鎌池和馬
アスキー・メディアワークス (2013-05-10)
売り上げランキング: 7
表紙は最近アニメにも登場して話題の食蜂操祈。
冒頭で上条さんの味方として登場したけど、今回の話のキモには直接関わってくることはなかった。今回の役割は上条さんとの接点作りかな。
土御門は、妹の舞夏が学園都市の闇に巻き込まれて死亡するという事件が発生したためその復讐のため無理に魔術も使いながら黒幕を追っていた。
最後にたどり着いたのは貝積継敏と雲川芹亜で、土御門VS雲川芹亜は珍しい対戦カードだった。
でも土御門のここまでの行動も全て本当の黒幕が仕組んだもので、自らの計画『人的資源(アジテートハレーション)』の邪魔となるものを共倒れさせようとしていたのだった。
貝積継敏は雲川芹亜がブレインとしてついているだけに基本善人で、土御門はその辺を見誤っていたと思う。
そして今回のメインである『人的資源(アジテートハレーション)』の話が始まった。
統括理事会の一人、
薬味久子はフレメアを庇護対象と人工的と設定することで、人工的にヒーローを立ち上がらせ共倒れさせようという『人的資源(アジテートハレーション)』を計画していた。
打ち止めのために一方通行は動くし、フレメアのために浜面や麦野や垣根は実際に動く。そんなメタ的要素を物語にしたような展開だった。
薬味によって操られて立ち上がった自称ヒーローは7500人w その7500人がそれぞれ自分だけがフレメアを助けると、庇護対象を助けるという大義名分の元暴動を起こし計画はどんどん悪い方向へ進んでいった。
薬味の部下のサイボーグである
恋査も超強化版黒夜海鳥みたいで強かった。
黒夜の義手のように能力の噴出点を使って戦うのはいいけど、噴出される能力がレベル5の1位から6位(7位は解析不能だったためなし)の能力と200m以内にいる超能力者の能力という無敵だった。
コンセプトがレベル5全員が同時に敵に回った時に個別撃破できるようにするというものだから、並の能力者が勝てない。
ファイブオーバーのパワードスーツとは違い能力を完全に使用できるから敵として半端ない活躍をしてくれた。
一方通行の反射はもちろん、黒い翼、白い翼、垣根の未元物質、コインを使った超電磁砲、原子崩しも使ってきてすごい戦闘だった。
学園都市の技術もここまで来てしまったのかと思った。
ただし、上条さんの『幻想殺し』を使おうとしたところ暴走して自滅w 『幻想殺し』を使おうとして腕が爆発するというトラブルが発生するなんて幻想殺しはどんな能力なんだろうか…
終盤のレベル5とヒーロー大集合も豪華だった。
これまでまったくの謎だったレベル5の第6位は
藍花悦という名前で、能力なしでも戦闘可能みたいだった。その能力もこんなこともできるよ程度に紹介されたけど、名前などは不明。
そろそろこいつも物語に絡んでくるのかな。
雑魚ヒーロー狩りに一方通行や麦野も参戦。あのガキが絡んでなくても動く一方さんは子供好きだなぁw
美琴と食蜂操祈は一緒に行動してたけど、悪くないコンビだと思った。人工的でない本物のヒーロー削板軍覇も頼もしかった。「街を歩いていたら騒ぎに遭遇した」という導入が他とは違うw
一方通行の力をごり押しして攻撃してくる恋査の相手は垣根と上条さんが担当した。
敬語で喋る綺麗な垣根がメインキャラとして活躍してくれてよかった。前回のあれでフェードアウトかと思っていたし。垣根はこれからも活躍しそうだな。
恋査も敵ながら最後の最期で一方通行の白い翼を発現させたのはあっぱれだった…
今回の黒幕薬味を倒したのは友達を傷つけたお仕置きとしてやってきたフロイラインだった。
上条さんの味方が科学サイドも魔術再度もどんどん増えてるね…
薬味を操っていたのはやっぱり木原一族だったが、話に出来ていた犬の木原も登場したw しかも偉そうだし。木原一族謎だ。
浜面は黒夜にフラグを立てたし、庇護対象だったフレメアも精神的に成長したしハッピーエンドだった。
しかしフレメアを監視していたぽい例の『木原』とはインテリメガネ少女のアズミじゃないよな…
個人的な評価★★★★☆
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