支倉 凍砂
アスキーメディアワークス (2010-02-10)
売り上げランキング: 9
舞台は再びレノスの街。エーブと出会い一悶着あった毛皮で有名な街だ。
さらに懐かしのキャラも再登場。アニメでは丸々カットされた異教の村のエルサやホロを質に入れたデリンク商会のエリンギンも登場した。エリンギンはともかくエルサの再登場はアニメ化する際に困るじゃん。
それはともかく14巻の話はヨイツのある北の話を聞くために地図が完成するまでフランの紹介でレノスの商人フィロンを尋ねることになったロレンス一行に、神の巡り合わせか書籍商のル・ロウと共にエルサと再開した。エルサにコルを取られムッとするホロが可愛かった。
ル・ロウが求めている禁書にはヨイツを危機に陥れるかもしれない技術が書かれているらしく、それがデバウ商会に渡れば困る。しかしル・ロウがそれを得る手伝いを手伝えばホロをヨイツに送るために時間がなくなるという究極の選択を迫られるロレンス。
この問題に対してはホロは即決だったが、ホロとの旅の終わりを露骨に残念がるロレンスの気持ちが痛いほどよくわかった。永遠の別れというわけじゃあないにしろ。いつ会えるかわからない状況になるだろう。俺も今そんな状況だからすごく親近感が沸く。
今回熱い展開だったのは念願のヨイツへの地図をゲットしたことと、狼の旗印のミューリ傭兵団がヨイツ周辺に陣取っていることだった。
ミューリと言えばホロの友達の名前で、もう死んでいると諦めていた狼の名前だ。近い内に登場するかと思うと胸が熱くなるな。
本格的にホロとの別れが訪れそうな雰囲気でずっと進み、間もなく「狼と香辛料」の物語は終わり?と思ったけど最後には大どんでん返しが待っていた。
この巻を俺が読み終わったのは2月の14日… いちゃいちゃしやがって…
それにしても先が気になる展開だった。早く続きが読みたい。
個人的な評価★★★★★
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