
このラノベは想像以上に面白かった。セリフも多くて読みやすかった。CLANNADを人生というならAURAは邪気眼だと思った。
作中に、念能力は空気解読者(エア・リーダー)だとか幻影旅団というワードが出てくるが作者はハンター×ハンターファンなのかな。
以下ネタバレ全快で感想を書く。
あらすじを紹介すると、中学時代邪気眼使いの妄想戦士だった主人公 佐藤一郎 はそんな過去を捨て高校デビューを飾っていた。
だが一郎のクラスにはなぜか現役の妄想戦士がクラスの半分の人数にあたる15人もいた。
さらにとある理由により、その妄想戦士グループのリーダー的存在に祭り上げられてしまう。
とある理由というのは表紙にもなっている魔女のコスプレをした良子に関わってしまったためだ。
とりあえず、一郎が終始妄想戦士たちを冷ややかな目線で見ているところが面白い作品であったね。
そんな一郎は担任に弱みを握られ良子の世話係になってしまい、クラスの半分から白い目で見られ、せっかく出来た友達も失ってしまう。
それでも良子の妄想に付き合い、他の妄想戦士にも軽蔑の目線を向け日々の生活を送る。
良子に関わる前の一郎目線でクラスのグループを識別するところが面白かった。普通組とかオタク組。美男美女の集まった貴族組とかねwあるところにはあるんだろう。
タイトルのAURAはアウラでオーラのことらしい。たしかにカリスマ的な人はオーラがある。
良子と関わってしまい友達が失った後も、唯一話しかけてくれた純粋無垢な美少女の小鳩さんもかわいかった。
さりげなく灼眼のシャナなどを読んでいるところも面白かった。
その後、妄想戦士と一般人でいざこざが起こり一郎はそれを解決するが、それをきっかけに貴族組から小鳩さんや伊藤君が離反して一郎の友達になったところとかはちょっと感動した。
いじめが始まり机に落書きされたとき、クラスでいつも1人で人と群れようとしないヤンキーの吉沢が模型で使うシンナーを貸してくれたところもいいシーンだと思う。
あと体育の授業で2人組みつくって~はあるあるだねw
クラスの半分から白い目で見られる主人公への救いは小鳩さんなどの友達以外にもあった。それがアクセサリー職人の久米の存在だった。彼もいいキャラだったと思う。
良子が最後にとろうとしていた行動は最初から予測できていたけど、落ちはまったくの予想外だった。
クラスに妄想戦士が異様に多い理由がまさかそうだったとはねw
非常に面白いラノベであった。続編のない読み切りものっぽい描写が本編にあったが、続編があったらぜひとも読みたい。ぜひ新たなる戦いを…
最後に元邪気眼保持者の人がこのラノベを読めば、きっと体が痒くなるだろうw個人的な評価★★★★★
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