くずしろ
小学館 (2019-09-30)
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永世乙女の戦い方 1巻 感想です。監修は最近コスプレやyou tubeでも話題になっている香川愛生女流。
新人雑誌編集者の「
支倉」は入社した出版社の看板雑誌が「将棋時代」でありながら将棋をまったく知らなかった。
そこで先輩に連れられ女流棋士のタイトル戦を見学することになったのだが……

しかし将棋がわからないから見学してもさっぱりわからない。
でも女子高生女流棋士「
早乙女 香」がただならぬオーラを放ちながら指す姿に一目ぼれし、将棋という盤上遊戯に興味を持ち始めるのだった。
支倉が主人公かと思ったけど、主人公は“早乙女 香”女流初段。
普段は普通の女子高生なのに、一度将棋に夢中になるともうそれしか見えなくなってしまうくらい真剣になる姿が魅力的だった!

友達との遊びの約束を断って将棋の感想戦の続きを選んだり、朝起きて棋譜を見てたら昼になっていて学校に遅刻したり、将棋が好きすぎるあまりの行動が可愛くもあったw
でもやっぱり猫動画に夢中になるあたりは普通のJKっぽいw

自分のデビュー戦で負かされた相手との野良対局でのリベンジ戦では心理描写が野蛮で、平気で●すとか言っちゃってるしイベントなどでは優しい女流のプロ棋士の恐ろしい部分を味わった気分。

そんな香が女流棋士になったのはかつて自分に将棋を教えてくれた恩人である最強の女流棋士「
天野香織」女流七冠。男性棋士との勝率も7割を超えるファンタジーな女流棋士。

そして香織さんに憧れる香の前に現れたのは確かな強さと素行の悪さで有名な「須賀田 空」奨励会二段。

女流棋士および香のことを散々馬鹿にするも香は大人な対応で動じなかった。こんな出来たJKはそうはいないだろう。
しかし尊敬する天野香織女流七冠を馬鹿にすることだけは許さなかった!
怒髪天の勢いで怒りを露にして野良対局のときも含めてヤンキー漫画を読んでるのかと錯覚するほどの展開だった。

空奨励会二段は舐めプで二枚落ちで対局を要求し、香は当然平手を要求。しかし仲裁者の仲裁で角落ちで落ち着ていまったく気持ちの籠っていないお願いしますの挨拶と共に、控えめに言っても殴り合いの喧嘩のような対局が始まった。
番長と呼ばれる香川女流が監修してるからなのかどうなのか、熱いのとはまた違う激烈な将棋漫画だった。
個人的な評価★★★★☆
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