西尾 維新 暁月 あきら
集英社
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今週は半袖が着替えながら帯と門番『ドッペルゲンガーズ』という自分自信には勝てないという会話から始まった。不知火の着替えシーンはさほど嬉しくないかな…

偽物とかじゃなくて、本当に自分自身と戦うとしたら互角なんだろうなと思う。そして引き分けか時の運により勝敗が付くかだ。そっくりなだけの偽物だったら本物に敵わないとか、本物補正で勝てたりするけど。
ちなみに某詐欺師の貝木泥舟は偽物は本物になろうとする力がある分本物より価値があるとか考えているんだっけ?そうなるとまたわからなくなるな。
本編では4人それぞれが自分自信とのバトルをしていた。安心院さんは小規模ながら忍者系スキル無双をしていた。それでも互角にようだった。

球磨川の場合がどうなるんだろうね。同じグッドルーザー同士どちらが負けるのだろうw
めだかと安心院が強敵と戦える喜びを感じている中、善吉は対戦相手をシャッフルして戦うことを提案した。
箱庭学園には『一番強い奴』なんていない。互い違いに強かったり弱かったりプラスだったりマイナスだったり、勝ったり負けたりの繰り返しと言って、めだかは善吉のドッペルと戦い、球磨川は『大嘘憑き』と『却本作り』で安心院を螺子伏せ、善吉は球磨川を倒し、安心院はめだかに主人公系スキルで無双していたw

忍者系スキルといいまた作者がんばったものだ… 主人公系スキルの「主人公補正のスキル『善行権(エンゼルスタイル)』」はきっと善吉に感化されて作ってもらったんだろうなw
しかし3回目の完全院さん無双だけど3回目となるとさすがに飽きてきたりもする…
こうしてドッペルゲンガーズを倒してみると服だけが残り、幻覚だったというオチだった。安心院に幻覚は通じるんだね。それとも漆黒宴のときのように攻撃をあえて受けたのかな。
そこに現れた帯は立て札の解答を教えてくれた。めだかたちが進んだ道は普通に導き出される解答の左ではなく右だった。『みっつの証言の中にふたつの嘘がある』という問題分はそのままの意味で『嘘』という漢字が2つあるという意味だった。ただそれだけの事実を言っているだけで素直に証言を読み右に向かうのが正解だった…
小学生のいじわるクイズみたいな問題だけどやられた… コメント欄でこの答えを当てた人がいたね… 分かる人にはわかるんだろう…
この立て札が第一関門、ドッペルが第二関門、そして第三関門として帯と鬼ごっこをすることになった。帯が十秒数える間に逃げ、その後更に十秒生きてられたら合格だそうだ。
そして10からカウントを始めた帯は9を言うか言わないかの短時間でめだかに腹パンされてしまったw 必勝法は鬼を攻撃することだったw
帯は代わり身で無事だったけど、雲仙のときのパンチを考えるとめだかちゃん容赦ないね。乱神モードじゃないかかな。それに帯は10秒でめだかや安心院や球磨川を殺せる手段を持っているのだろうか。
帯に勝利しとりあえずは不知火の里に入ることを許された。不知火の里は江戸時代のような装いだったがこれも偽装らしい。不知火の里は黒神家を守っているんではなく、世界を守っているそうだ。それが立て札の真ん中の道の先にあるらしい。道を間違えると地獄だそうだが、一体何があったのだろう。世界とは何なんだ?安心院も詳細を知らないらしい。
ここで安心院についてのナレーションが入った。
安心院は全知全能だからやろうと思えば帯がほのめかす事実を知ることができるが、探偵小説でいきなり解決編のページを見るようなことは絶対しない誠実さを持つから今回もフェアに不知火の里の真実をいきなり知ろうとはしないそうだ。
しかしその誠実さがこの不知火の里では致命的で、今回に限って安心院はアンフェアでもよかったそうだ。この里がもうひとりの悪平等である不知火半纏を原点とする場所だと意識するくらいには…と。
ただそこに居るだけという半纏だけど、ちゃんと自我を持って何かしようとしているのかもね。実際不知火家としてこの時代で反映しているわけだし。今回のラスボスは半纏さんなのかな。
帯の案内でめだかたちは不知火の里の中央に位置する不知火屋敷までやってきた。そしてラストゲームが始まった。
めだかはこのラストゲームに対し、本当にラストゲームでこれ以上時間稼ぎに精を出すならそのときは力づくで通させてもらうと念押しした。漆黒宴で桃園のときのように人の気持ちを理解して邪推したんだね。もう上から目線性善説もないのかもしれない。
最後の関門は半袖からの出題で、帯は巻物を取り出し「この巻物に記されたクイズの問題文を推理し それに対して解答せよ。」という問題を出してきた。

問題文を最初から推測するなんて、高校生クイズもびっくりな出題だねw しかも制限時間は十秒でもう会わす気無いじゃんw
めだかは不知火のことを考えて問題の推測を始めた。不知火ならでたらめな出題はせず、めだかが間違えた場合してやられた!味な真似を!と思うような出題をする。ではそれはどんな場合かと考えると負けを認めて納得せざるを得ない状況で、今の場合、不知火に会うことが目的だから不知火はその目的を嘲笑おうとする。つまり答を外しためだかに駄目押しするような答えが用意されているとめだかは考えた。
その結果問題文は『お嬢様に会ったときのあたしの第一声は?』で、解答は『帰れ!』と推理した。
ようするに、不知火に会いに来ためだかが問題に不正解で帰らざるを得ないときに、解答を聞いてみたら『帰れ!』というものでめだかが悔しがるということだね。
しかしめだかはこの問題と答をめだかが推理するということを不知火は推理していると推理して、正式な解答を口にした。
それは問題文は白紙で、それに対する回答は『ふざけるな!』だった。

不知火もどこまで読んでいたんだろう。裏の裏の裏とか考えてると切りがないが、ここまで推理できれば会ってもいいと考えたのかな。
そしていよいよ不知火と再会した。
別に久しぶりの登場というわけではないから新鮮味はないね…
1週で全ての関門を突破してあっさりと再会した不知火は一体何を語るんだろうか。
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