城戸みつる
集英社 (2020-04-03)
売り上げランキング: 310
カワイスギクライシス 1巻 感想です。
地球から資源のみを回収するためにすべての生物を処分しようとしていた宇宙帝国の調査員「
リザ・ルーナ」は上官から一応の調査を命じられ、地球に降り立ちたまたま入った飲食店が猫カフェだった。

そこにはもちろん猫が居るっ。

そして猫は宇宙生物の三大可愛い生き物の中と比較しても次元が違うレベルで可愛い生物だった!

この漫画はリザを始めとする宇宙人たちが地球のありえないくらい可愛いペットたちに骨抜きにされオーバーリアクションするのを楽しむ作品。エリートであるリザが猫を前にするととたんにポンコツになるのが面白かった。

犬も同様w

宇宙人リザが初めて可愛い生き物と遭遇したときの反応が毎回ユニークで面白かった。物騒な1ページ目から始まったのに、数ページ先から内容が平和すぎるw
犬派と猫派の論争も宇宙人にとっては高度らしいw

猫にすっかり篭絡されたリザは捨て猫を見つけ、その元の飼い主には宇宙の超技術を使って天誅を与えたりもしていた。

そんな経緯で捨て猫を拾いペットとして買い始めるが、生活のすべてを支配され与えられた任務をこなせなくなったのも面白かった。

地球人に対して1ページ目では冷徹だったのに、猫や猫を愛する地球人に対してはとても優しく調査に来た担当がリザでよかったと思うw そして愛猫の名前はよぞらに決定。

よぞらはすっかりリザに懐き、夜ベッドに潜り込んでくる対策にも苦労していた。それを解決するのにも宇宙の超技術であらゆる面で過剰なところがやっぱり面白い。

猫が宇宙人にとってあまりにも可愛すぎるため胸きゅんで死亡しないために上官への報告は映像無しで行っていた。
そのため猫という存在が人間よりも上位の存在でリザさえも苦戦させる危険な生物として認識されてしまっていたのも笑える勘違いコメディだった。
リザが「ねこ」という生物に苦戦していると思った上官が助っ人に送り込んできたのはリザの後輩二人「
ガルミ」と「
ラスタ」。

この二人が猫を見たら胸キュンで死亡してしまう可能性もあるため、いきなりの登場に焦るといのも馬鹿な話だったw
そしていざ猫を見るとリザと同じような反応で、リザだけが変な宇宙人というわけではないと証明されたのだった。

ちなみにラスタは猫アレルギーで、母艦では助っ人に出立したばかりのラスタが猫にやられたと伝わっていて勘違いに拍車がかかっていた。
星の調査のため、他のペットを見せてもらいにやってきたリザ。そこで紹介されたのはハムスターとハリネズミ。
初めて見た時の反応が案の定過剰で、まるで食戟のソーマで美食を食べた時のようだった。

自分の猫を含めて可愛いの自慢大会も始まり本当に平和な展開だった。
猫、犬、ハムスター、ハリネズミなど可愛い生き物を初めて見た時の反応が毎回新鮮で面白いし、ペットの猫との親馬鹿な日常のあれやこれが平和で笑える作品だった。
少年誌ではペットを題材とした作品は少ないし疲れた心におすすめできる漫画だと思う。
個人的な評価★★★★☆
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