伏見つかさ
アスキー・メディアワークス (2012-09-07)
売り上げランキング: 21
読む前にまとめサイトで知ったけど次回12巻で俺妹完結なのかよ!!
ただ、そのことを頭の片隅に置いて読むとまとめに入ってるなと感じた。
今回は麻奈実の家に京介と桐乃が泊まりに来て、過去話を語りながらひたすら話し合いをする物語だった。
桐乃が京介を嫌い冷戦状態になった理由、桐乃が麻奈実を嫌う理由、京介の中学時代の黒猫並に痛い過去などがついに語られ、喉に刺さった小骨が取れた気分になるとともに桐乃はどれだけ兄のことが好きなんだよとニヤニヤしてしまうエピソードだったw
桐乃は小学生の頃、中二病で自分が特別だと思っている京介お兄ちゃんのことをかっこいいと思っていて、大好きだった。そんなお兄ちゃんを尊敬しまくる小学生桐乃が超可愛すぎる。
京介は中学時代調子に乗っていて学級委員長として何でも事件を解決したがる痛い少年だった。クラスメイトからも若干ウザがられ麻奈実も心配していた。
そして京介は不登校のクラスメイト
櫻井秋美を学校に連れてこようと色々手を尽くし成功するが、今の京介の性格を形成するきっかけとなるようなトラウマの元を作る結末になってしまった。
秋美は学校をさぼれるように学年1位の成績を取り、1日中ゲームをしまくるというある意味痛いニート系中学生だった。性格は明るく容姿も良く家もお金持ちだからかなり残念なやつだったw
この秋美の学校に行かない言い訳が、ああ言えばこう言うタイプで笑えた。ハヤテのごとくのナギみたいだったw瀬菜のBL好きの原因にもなったっぽいしさw
京介が秋美を学校に連れて来てなじませることに成功したことは背伸びしていた痛い京介でもかなりの成果と言えると思う。教師だってお手上げだったそうだし。
しかし京介が秋美にしてしまったことで大問題となり、麻奈実が本気でキレるきっかけにもなった。熱血だった京介と引きこもり少女秋美の交流は順調だっただけに、どかか危ういところはあったんだよね…
学年中から四面楚歌状態になった京介だが麻奈実だけは京介の味方で老夫婦のようだった。キレたのももちろん京介のためだった。
この11巻だけで麻奈実の好感度がどれだけ上がったからわからない。
そして桐乃と京介の和解、桐乃と麻奈実の和解がありヒロイン皆が対等な位置に立ったように思えた。
今になってやっと再開した京介と秋美も再開して和解して京介は秋美の告白を断った。好きな人がいるからと。
今回の物語を読むと京介の好きな人は一目瞭然だね…
そんな中、麻奈美や桐乃、黒猫、あやせ、加奈子などヒロインたちは京介に告白しようと意気込んでいた。ヒロインたちも桐乃が嫌がるからとかそんなことを気にせずもう行動に出るようだ。
はたして桐乃はヨスガにソラるようなハッピーエンドを迎えることができるんだろうかね…
次回最終回。
それでもたぶん短編集はいくつか出るんだろうな。
個人的な評価★★★★★
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