黄泉のツガイ(1) (ガンガンコミックス)
黄泉のツガイ 1巻 感想です。
山奥の小さな集落で何か意味深な双子の兄として生まれた少年「
ユル」は何故か座敷牢に捕らわれている双子の妹の「
アサ」を守りながら狩りや農作業をして静かに暮らしていた。


そんなある日村を襲ってきたのは近代的なヘリと軍隊。

表紙や1話の冒頭からここまでを読んで物語は科学の発展していないファンタジー世界かと思ったら思いっきり現代で驚かされた!
まだ物語は始まったばかりなのにいきりなり引き込まれる展開でさすがと思った。
襲ってきた軍隊の目的はユルの身柄の確保。
その首謀者はなんとユルの双子の妹のアサ。しかも座敷牢に捕らわれていた方は偽物でユルたちの村の外からやってきた眼帯の女が本物の妹「アサ」であった。


本物のアサは兄を大切に思っているが、それ以外の人間には恨みを抱いているらしく偽物も抹殺対象のようだった。しかしこの偽物もただの偽物ではないらしく不可思議な力で攻撃されても不可思議な力で対抗してちゃっかり生きてるし物語を彩る今後の活躍が楽しみだ。
現代社会が舞台だが、この世界にはツガイという二体一組の人非ざる存在が居て人間と主従関係を結び力を振るっていた。
敵は上顎と下顎の一対を使役する少女で、ツガイは一般的にはツガイ使いしか見えないらしい。

これはジョジョで言うところのスタンドみたいでスタンドバトルのような戦いを期待してしまう!
主人公が村のピンチに従えたツガイは村の守り神の石像として奉られていた「
右」と「
左」

ユルは普通に戦闘力高かったし、このツガイたちも優秀で敵は撤退。
そしてユルは村の外と内を繋ぐ行商人だった「デラ」と行動を共にし現代社会に潜伏。
偽の妹の存在も謎だし、全てが謎だらけのユルは全てを知っていそうな実の両親に会うために本物の妹と名乗る眼帯のアサを探すために行動を開始したのだった。

1巻から超面白かった!王道少年漫画!
皆が大好きな異能バトルだし、鋼の錬金術師のようなダークさもどこか感じる。
各種設定がすでに面白くストーリーも見入ってしまう。1巻からアニメ化しそうなオーラを感じた。
各種漫画ランキングでも上位に食い込むことは間違いないだろう。
9月の2巻が早くも待ち遠しい。
個人的な評価★★★★☆
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