遠藤 海成
メディアファクトリー (2012-11-22)
まりあ†ほりっくのコミックスもついに2桁目に突入したけど、かなこのダメさ加減はどんどん悪化していっているねw
今回、かなこは竜胆の面白半分な策略により生徒会長選挙に出馬することになってしまった。しかも当選できなければ寮から出て行かなければならないというペナルティー付きで。
対抗馬は穂佳で強敵だったが、鞠也に土下座して助けてもらったり、竜胆がライバルの悪い噂を流布して相対的にかなこの人気を上げたりするせこい選挙活動をしていて、馬鹿馬鹿しい内容ではあったけどがんばっていた。
そして投票日の支援者による応援演説では鞠也が壇上に立ち演説をしたが、たぶん何かのパロディなんだろう、すばらしい演説のようだったww

これで次期生徒会長は立候補もしていない鞠也に決まったw
なんだろうこの適当なクイズ番組の司会者の気まぐれで最後の問題に正解した人は1億点みたいな展開はww
こうしてかなこは寮を追い出され野宿をすることになった。その愚痴がミンス党批判になっていて、今回のまりあ†ほりっくはまるで久米田作品のように社会風刺がきいていた。

かなこは鞠也会長の影の生徒会長という名のパシリになることで寮への復帰を果たした。
そして阪急電鉄の小林一三さんの「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみせろ そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」という名言に説得され、パシリを全力でやろうとするかなこは奴隷根性が染みついていて笑えたw 名言が安っぽく聞こえるね。
あと、生徒会長は内申点が少し良くなるだけで特に権限もないからおいしくないみたいな話はリアルでその通りだと思った。実際問題そうなんだよね!アニメやラノベの生徒会長権限多すぎ!学校の支配者かよ。風紀委員なんてのも存在していない学校が多いんじゃないだろうか?
パシリをしてもご褒美がないというかなこのイメージ図のDQNがウィザードライバーを要求してて面白かった。でもそこはプリーズと言っておいてほしかったなw

百合展開を望むかなこはほとんど無理やり恋愛相談を請け負い、その流れで自分を好きになってもらおうと企んでいて、それが非常にうざかった。
かなこは最初からウザキャラだったけど、シリアスなシーンでページをめくって1コマ目がミサワネタだったのがここ一番にウザかったww

これには不意をつかれたw
今回はパロディや社会風刺が面白い巻であった。
個人的な評価★★★★☆
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