弓弦 イズル
メディアファクトリー
売り上げランキング: 4
アニメ本当に面白かった。これだけヒットしたんだ二期もあることだろう。
表紙は箒だが、絵が心なしかアニメっぽくなってる気がする。でも戦闘シーンやハーレムシーンはアニメのおかげでイメージが沸きやすくなった。
さて、前回
織斑マドカという千冬姉にそっくりな人物が襲撃してくるという絶妙な引きで終わったけど、それはラウラのおかげで助かった。
ラウラは尊敬する千冬にそっくりなマドカを見て何を思ったのか気になる。そういう描写なかったし。
そんな冒頭があって、ある日、楯無会長がある頼みごとをしに一夏の部屋に訪れた。変な要求かと思ったらかなりまともなことだった。それは今度専用機持ちだけでタッグマッチが開催されるから、そのタッグに自分の妹を選んで欲しいというものだった。
妹は
更識簪(かんざし)という1年4組の内気なヒロインだった。日本の代表候補生で専用機持ちだが、一夏の百式と製造元が同じため、一夏のせいで未だに専用機が完成していなかった。そんな後ろめたさに付け込まれ一夏はその申し出を受け入れた。
今回はこの簪が多く登場して他のレギュラーヒロインたちはほとんど空気だった。唯一箒だけはまともな活躍したけど、アニメで大人気になったシャルなんて悲しいものだ。まだセシリアやリンの方が登場シーンがあった気がする。
だが鈴も一夏に無理やり自分とタッグを組ませようとしていてウザかった。自己中すぎたと思う。酢豚がチンジャオロースに進歩したところ現在の状況からの脱却は難しいだろう。
一夏は簪とタッグを組むためにさっさく接触を図った。お互い面識はないのに一夏はアグレッシブすぎると思う。さすが唐変木。いきなり教室を訪れ自分とタッグを組もうと言う何て、どこのQBだよw そんなに仲が縮まっていない時でも平気で間接キスするし。
一夏はストーカーのように積極的に接触を持って簪を少しずつ口説き落としていった。簪はこれまでのヒロイン5人や弾の妹そして楯無会長を含めてみんな積極的なキャラだったけど今度のキャラは内気なキャラで新鮮だった。
だが例に漏れず、一夏に惚れ始めていた…。最初一夏のことを嫌っていたのに信じられない。しかも簪の趣味はヒーローが活躍するアニメを見ることで、アニオタだったw 声は俺の中のイメージでは能登さんかな。
簪は姉である楯無の完璧さに劣等感を抱き距離を置いていた。だから楯無も直接簪の面倒を見れない状況だったようだ。箒と束の関係に少し似ている。
一夏が簪を口説いていることを知らないいつもの5人、その中でも箒とセシリアは一夏が「すでに専用機持ちタッグマッチで組む相手は決まっている」という言葉を自分に違いないと核心していて面白かったw
挿絵でお互いドヤ顔していた。お互い敗北とは知らずにww ンゴwww
簪を完璧に落とした一夏は簪の専用機「
打鉄弐式」を一緒に完成させることになった。業者が完璧に作ってくれるものだと思っていたけど、自分でもある程度作るようだ。
そうして、いよいとタッグマッチが開催されたが…、そこにまたもや無人機が襲撃してきた。IS学園のこういうイベントでは決まってアクシデントが発生するね。わけがわからないよ。
この事態に千冬も対応したが、千冬には何かしら隠し玉があるようだった。まだ出せない『あいつ』とは何だろうね。山田先生ですら知らなようだし。
襲撃してきた無人IS5機は
ゴーレムⅢと言ってかなり強かった。IS学園最強の楯無すら負けるくらいに。他の専用機持ちたちも苦戦していた。
ゴーレムⅢに襲われそうな生身の簪の元に絶妙なタイミングで一夏が駆けつけるシーンはかっこよかった。天然でこのタイミングに現れるスキルがあるからモテるんだと思う。
そんなお姫様みたいな簪だったが、姉が自分の盾になって重傷を負ったのを境に覚醒した。両手と両足で合計8つのキーボードを操作できたり簪はかなりすごい人のようだった。
一夏や簪、そして箒と楯無の活躍でなんとかゴーレムⅢを倒した。他のゴーレムⅢは先生たちが倒したのかな?ラウラやセシリアたちはどうしたんだろう。二年と三年の代表候補生コンビは余裕そうだったけど。
打鉄弐式のメイン武器は48発のマルチロックミサイルで、それをアニメでやると見応えがあるんだろうなと思った。マクロスのミサイルの軌跡とか綺麗だし、ぜひともISでも見たい。
ゴーレムⅢを全て破壊し、更識姉妹のわだかまりも解け、回収されたゴーレムⅢは前回同様IS学園の地下特別区画で解析されていた。このエリアは教師でも一部の人しか知らないらしい。だから山田先生はすごい人で信用もあるんだろうけど、それでも「あいつ」については知らないんだね。そして壊れていなかった未登録のコア2つは千冬によって回収された。政府には破壊されたと報告しておきながら。
千冬は学園の一つや二つは命をかけて守ると言っていたが、やっぱりいつか死亡しそうだ…
日常が戻り、一夏と箒は二人でホテルの高級レストランで食事を取ることになった。こうなった経緯は省くけど、あまりにも高級すぎてドレスコードがあった。2人は別々にレストランにやってきたが、一夏はスーツがなく中に入れなかった。
そこに現れたのは
スコール・ミューゼル。亡国機業のメンバーだね。一夏はもちろんそんなことを知らないけど、スコールはかなりの金持ちのようで一夏にタキシードと花束を買ってくれた。
一夏からしてみれば偶然通りかかった人が何故か10万円以上のものを買ってくれるという謎の状況だw でもスコールからしてみれば宣戦布告なのかな?
それにより一夏は無事レストランで箒と合流した。箒はこの場で告白しようとしていた。いよいよかと思ったんだけどね… 今回は一夏は悪くないよ… 「しゅき」=手記はないと思うけど…
最後は束のシーンで、今回と前回ゴーレムⅢを送り込んだのは束だと明らかになった。ISの無人化技術束しか持っていないらしいし、コアは新たに製造できるのも束だけ。薄々はそんな気はしていた。でも亡国機業とは関係ないようだ。
束の目的は箒のパーソナルデータを取って紅椿をより高みへと導くためらしい。妹を大切にしているのか妹もただの道具と思っているのかわからない。
箒は束に対し何かしら後ろめたいことがあるようだった。あと、箒は「あのとき」のように強くなったらしい。どのときだろうね。力任せに剣道をしていたときか?それとも後ろめたいことに関係するのかな?
今回紅椿に新たな武装が出現したが箒が説明カットしたせいで謎のままだった。あれも関係するのだろうか。
無人機は有人機に劣るらしいけど、それでも第三世代とは互角以上の戦いをするようだね。恐ろしい。量産機としては十分な戦力だ。
束は今回の襲撃でさすがに千冬がISに乗ってやってくると思っていたらしい。千冬が乗った初代IS
暮桜はすでに解体されていると思ったけど単に行方不明らしい。千冬も持っていないとか。
でも束はそれがある場所を推測していた。十二歳くらいの少女
くーちゃんにおつかいを頼んだが、その場所はIS学園の地下だった。それなら千冬が持っていると言ってもいいと思うんだけどなぁ。
今回もハーレム満点だってけど、たまには丸々シリアスもあってもいいと思った。一夏のハーレムが許せない!
それと、一夏の部屋のドア破壊されすぎww 寮長である千冬にさえ破壊されてるし、週数回とかのペースで壊されてるんじゃないか?
あとがきに楯無の本名が明らかになったとあったけど、俺はどこに書いてあったのかわからなかった。
追記
これは作者のブログによるとミスらしい。直したあとがきを送るのを忘れていたとか。重版されたら修正されるかもね。
作者ブログ:
弓弦イズルの前向きオンライン「IS⑦巻本日発売!」個人的な評価★★★★★
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
