結城浩(原著) 茉崎ミユキ(著)
メディアファクトリー (2011-04-23)
フェルマーの最終定理と同時発売のこちらも漫画の担当が前巻とは違って、コミック版数学ガールの中でも特に萌える作画になっているw
引き続きユーリも登場し、出てくる数学的要素もとっつきやすいと思った。特にネコミミとウサミミの件は数学的にも内容的にも面白かった!
ラブコメ要素も健在で、「僕」にデレデレのユーリがやっぱり可愛い。キャラデザがフェルマーの方とは違いロリっぽくて、八重歯がいいねw
今回登場した「
ペアノの公理」は初めて聞いたけど、自然数を定義する公理で興味深かった。
数学的帰納法の説明もわかりやすく、苦手な中高生はちょうどいいのではないだろうか?まさに、萌える数学だw
中学生向けに数学教室を開きその先生をすることになったテトラだが、マシントラブルで用意していた資料をスクリーンに表示できずアドリブで説明しなければならなくなったためテンパっていた。
たくさんの人が見ている中こんなことが起きたら焦るだろう。まだ高1だし。俺もこういう場で普通に頭が真っ白になったし。
そんなとき、助けに現れたのは成績上位者の圏外になってしまい落ち込んでい「僕」だった。登場のタイミングがかっこいいw
そして中学生たちに一緒に、
0.999…=1について説明を始めた。この等式は数学的に正しい。「0.999」じゃなくて「0.999…」というのがポイントだね。たぶん中学校では習わない極限の話だけど、中学生相手にはいい題材だと思う。あとは、「アキレスと亀」の話とか面白いかな。
そうして、テトラの数学教室は成功し、テトラに慰められた「僕」も元気になった。
そして最後にミルカさんが打ち上げとして遊園地のチケットを用意していたのが面白かった。らしくない行動に驚いた。
「僕」の方をチラッと見て、頬を赤らめて照れるところが普段のクールなキャラと相まって可愛いかった。
2巻は遊園地を皆で楽しむのかな。「僕」は女の子たちに囲まれることになるだろうw
個人的な評価★★★★☆
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