予定より読了に時間がかかってしまった。
今回は刊行予定にもなく突然発売された暦物語。タイトルの通り暦がこれまで経験してきた怪異に関わったヒロインや登場人物たちとの日常エピソードで怪異による謎ではなく、氷菓にも出てきそうな日常のちょっとした謎や悩みに挑むような内容だった。
それらの問題をさして考えることもなく解決してしまう羽川さんの探偵スキルが高かった。
前述の通り怪異の登場しない日常エピソードだったから、いつものように読むことはできずこんなに時間がかかってしまった。
しかし最期の影縫さんと臥煙の話は別で直接本編に関わるような、いつものようにページをめくるのにワクワクする内容だった!
人造怪異として暦のボディーガードをする余接が邪魔だが、きちんと怪異として機能しているから手を出せない「奴」は変わりに暴力陰陽師の影縫さんを排除したり…
いつかのくらやみを思い出すなぁw それに影縫さんがバトルで敗北するなんて思わなかった。
命令元を失った余接はボディーガードとして役に立たなくなり、何かあれば暦が自ら動かなければならなくなったが、「奴」はそれが目的らしい。
貝木は自らデマを流して姿をくらまし、忍野は行方不明。そこで暦の前に現れた臥煙さんは街の平穏を保つためにレプリカではない本物の怪異殺し「心渡」で暦を殺したのだった…
しかし死亡したはずの暦はなぜか怪異を活かす「夢渡」で再生されたかのように復活を果たし成仏したはずの八九寺の前で目覚めたのだった。
たった数ページでいろんな謎を残す終わり方だった。
心渡も夢渡も昔くらやみに飲み込まれたじゃん! 暦は未来では生きているけど、一応今回はとりあえず死後の世界とかか?
しかも大事な受験はどうなってしまうんだ?
暦を殺したら戦場ヶ原が許さないはずだけどな。
それと「奴」とはやっぱり忍野扇なのかな。今回も扇の短編があったけど不思議で曖昧な内容だったし。
せっかく忘れていたのにまた終物語が早く読みたくなる衝動に目覚めてしまった。
アニメも楽しみだぜ。
個人的な評価★★★★☆
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