Amazonでコミックス13巻の予約が始まっている。めだかボックスにとって意味のある数字だし、巻頭カラーを飾らないままよくここまで続いてくれたと思う。
物語は前回の続きの球磨川VS宗像から始まり、神回だった!!神回すぎてタイトルに煽りを付けたくなったw
やっぱり球磨川が活躍すると神回になる!
『混沌よりも這い寄る過負荷』球磨川禊VS『殺さない殺人鬼』宗像形の対戦カードは消化試合の要素が強いそうだ。なぜなら宗像は現在悪平等側のため死なない限り赤さんから治療を受けられる一方球磨川は『大嘘憑き』も無ければ赤さんと因縁があるから治療を期待できない。
死なない限りと言ってるけど、安心院さんならスキルのひとつに蘇生するものがあってもおかしくないし、球磨川から『大嘘憑き』を回収しているから使えるはずだ。
めだかも人の技を自分の物に出来るから『大嘘憑き』やもしかしたら『五本の病爪』を自分のものにしているかと思ったけど、『光化静翔』でさえ3回しか使えないからこれらもっと難しそうなスキルは使えないかもしれない。そして何より異常は習得できても過負荷は無理かもしれない。
だから球磨川は圧倒的に不利ということだ。
勝負の結果は球磨川の負けで最初から決まっているが、球磨川は「負け戦なら百戦錬磨」だそうだからいかに負けるかということに注目が集まる。
場面が変わり鶴喰と善吉のシーンになったが、鶴喰はまだジャンプSQ.のすばらしさを論じていてしつこかったw ただし言っていることは同意できる。絵のクオリティでを落とさずスピーディな展開で連載を続けるには月刊誌は持ってこいだろう。
俺は少年ジャンプに足りない漫画はロボット漫画だと思っていたが、週刊誌でメカニカルな作画はあまりにも酷だ。シャーマンキングに出てくる天使たちがメカニカルなデザインだったがあれを週刊誌で続けた武井宏之先生はすごいと思う。
鶴喰はSQ.の話にうんざりする善吉に宗像の話を振った。善吉は宗像と夏休み開けてからよく遊んでもらっているらしく、今や親しい関係のようだが宗像は過負荷に近いから球磨川と意気投合して仲良くなっちゃうと的外れな予想をしていた。球磨川と宗像の激しい戦闘はすでに始まっていたw
2人の戦いを止めるために喜界島が声帯砲を撃つも宗像に切られてしまったw 何でもありだなw

宗像も生徒会選挙を病院で過ごしていて悔しい思いをしたから修行をしたそうだ。球磨川戦でめだかの応援にも着てなかったし特に重傷だったのだろう。しかし宗像くん完全に悪役だ…
球磨川に背を向けた宗像に対し球磨川は背後から攻撃はしなかった。球磨川は宗像の「病的に殺人が嫌い」という性格を利用して自ら急所に喰らいに行って、勝ってに宗像が手加減してくれるのを狙っているそうだ。この辺りさすが球磨川さんという感じだね。
球磨川のこの作戦に宗像はカーボン製の直線の軌道で戻ってくるブーメランを取り出した。球磨川はブーメランが手元に戻ってくるのは外れたときだけと馬鹿にするが、何かに気付いた球磨川は自らそのブーメランを喰らいに行った。一度投げてしまえば手加減できない飛び道具なのに。
直線軌道に喜界島が居たため、球磨川が避けると戻ってきたブーメランが喜界島に命中するから球磨川は自ら喰らったのだった。『一番弱い者の味方』というのは伊達じゃなかった。球磨川かっこよすぎ!
そんな攻撃をした宗像に喜界島は卑怯者と叫ぶが、宗像はヒーローが必殺技を使うのも特訓を積むのも味方によっては卑怯だと言って、だが非難する者がいないのはそれが正しいことを目的とするからだと説明した。

例えばの話、どこかの独裁国で暴動が起きたとき、一人の独裁者を探すためにたくさんの武器と人員を割いても卑怯じゃないということだろう。
宗像は「友達のために戦う僕が卑怯者であるはずがない。」「だから殺す」と言って喜界島に銃を向けた。宗像が悪者過ぎて読むのが辛い。仮にも人気キャラなのに西尾先生エグイなぁ…
喜界島は自分への殺意に驚いていた。第三勢力を作るというアイディアは喜界島がきっかけだし、善吉と宗像の戦いを見ていただけなのに友達になったつもりでいたのも気に入らないようだ。
善吉の友達である喜界島を殺したら善吉悲しむだろうに宗像その辺考えていないのだろうか。それとも喜界島くらいなら安心院や赤さんがどうにかしてくれると考えているのか?
宗像はそのまま喜界島に発砲したが球磨川が飛び出して盾となった。そして倒れながら『…こんな時に言うのもなんだけど 初めて会った時おっぱい揉んでごめん…』と謝った…。完全に死亡フラグじゃん…。

宗像はそんな姿を見ながら、球磨川が背後から攻撃してこなかったのはその衝撃で引き金を引きかねないからと考え、自分以上に殺さない方法に長けていると関心しているようだった。ここまで考えて行動する球磨川最高だ。
すでに満身創痍の球磨川は宗像に語り始めた。球磨川は名瀬から宗像は過負荷に一番近いと聞いていたらしいけど、それは事実と反し、それどころか過負荷から一番遠いそうだ。それは宗像がずっと仏頂面でにこりともしないからだそうだ。
球磨川は、過負荷は『思い通りにならなくても』『負けても』『勝てなくても』『馬鹿でも』『踏まれても 蹴られても』『悲しくても 苦しくても 貧しくても』『痛くても 辛くても 弱くても』『正しくなくても 卑しくても!』「それでもへらへら笑うのが過負荷(ぼくたち)だ!!」と言って指で口元を引っ張り無理やり笑って見せた。このときのセリフに『 』がついていないのがいいね!括弧つけない球磨川さんは特にかっこいい。

ここでナレーションがあったがそれによると、球磨川はこの直後に絶命するそうだ。およそそれ以上はない惨めな敗北の末に命を落とすそうだ。そしてその死を開戦の合図として箱庭学園最後の戦いは火ぶたを切るそうだ…。
マジかよ!? 冒頭の通り球磨川が死んでも蘇生は望めないだろう。この漫画が未だに連載が続いてアニメ化も決定したのは一重に球磨川さんのおかげだ。それをここで退場させてしまうなんて宗像に続きエグイぞ!!
いやもうこれ作品を畳もうとしてるよね?たぶんアニメ化までこの作品は続いていないと思う。敵もいい加減インフレしてきたし、これまで「最後の○○」という表現も何度かあったと思う。
そして最後に球磨川は『』をつけずに「来いよ友達思い(しあわせもの) きみ達の友情なんか鼻で笑ってやる」と言って今週は終わった。

括弧つけない球磨川は本当にかっこいい。ほんと神回だ。
ナレーションで惨めな敗北とあるが、喜界島を女の子を庇って死ぬことは少年誌的にかっこいい死に方だろう。それを惨めな敗北と言うことは結局喜界島も守れないのだろうか?次回球磨川の最期のあがきに期待したい。くれぐれも最期の描写がないということは止めて欲しい。それと、めだかちゃん今何やってるんだろう。助けにこいよ!
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