緋賀ゆかり 都築 真紀
角川書店(角川グループパブリッシング)
1巻は主にトーマたちしか出てこなかったけど、2巻からはなのは3期で活躍した人たちがふんだんに登場した!
やっぱりなのはさん達が登場すると熱いね!リリカルなのはは萌え作品ではなく間違いなく燃えだ作品だ!
2巻は、トーマが高熱で寝込んでいるところに、フッケバインからトーマを仲間に引き込むために
サイファーという眼帯剣士がやってきて、それを察知しったぽいシグナムとアギトも現れたりした。
アギトとユニゾンしたシグナムと同じく剣士で肉体が強化されるウイルスエクリプスの感染者サイファーの戦いは激しかった。シグナム結構好きだから最初の戦いがシグナムでちょびっと嬉しく思う。
シグナムが戦っている間に、なのはさんは新装備で出撃準備をしていた。
全員エクリプス感染者で魔力無効化能力『魔導殺し』を持つフッケバイン一味に対抗するために、魔導殺し無効化の外付け装備のストライクカノンを準備していた。なのはさんはさらに魔王に近づくようだ…怖い怖い…
そのころシグナムはリアクトして本気を出したサイファーに瀕死の状態にされていた…
シグナム噛ませ犬になっちゃったかぁ…。残念。
それと2巻ではエクリプスについて細かい設定も語られた。
エクリプスはリアクトプラグから感染する。リアクトプラグとは感染源で、サイファーの場合小さなナイフのような形状で、トーマの場合リリィがそれらしい。トーマの場合人型。
そのリアクトプラグを体内に取り込むことでディバイダーという拳銃とナイフを合わせたような武器の本来の力を発揮できるそうだ。
そしてどうやらリアクトプラグとディバイダーはほとんどイコールのようだ。ただしトーマは別みたい。
さらにトーマはリアクトプラグであるリリィと融合せず、ディバイダーの本来の力を使ってるから自己対滅という自滅が起きてもおかしくない状況らしい。
フッケバインのアジトである飛行艇フッケバイン(これもメンバーのディバイダーみたい)に連れて行かれたトーマ、リリィ、アイシスはそれぞれ別の部屋で拘束され話を聞いていた。
リリィとアイシスは隠し武器の類で抵抗されないように全裸にされていたw
毛布を与えられているのにそれを使わず話を聞くアイシスは度胸があると思う。リリィはちゃんと毛布を持っていて普通の反応だ。
トーマは仲間になればウイルスの制御方法も教えるから死なないと説明を受けていた。まぁ仲間にはならんだろう。
そうこうしているとフッケバインの飛行艇を管理局が見つけ追跡を開始した!
乗っているのは元機動六課の人達で最強の布陣だと思う。
船の外で構えるなのはさんのストライクカノンとヴィータのウォーハンマーで魔力無効化を突破し飛行艇に穴を開けた。ヴィータのハンマーもごつくてかっこいい!
その空いた穴からはフェイトとスバルとエリオが突入した。
フェイトのバルディッシュも強化されていて、外付けではなくデバイスの機能として魔導殺しの相手ができるようになっていた。その名も「バルディッシュアサルト・ライオットブレードⅡ」まだ試作段階みたいだけど、かっこいい!
フッケバインのメンバーもフェイトたちの迎撃に向かった。スバルも近接格闘用に刃物を掴める左腕が新装備として追加されていた。でもリボルバーナックルを止められたのは悔しかったな。
その隙に囚われのアイシスは素手で鎖を引きちぎって脱出。しかも変身しやがった。こいつもインテリジェンスデバイスを持っていたのか。
そんな戦いの空気を感じ取った拘束状態のトーマはたぶん無意識下で大規模な『魔道殺し』を発動。被害はなのはたちの旗艦にまで届き心停止している乗組員までいたようだ。
なのはやヴィータの装備も使用不可。フッケバインの飛行艇にいたフェイトも心停止したみたいだ。トーマ怖ぇ。
その被害はフッケバインにも襲い掛かり、飛行艇をリアクトしていた幼女をダウンさせ、戦闘中だったサイファーのリアクトも強制解除されていた。
リリィを助けに来ていたアイシスも苦しそうだった。アイシスはもっと早い段階でトーマたちからとんずらすることもできたけどそれをしなかったところが心にしみる。なのはは友情の物語でもあると強く思った。
その後視力を回復させたスバルの前に現れたのはリリィとアイシスを抱えて涙を流しながら管理局の人に二人の助けを求めてきたトーマ。
ここでトーマとスバルがついに再会した!というところで終わり…
シリアスムードで面白かった。
それと3巻はなのはさんのねんぷち付きが発売されるから、予約したw
個人的な評価★★★★★
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