井上堅二
エンターブレイン
売り上げランキング: 6
今回は初心に戻ったようなFクラスによる打倒Aクラス作戦の話で、雄二の綿密な作戦と雄二のことをよくく知っている翔子の頭脳戦が非常に面白かった。
翔子は雄二の作戦を読んで兵を配置したり、何をしでかすかわからない明久をきちんと潰そうとしたり、昔はFクラスということで舐められていたが、今は本気で潰そうとしていて燃える展開だった!
FクラスもFクラスらしく、クラスの位置取りや侵入方法に搦め手を使ったり、点数では上の相手に召喚獣の操作のうまさや連携攻撃で勝利していって爽快だった。
それにAクラスの主力はFクラスのメインキャラたちと親しい間柄で、これまでの名前も知らないようなやつとの戦いより感情移入できた。
次席の久保の猛攻に対し雄二は恋心を利用して明久をぶつけたが、翔子はそれも想定済みで久保は攻撃を止めなかった。今回久保とは何度か戦ったがはるかに格上の久保に対し、明久は召喚獣の扱い方で上を行き対抗することができていた。格下が格上に勝つのは面白いね。
今回、瑞希と美波はとある理由で燃えていて心強かったw 美波のやる気はちょっとしたギャグ要素だったが、絶体絶命のピンチを切り抜けていてすごかった。
3年Aクラスの主席の高城も今回がっつり登場した。こいつは勉強もできておそらく雄二以上の策士だが、どんな嘘でも騙されてしまうという弱点を持っていたw Cクラスに入れ知恵してFクラスを苦しめた張本人だから舐めてはいけない相手だね。
雄二は翔子を狩るのをムッツリーニの保健体育に任せた。そして明久の召喚獣で以前のように壁を壊して奇襲をかけようとした。しかしそれは木下優子たちにより阻止され失敗かと思われたが、明久と行動を共にしていたムッツリーニは秀吉の変装で本物は奇襲に成功していた。翔子の保健体育の点数が351点に対しムッツリーニが803点で化物だったw
たしか400点越えでもかなりすごいはずなのにその倍だ。そして勝利は本当に目前だった。
しかし今にも翔子が敗北しそうなところでAクラスもFクラスも召喚獣が消えてしまった。理由は学園長がシステムを切ったからだった。
システムを切ったのは高城たち3年生が2年生に対し教室の設備を賭けて試召戦争を仕掛けたからだった。設備の移動が面倒になるからシステムを切ったらしい。さすがに学園長のババアはやりすぎだと思うw
高城も悪い奴だ。騙されやすいという馬鹿な面がある一方腹黒い。最後には瑞希に無理やりキスしようとして、それを阻止しようとした明久とキスをしてしまうし。
次回は2年生連合VS3年生連合の戦いだろうか。学年主席でかなり策士で腹黒い高城には敗北してもらいたい。
個人的な評価★★★★★
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
