたものがいいそうだ。アリスの秘書だけあってリョウも科学方面に詳しいんだな。

創真はさっそくサンマを選び「この店一番のサンマだ」と自信を見せたが、リョウはそれを否定し、別のサンマを選んだのだった。

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今日のリョウはバンダナをしてなくても静かな闘志が感じられる。バンダナ状態の凶暴性がにじみ出ているようだ。

二人が選んだサンマは刺身にしてどちらが美味しいか田所ちゃんが判定することになったが、勝者はリョウ。

違いは「硬直指数」と「身の強度」で、水揚げされをサンマの生き締めしたした人間の技術や運ばれる際の氷の量などが重要だそうだ。

それをリョウは野生の本能で探り当てることができる強みを持っていた。葉山が鼻なら、リョウは野生の本能ということか。

半端な目利きをした創真にも喧嘩腰で、これで決勝の相手全員とそれぞれ因縁ができたというわけだ。

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ちなみに葉山も二人が来る前にサンマを買いに来ていたらしく、今回の対決は質の高いサンマの選択から勝負が始まっていたw

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旬の時期の食材は質と美味さが跳ね上がるため、一番の素材を掴めなければその時点で大きな差がつくそうだ。

これまでの創真はスーパーで食材を買ったりして、低品質な食材でもアイデアと技術でここまで生き抜いてきた感がある。

だからここに来て目利き力で勝る二人が相手の対決になってしまって大ピンチだね。創真の弱点でもあると思う。

創真の編入時のあいさつのうぬぼれが浮き彫りになってきたようにも思う。



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[ 2014/11/10 00:40 ] 食戟のソーマ | TB(0) | コメント(2)

ナルト最終回にあたって 

ナルトが15年の歴史に幕を閉じた。最終回はなんとオールカラーで、アフターストーリーが描かれていた。

ナルトが無事火影になった姿を見て、まるで我が子の成長を見守ったような気持ちになり涙してしまった。

俺が初めてナルトと出会ったのは中学生くらいの時だっただろうか。

ジャンプを初めて買ったのもそれくらい。残念ながら1話からは追っていない。当時を正確に思いだすのは難しいけど、計算的には中忍試験のときくらいかな。

あのときはまだ影分身だけで螺旋丸もなかったんだよなぁ…

一緒に連載していたのはワンピース、シャーマンキング、ヒカルの碁、ジョジョ6部、ブラックキャット、ボーボボとかだったように思う。ブリーチはまだ連載してなかったんだよね。

ここまでの人生ナルトと共に成長してきた気がする。ナルトはちゃんと修行して強さと技を身に付け、見た目の成長するいい物語だった。

こうやってジャンプから読む漫画が減っていくのはすごく悲しい。ワンピースも早く終われという気持ちと終わるなという気持ちが両立してるんだよな。

ナルトの作者の岸本先生には感謝だ。

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[ 2014/11/09 21:43 ] 雑記 | TB(0) | コメント(2)

勝てば母と再会できる…!?「はねバド!」 4巻 感想 

はねバド!(4) (アフタヌーンKC)
濱田 浩輔
講談社 (2014-11-07)


はねバド! 4巻 感想です。

表紙に描かれているような鋭角なユニフォームを着てバドの試合に出場しているJKなんていないから!


綾乃VS薫子の試合の続きからスタート。

綾乃に勝つためにゲスくても戦略を練って絶え間ない練習も積んできたのに天才バドミントン少女の綾乃の前には敗北。

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薫子のこれまでの努力を知っている仲間たちは想いの籠った応援を送り勝利を願うが、薫子は圧倒的な差を付けられ大破い。努力じゃ天才には敵わないという惨い事実が描かれた試合だった。こりゃ少年ジャンプじゃ連載できんわな。

隙を突いた一撃を放つことはできたがそれも届かなければ意味がないんだよな。これがあっただけマシだけど。

倒れ込む敗者を見下ろす綾乃の目がクールすぎ。

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綾乃の試合を見ていた謎の外人のじいさんは、綾乃が試合中に勝ちたいと思ったことがよくなかった酷評してきて、まるで不審者だった。

だけどこのじいさんは業界ではすごい人で綾乃を五輪の選手に育てるべく勧誘しに来ていた。しかも綾乃が逢いたがってる母親に逢わせるという餌も持って。

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この誘いにほいほいと乗った綾乃はバドミントンの練習施設に連れて行かれ、そこで中国人の同年代の少女と試合をすることになった。

この少女は綾乃の母親が育てた選手で、母親にして綾乃は負けるとドヤ顔で宣言するくらい強い選手だったw

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母親と面会する条件はこの少女に勝つこと。こうして試合が始まった。

母からの刺客との試合では珍しく綾乃の方が劣勢に立たされ、母と会うとめ号泣しながらも勝つことを諦めない姿に感極まった…

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じーさんは綾乃は勝とうと思ったらダメとか言っておいて、この仕打ちはひどいと思うw

そしてまさかの試合結果。ていうか相手の中国人は世界ランク1位の選手かよw これまで学校の部活動でしか練習してなかった綾乃に大人げない相手をぶつけてきたなぁ。

綾乃はこの施設で本格的な練習を積むか、学校の部活に戻るか選択を迫られ部活の仲間と全国大会へ行く道を選んだのだった。母は待っていてくれるからと。

こうして物語は再び青春部活動ものに戻るようだ。ライバル校の選手たちの背景もきちんと掘り下げられていているから、試合するのが楽しみになるね。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/08 00:54 ] はねバド! | TB(0) | コメント(0)

敵より先に暗号解読をできるのか…!?「ダーウィンズゲーム」 5巻 感想 



ダーウィンズゲーム 5巻 感想です。

「宝探し編」もクライマックスで、主人公たちと敵クラン「エイス」との全面抗争が始まった。水使いの双子の兄妹も仲間に加わりいよいよ作戦決行。

キーアイテムのダイヤのリングは例の刑事がラッキーパンチで入手してここに来て物語の矢表に立つことになったが、案外あっさり物語の主軸から離れてしまった。特殊能力のお披露目はあったからこいつは今後のキャラのようだね。

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「花屋」は引き続きホテルに籠城してエイスの雑魚たちと幹部の相手をしていた。だが幹部の戦闘力が強いのと、植物使いに対して炎使いという最悪の相性のバトル。

病気の娘が…と語り始めた上に、一人ホテルに残るとか完全に死亡フラグだった。

でも息を引き取りながら警戒すべき幹部二人をまとめて葬ったのは花のある最期だったな。花屋だけに。

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レインはダイヤ以外の暗号から何かがある場所を割り出し、向かうがそこにはすでにエイスの一団が蔓延っていた。

敵のリーダーは頭のいいキャラみたいだけど、だったら常識的に考えてこんなチンピラまがいのことしないよな。IQ高すぎて逆に精神がおかしい人なんだろうか。

そう思わせるくらい敵は非道で、13歳のJCのレインの腕をいきなり折って拷問し情報を得ようとしてきた。女に口を割らせるには…とも言ってるしロリコンの気もあるかもしれない。

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遅れてやってきたカナメたちによりレインは拘束から逃れることができたが、思いっきり真正面から敵クランとの全面抗争へと発展していった。

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個人の質VS数の暴力バトルは無双状態になっていいね。

カナメたちが戦っている間にレインは暗号解読に集中し、敵よりも早く解読に成功してカナメはそこに隠されていたらしい鍵を入手したのだった。

これを材料にピンチに陥っている自分たちの命の保証を要求するが、どう見ても敵がそれを飲む必要がないんだよね。

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物を持って来ちゃったら数の暴力で無理やり強奪されるし、現在人質取られているじゃん。そもそもこの鍵が本当に隠されていたものなのかなど敵にとっては明らかに情報不足だ。

主人公は奪われるより先に破壊してしまえば皆で心中できるとでも考えているとか?また、複製能力の有効性など気になることもある。

だからこんな微妙な取引はただのブラフで真の狙いは別にあるのだろう。ここまで主人公たちも人命含む痛手を追っているし爽快な勝利をもぎ取って欲しいな。

決着の時に向けて動き出した主人公一味の作戦と狙いが気になる展開だった。次回策士なところを見せてほしいw

個人的な評価
★★★★☆



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完全に正気を失った礼弥のために千紘が捨て身の行動に…!? 物語完結!!「さんかれあ」 11巻 感想 

さんかれあ(11)<完> (講談社コミックス)
はっとり みつる
講談社 (2014-11-07)


ついにやってきた さんかれあ 11巻 最終回!

終末期の入り完全に自我を失いただ闇雲に生物を襲うようになってしまった礼弥。

それでも礼弥を諦めない千紘の最後の活躍が熱かった。

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自分の味を感じれば正気を取り戻すのではと考え、あえて自分を襲わせようとする千紘だが、すでに礼弥にとって千紘も生物の一つとしか感じなくなっており先に鳥を襲ったり、礼弥にとって千紘が特別な存在ではなくなってしまっていたのがむしょうに悲しかった…

だが、千紘は礼弥とキスするかのように無理やり(?)唇を食べてもい、その味で礼弥は正気を取り戻し動物園に行ったりデートを楽しんだ。

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なかなかロマンチックな展開だと思ったらこの夢のようなデートは妄想落ちで、千紘はガッツリ礼弥に食べられてしまっていた。

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ダークな作品ながらゾンビ萌え要素でマイルドさを出していたのに、最終回でゾンビの怖さが前面に出てきて最後の最後で天秤がこっちに傾いちゃったかという感じw

と思っていたら、千紘は生存していた!

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心臓だけピンポイントで食べられたことで、肉体は無事でしかも祖父と同じゾンビ化の後遺症のおかげで助かったらしい。しかも礼弥は千紘の心臓のおかげで記憶も正気も肉体の鮮度も保てるようなっていた。

こんなブラックジョークをかますなんてやっぱりダークな作品で間違ってなかったなw

まぁでも愛猫やじーちゃんなどメインキャラの死亡もあったから完全なハッピーエンドではなく、よくぞ辿りついたと評価できるベターエンドだ。ゾンビっ娘の可愛さと怖さを同時に表現した上手い終わり方だった。


巻末にはスピンオフで物語のその後のエピソードが収録されていた。

パラレルワードらしいから、正しい意味でのその後ではないけど、たぶん千紘たち主要人物が天寿を全うした未来が舞台で、まだ存在しているゾンビの礼弥が都市伝説化した世界の物語だった。

パラレルワールドとは言え、礼弥が笑顔で良かった。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/07 23:14 ] さんかれあ | TB(0) | コメント(2)

予想外の赤外線センサーに男子たちは…!?「監獄学園」 15巻 感想 

監獄学園(15) (ヤンマガKCスペシャル)
平本 アキラ
講談社 (2014-11-06)


監獄学園 15巻 感想です。


脱獄決行の日が差し迫ってきてピリピリとした空気は漂っているのに、それなのに今回もエロくて馬鹿馬鹿しい展開の目白押しだった。


姉とキヨシの関係を完全に誤解している千代ちゃんは、キヨシに自らのおっぱいを揉ませてあげると冷静さを欠いた提案をしてきたのだった。

その提案を受け、キヨシはどうおっぱい揉めば紳士的かとか、次回に繋がるかとか、本当揉んでいいのかとか、変態的なことを淡々と真面目に思考するシーンがなんと20ページ近くに渡り描かれていて笑えたww

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こんなくだらないことに、こんなページ数を使うやり方が面白過ぎるわw

<物語>シリーズの阿良々木君みたいだな。

千代がキヨシの助けを借りて姉に悩みを打ち明けるシーンでも真面目なシーンのはずなのに、嫌らしい意味での羞恥プレイになってたし、どんな空気をも破壊するギャグとエロが面白い。

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決めシーンでは万里がドヤ顔でセリフを噛んで恥ずかしいセリフを言ってしまっていた。

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一切の照れ描写もなく、再びドヤ顔で正しいセリフを言い直す辺り、万里もすっかり男子たちに毒されていると思うw キャラの扱い的な意味で。

脱獄に使うペットボトルロケットを渡す重要な役目を担うガクトらは相変わらずゴミの製作に励んでいて悪い意味でブレがなかったw

こいつらいざ役割を果たしてくれるまで信用できないから鬱陶しいわw

だが今回は生徒会が警戒して取り付けた赤外線センサーを、策を巡らし突破して無事にペットボトルロケットを渡すことができて、久しぶりに初期のころの脱獄エピソードを彷彿とさせる活躍だった。

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男子達が独りよがりしているゴミは生徒会によってきちんとゴミとして処理され清々とした気分だったw

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ウザいのに重要ポジションにいるからな男子たち。

今回、監獄にいるキヨシや万里を助ける男子生徒以外の何ものかが登場した。まぁ既存キャラではあるんだろうけど一体誰なんだろう。アンドレの副会長への想いを知っていてい、なおかつケイトの嫌いな食べ物も知っている人。もしかして普通に裏切り者か?

ケイトは花を疑うがどうやら違うみたいだし。

でもケイトが覗き見た花のケータイにはキヨシとのキス写真とかが保存されたままだった。花消さずに保存していたw

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ハートとか文字でデコレーションまでして乙女みたいだった。花は何を思ってこんな写真を保存しているのか心中が気になるな。

次回はついに脱獄当日のエピソードのようだ。これまでの集大成をに期待が高まる!

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/06 21:36 ] 監獄学園 | TB(0) | コメント(0)

名誉のためにタクミが戦う…!?「食戟のソーマ」 10巻 感想 

食戟のソーマ 10 (ジャンプコミックス)
森崎 友紀 佐伯 俊
集英社 (2014-11-04)


アニメの放送楽しみだね。


葉山と秘書子の勝負は順当に葉山が秘書子の丸裸にして勝ち。

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アニメでもこういうシーンを期待するぜ!


次なる対戦は創真との戦いを望むタクミと謎多きキャラ美作昴!

この美作が料理人としても人間としても最低のクズ野郎で、タクミの包丁と弟と侮辱し、それをきっかけに秋の選抜の試合ながら食戟をすることになったのだった。

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人様の包丁にガムを吐き捨てるとか料理人以前の問題だよな!

この最低野郎にイタリアの男として手袋を投げつけ正式に決闘を申し込むタクミ。怒りのオーラが伝わってくる非常に絵になる描写だ。

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だが美作は伊達に口が悪いわけではなく、キャラに反してやっかいなスキルの持ち主だった。

美作のやり方は、徹底的にターゲットをストーキングして本番で作る料理を完璧にトレース、さらにそこにワンアイデア盛り込み相手の上を行って勝利をするという後出しジャンケンのようなタチが悪いにもほどがある相手。もはや犯罪だよな。

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ここまでクズなのに器用に調理をこなし、コピーして完璧な料理を完成させる美作のゲスさが非常にムカつく展開で、苦戦するタクミを心から応援したくなる戦いだった。美作の表情とか態度の全てがムカつく!

完璧な模倣をされた上にさらなる工夫もされているからこのままじゃ絶対に負けるという中、現場の経験があるタクミが土壇場で予定になかった工夫をするシーンはかっこよかった。

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タクミのアドリブな挑戦に手に汗握ってしまう!

だがタクミが土壇場で予定外の工夫をしてくることさえも美作の想定の範囲内だった…

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タクミがうまく自分の手のひらで踊ってくれて大笑いをする美作にはあらゆる負の感情が爆発しそうだ。ああ腹立たしい!

遺憾ながらタクミは敗北。こんなときこそえりな様のような私情の絡んだジャッジをして欲しくなるわ…

結果、弟の名誉は傷つけられたままでなおかつ大切な包丁も奪われてしまった。

仇を討つのは次の対戦相手の創真だ。模倣犯相手に創真がどう戦うのかが見所だ。

次の戦いの前に、対美作戦に向けて料理の試作をする創真が味見役に選んだえりな様の子供っぽいシーンが多く描かれたエピソードが最後に収録されていて、ちょっとした息抜き回になっていたw

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/04 21:21 ] 食戟のソーマ | TB(0) | コメント(2)

ヒーローたちの反撃開始!?物語もクライマックス!!「γ─ガンマ─」 5巻 感想 



γ─ガンマ─ 第5巻早くも最終回。でも打ち切りではないようだ。


最終決戦を前にヒカリとミユキは正式に百合カップルになっていたw 共に第一線で活躍する戦士だし、この戦いが終わったらってならいのが安心だ。

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決戦は敵幹部らとそれぞれ因縁のあるヒーローとで本気のバトル。これまでたうさん積み上げてきた伏線や前振りがやっと消化される激熱な王道バトルだった。シナリオはダークファンタジーだけどバトルは超王道!

それぞれ仇打ちの相手と戦うってのがいいね。

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敵はゲスらしく隊長の遺体を怪人化させヒーローたちを襲わせるという非人道的な手を使ってきたりもしたが、それでもヒーローとしての覚悟が勝り、ゲスさにくじけないのが良かった。ヒーローはこうでなくっちゃって感じw

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恋人同士共に戦うヒカリとミユキの愛の力は偉大で、敵が想定以上に強く勝てない場面でディープキスを交わしこれまた王道に合体技で敵を撃破w

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この場面で女同士ってのがシュールでいいわw

ラスボス榊の相手をするのはユリと総隊長のマリーナ。この二人もほぼカップルだな。

一時的にリリィキュアルの力を取り戻したユリは瀕死の重傷を負った隊長をディープキスにて治療。

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これまでセリフの中だけの存在だった伝説のヒーローリリィキュアルのすごさの片鱗が最後の最後で描かれるのも最終回らしいね…

ここまで強化された榊にまともなダメージを与えられるリリィキュアルすごかったんだな。

だが榊と最も因縁があるのはやっぱりフレイムベイン!

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王道だけど、恩人の仇打ちのシーンはかなり熱いわ! 敵に利用される立場だったフレイムベインが、敵の思惑を越えた強さを手にして渾身の一撃をお見舞いする、この作品随一の名シーンだったと思うw

こうしてヒーローたちは敵を全滅させ、正義は最後に勝つことを証明したのだった。闇が一気に晴れる展開だね。

あとはもうハッピーな後日譚。追い打ちをかける百合シーンにその後のヒーローたち。爽やかな(?)日常だった。


最終巻だけあって本編以外でもサービスカットも豊富だった。ラストの巻で完全にシリアスムードなのに扉絵でいきなり描かれているから笑ってしまうw

SQ.とは言え少年誌で男要素を排除しここまで堂々としたガチ百合描写を描いたのは挑戦的で評価できるね。

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次の作品もこっち系は強めでお願いしたい。桜Trickに負けるな!

ヒーローが活躍する王道バトルものでありながら、時には正義が悪に屈したりするダークファンタジーな面も強く、少年の頃憧れたようなカッコいいヒーローの活躍や、ダークなシナリオ、百合描写など色んな要素を楽しませてもらった。


あとがきで作者がオマージュとパロディ、パクリの話をしていて、作者的にはオマージュした話がパクリだと非難されて不満があるっぽいけど、難しいよね。

個人的にはオマージュに失敗するとパクリになるんだと思う。だが、失敗の定義の判断がまた難しい。結局は多数決になってしまうのかも。

ちなみにこの物語に登場するヒーローの名前はきっちりオマージュになっていると思う。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2014/11/04 20:34 ] γ-ガンマ- | TB(0) | コメント(2)

西尾維新原作 ジャンプSQ. 掲載読切「RKD-EK9」&「何までなら殺せる?」 感想 

西尾維新原作の読切企画の第1段と第3段。

両作品ともジャンプSQ.に合わせてか、対象年齢は高めな内容でよく「世にも見奇妙な物語」でありそうな物語だった。どちらも邪道な展開w

それぞれレビューしていく。

RKD-EK9

漫画は小畑健。少年ジャンプでお馴染みバクマン。やデスノート、ヒカルの碁などで漫画を担当していた人だ。ラルΩグラド?いえ、知らない子ですね。

個人的にはこの二人の作風と絵柄はかなりマッチしていると思う。

科学的に「天国」の存在が証明され、同時に「天国」へ行く方法も判明した世界が舞台の物語だった。

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この時点でかなり世にも~っぽいよねw 出だしでとても惹きつけられる。

天国へ行くには善行ポイントを一定数集めなきゃならないが、人間の生涯の平均ではその1割程度にしか到達できず、実際ここ50年は誰も天国にいけていなかった。

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主人公の「剣林」はこんな世界でどうにか天国へ行こうと日々の生活を送っていた。

そして天国の存在を証明した博士の娘の協力を得て、剣林は天国に行ける薬の開発に成功した。これがタイトルの「RKD-EK9」。

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動物実験では成功しているためさっそく試そうとする剣林。しかしこの薬は猛毒で天国への片道切符だった。

それでも天国という素晴らしい場所に行けるなら、現世のような二軍に留まる必要はないと喜んで自殺しようとする主人公の歪み様が面白い作品だった。狂気じみてる。

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止めるヒロインに「何言ってんだ? 天国行けるなら慌てて自殺だろ フツー」ってセリフのセンスが良いが、主人公どれだけ現世に絶望してんだか。

博士の娘の方が異常なキャラと見せかけ、本当に異常だったのは主人公だったというわけか。

主人公は無事自殺に成功して天国へ辿りついたが、50年誰もやってこなかった天国はすでに廃園していたというなかなかのオチ…

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自殺した愚かな主人公は新たに開園する「地獄」に行くしか道はなく、特に理由もなく安易に自殺した者にとっては相応しい場所という秀逸さ。地獄の河原で石でも積むのかなw

短いページでここまで邪道さが詰め込まれているとは思わんかったわ。「世にも~」好きだし、そんな雰囲気を纏う作品で大変満足!

続いて、

「何までなら殺せる?」

漫画は池田晃久。ロザリオとバンパイアの作者だ。このロザバンは初期と最後の方とでは画力の違いに驚くね。相当がんばったんだろう。今は画力のある作家一人だと思う。

この作品は出だしから猟奇的な作品でヤンデレホラーだった。

幼少時に主人公に「何までなら殺せる?」と質問してきたヒロイン。

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その質問の意図は蚊なら殺せるけど、カエルは?ネズミは?ひよこは?と高等な動物になるにつれ殺すことに罪悪感を覚えてできなくなるということだった。

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そしてそのヒロインは幼少時の段階で、犬までなら殺せると笑顔で答える怖さ満点で主人公が距離を置いたのも納得な少女だった。

最初から猟奇的な匂いを漂わせ始まった物語は、コップ一杯に水を満たして運ぶような緊張感のあるシナリオで、幼少期から10年後に再び主人公の前に現れたヒロインは犬を死体を持っていた。

主人公は幼少期の話をあの話を思い出すが、この犬の死体はペットが天寿を全うしたため埋葬するために運んでいる途中だった。それでもギリギリの危うさを感じる不発弾のようなヒロイン。

ヒロインは生前苦しんでいた犬を殺して楽にしてあげることができなかったことを悔いていて、狂っている精神はそのまま。

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安楽死という選択肢は過るかもしれないけど、言い方が悪すぎる。

十年間の犬との思い出を語る普通のヒロインで少し安心しかけたが、好きだった主人公が今は落ちぶれて人生に絶望していると知ると、スコップで後ろからグシャっといっちゃった…

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何までなら殺せるの問いに人間は無理でも犬は可能と考えた幼少時の考えを改め、犬より低い場所に人間がいたことを認識した猟奇的なヒロインの物語だった…

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こっちも邪道だが、またテイストの違う邪道さ。ヤンデレ成分の怖さが良かった。


ジャンプSQ.12月号に掲載された西尾維新の読切はどちらもブラックで邪道な作品だった。こういう系統の作品を少年ジャンプで読みたいと思った。

他の掲載誌でもそれに合わせた作風になるのだろうかね。読んでみたいけど、全雑誌追うのは大変だ。



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[ 2014/11/03 19:07 ] 雑記 | TB(0) | コメント(0)

「巨大戦艦大和展」行ってきた感想 

日本某所で開催中の 巨大戦艦大和展 に行ってきました。

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写真撮影は一部の資料を除いてすべてOKで良かった!

展示されていたのはパネル資料や当時の現物の資料、サルベージ品、模型など豊富で、俺のような素人でも分かりやすく大和について解説されていた。

大和が作られた歴史的背景や、活躍から最期、他の軍艦との関係、どうやって作ったかなど事細かく解説されていた。

艦これの知識でもあるとないとでは大違いで知ってる名前の戦艦があると、理解の助けになった。

それに関係して大和以外の日本の軍艦の資料も展示してあった。

初期の空母赤城の三段式甲板の写真。

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初めて見たわ。

軍艦の模型。

翔鶴

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これは伊勢だっけ?日向だっけ?

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でも見覚えのある飛行甲板がついていた。盾ではないんだよね。

皆が大好き空母赤城。

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扶桑

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艦橋のアンバランスさ。

大和の内装の図面。昔CADなんてなかったのによくこんな大きな図面を描けたものだ。

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ちなみに当時アメリカと戦っていたのに、アメリカの文字であるアルファベットは日本でも使われていたんだね。図面で丸みを表わすときに使う「R」も英単語の略なのに。確か野球の単語は日本語化されたんだよな?

再現された艦橋。映像で主砲が映っていて良かった。

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46センチ主砲をどうやって作ったかというのも興味深かった。

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海外から工作機械と取り寄せて大変だったんだね。しかも当時の機械って最近まで使われていたのかよ…

考えて見ればあんたでかい筒を作るのは当時じゃ大変だったろう。

巨大ナットとレンチ。

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Mいくらだよ…

機銃の模型。

機銃でもでかいな。これで爆撃機とか落としていたのか。

大和の先端についてるやつの実物大。映画で実際に使われたものらしい。

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まぁでかかったわ。

1/35の模型もでかかった。

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一緒に撮るとこんな感じ。

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これを見てまた軍艦の模型作りたくなったけど金剛でかなり苦戦したからしばらくはガンプラで我慢だな…


巨大戦艦大和展、大変楽しい展示イベントだった。

とても勉強になったし、日本の技術のすごさを存分に感じた。今の平和な時代にも一部大和の技術が使われているのはうれしいね。新幹線もそうらしい。

いつか広島の呉にある大和ミュージアムにも行ってみたい。



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[ 2014/11/02 21:00 ] 雑記 | TB(0) | コメント(0)

【週刊少年ジャンプ】西尾維新×暁月あきら 新作読切 「娘入り箱」 感想 

うれしいね~。再び少年ジャンプでめだかボックスコンビの西尾維新と暁月あきらの作品が読めるなんて!そしてまたこうして感想を書ける日が来るなんてw

今回の読切のタイトルは「娘入り箱」。めだかボックスでも箱はキーワードになっていし、また箱というのは狙っているのだろうかねw

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今回の読切の主人公は『不良はたまにいいことしたら評価が上がるからズルい』という意見に対して『いいことしねーから不良なんだ』という考えを持つ不良青年「兵太郎」。

冒頭から西尾維新らしい斜め上からの切り口のキャラの登場だった。ごく○んのような世界はありえないということだね。

そんな兵太郎はある日道端で、段ボール箱に入れられて捨てられいる少女を拾って保護したのだった。なるほど。不良だw

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一人暮らしをするアパートに連れて帰ったが、女児に着せる服がない。しかし気付けば幼女が入っていた段ボールに新品の服や下着が出現していた。

そして言葉も喋れない幼女はとりあえず「ハコ」という名前が付いたのだった。こうして始まる不良と幼女の同居生活。無垢な幼女と不良が一緒にいるって構図はいいよね。殺生丸とりんみたいな感じで。

身なりを整えると確かに将来有望な可愛い幼女。少年ジャンプで掲載するには危険な香りがするほど可愛い幼女だった。

ハコが入っていた段ボールは他にも望めば次々と欲しい物が出現し、まるでドラえもんの取り寄せバッグみたいだった。水に食糧、生活必需品などなど手に入る万能の箱。段ボールサイズなら何でもOKみたいだっただ… いくらでも悪用可能ってことね…

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ハコも片言ながら日本語を喋るようになりハコの説明をしていて、ハンター×ハンターのナニカのように可愛いじゃん。ていうか存在が被るわw

平和な兵太郎とハコの生活は7日目に入り、実は高度な科学文明を持った宇宙人であったハコを利用しようとするクビムラと一団が訪ねてきたのだった。

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悪いようにはしないというが悪いようにしそうなクビムラに兵太郎はハコを逃がすことにした。

やってきた突然の別れ。何でも送ってくる段ボールはこちらから送ることも可能で、兵太郎は段ボールでハコを親元に送ることにしたのだった。

一週間ですっかり兵太郎に懐いてしまったハコは「すき すき」と泣きながら別れを拒んで駄々をこね、この別れのシーンが一番可愛いかったな。

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ハコがいないとわかるとクビムラはあっさり撤退してしまった。

去り際のクビムラに、不良がたまにいいことしたら評価が上がるのはムカつくか?と聞いた兵太郎。クビムラはいいことした奴が評価されるのは当たり前だからムカつかないと応えていた。

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ちなみに俺はムカつく派だけど、“過剰に”評価されるのが許せないんだよね…

そして一年後。成長の早い宇宙人のハコは大人になった姿で結婚するために再び兵太郎の所にやってきてハッピーエンド。

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西尾維新にしてはかなり王道の物語だったと思う。短いページ数でうまくまとまっているし。

主題は「不良がたまにいいことしたら評価される」って話だろうかね。兵太郎は不良で冒頭のような持論を持つにも関わらず今回良いことをして、物語的には評価されるだろう。

だけど、クビムラの最後のセリフにどんなメッセージが込められているかはよくわからなかった。兵太郎にとっての敵があっけらかんと兵太郎を認めるようなセリフを言ったことに意味があったのだろうか?

今回の「箱入り娘」は幼女が可愛く、そしてしんみりする物語だった。正直連載には向かないと思うし、さすがに狙ってはいないだろうと感じた。方向性を探っているのかな。


で、西尾維新の読切は他にも掲載されるそうだ。編集部がお題を出して西尾維新が原作を作るよういう企画で、今回の「娘入り箱」を合わせて全9作w

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西尾維新って何人いるんだろうってレベルの量だなw 今回の段ボールというお題でこの物語を作ったのもすごいと思うw

さすがに全部は追えないけど、ジャンプSQ.くらいなら久しぶりに買ってみるか。小畑健とのコラボはデスノートの小説版以来か。



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[ 2014/11/01 00:00 ] 雑記 | TB(0) | コメント(3)

食戟のソーマ 93 「秋を告げる〝刀〟」 感想 

食戟のソーマ 10 (ジャンプコミックス)
森崎 友紀 佐伯 俊
集英社 (2014-11-04)


今週の食戟のソーマは2周年&アニメ化決定記念巻頭カラー!

アニメ化ついに来たか!

ソーマとえりな様のアニメキャラデザもさっそく公開されていて、原作の再限度の高さが伺える。

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製作会社はどこだろうか。デリシャスシーンへの期待やキャラデザの淡さからTo LOVEる ダークネスのXEBEC(ジーベック)なんじゃないかと勝手に思っている。


本編の方は創真、リョウ、葉山による三つ巴の決勝戦が学園総帥によって正式に決定した。

インタビューを受け入学式から変わらず二人に自信満々で喧嘩腰な創真にブレはないw

決勝の対決テーマは代々「秋が旬の食材」だそうで、今回は「サンマ」であった。

こんなイベントの最終決戦でえらく庶民的だが、油が乗り極めて“香り”高く、世界で重宝される“魚介”であり、そして“大衆”の食卓にも関わり深い、決勝に臨む三人それぞれの持ち味を活かせる食材だった。

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サンマの香りについてはいささか疑問を感じるが、生臭さを覆すほどのの美味しい香りを付けられる余地があるということで納得しておこうw

葉山と引き分けたリョウはまだ納得がいかないようで、葉山に格上きどりのスパイス野郎、スパイスだけしか脳がないワンパターン料理人と、煽りが激しかったw

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だがリョウの言うことも最もで、葉山はここまで香りにばかりこだわっているという印象を受ける。創真のような奇想奇天烈さや、リョウのような派手な破壊力(?)みたいなものを感じない。ひたすらクールに香り付け。

三人の中で一番冷静に見える葉山だが、リョウの言葉には切れていて怖い表情をしていた。こいつも何だかんだで喧嘩腰料理人の一人なんだなw

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決勝の日取りまでしばらく時間があるため、創真はさっそく魚の市場に出かけようとしていた。田所ちゃんもついていきたいと同行することになったが、これは単純に魚河岸に興味があるだけかなw ラブコメにはならないっぽい…w

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これでしばらくは決勝への準備回だろうかね。ちょっとしたイベントはありそうな気がする。


そしてデリシャス人気投票開催。あれやこれやの脱衣シーンや妄想シーンの人気登場だ。

やっぱ妙なコスプレや男の脱衣よりは女性キャラの脱衣シーンがいいかな。1話のえりな様のシーンとか好き。



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[ 2014/11/01 00:00 ] 食戟のソーマ | TB(0) | コメント(1)
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じゃいろぺりん

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自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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