天野こずえ
マッグガーデン (2016-09-10)
売り上げランキング: 66
あまんちゅ! 11巻 感想です。
今回はダイビング部の合宿で沖縄が舞台! ダイビングと沖縄はとても相性が良いw
沖縄に到着したダイビング部員たちはまずはお買い物したり、有名な水族館に行ったり、スコールを経験したりまずは沖縄の空気を感じていた。

読んでると頭の中で三線の音が響いてくる日常描写だった。
そして沖縄の海のダイビングでは伊豆よりも透き通っていて暖かいらしい。伊豆も綺麗なイメージがあるけど、沖縄は陸から眺めても綺麗だからなぁ

ところが、この海で新入部員のことりが人知れずパニックに。それにいち早く気づいたぴかりは自分が話しかけると緊張するからとてこに頼んで対応してもらっていた。

てこによってことりは水中で落ち着きを取り戻して無事ダイビングできるようになった。てこも先輩になったんだと改めて思うシーンだった。
落ち着いたことりはてこに感謝していたが、いち早くピンチに気づいてくれていたぴかりのことは苦手と思っているのがちょっと悔しい。
沖縄ではぴかりのおじいちゃんも勝手にやってきていて一緒にダイビングをすることになった。海底洞窟に挿す光はとても綺麗そうで、白黒印刷なのが惜しい!

ダイビング以外でも沖縄を満喫。マングローブの林をカヤックで探検するところはまるで日本じゃないようだった。日本でもこんな場所があるんだな。

このカヤックではいつものバディとは違うチーム分けで、ぴかりとことりが同じ船だった。ここでことりのぴかりに対する苦手意識がなくなってくれて良かった。
ドリフトダイビングという海流に乗るダイビングはぴかりでさえ初めてのものだった。ここではちょっとしたアクシデントで誠が流されそうになるが、すぐさま愛が助けだし双子の姉妹の絆の強さが垣間見えた。

普段肉体言語の姉なのに、こういうときの二人の描写は美しいね。
最終日は潜れないということでガンガラーの谷とう場所を観光。古代からある天然の洞窟らしくこれもカラーじゃないのが残念すぎる。むしろ映像で見てみたいと思った。

沖縄の大自然が海から陸まで大きく描かれていて沖縄旅行している気分になる物語だった。
個人的な評価★★★★☆
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