集英社 (2019-03-04)
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乙女のはらわた星の色 1巻 感想です。
ジャンプSQ.ではド級編隊エグゼロスに並ぶ紳士向けのハーレム漫画の待望の第1巻。
異種族間で交配を重ねることで多様性を身に着けてきた宇宙人「
ウェーヴェ人」が地球にやってきて20年。地球の抱える諸問題を解決した彼らはすっかり地球に馴染み地球人との間に子どもを作って根付いていった。
そして地球人の高校生と共学で勉学に励む「
森陵学園」を舞台に物語は始まる。
狂暴ではないキメラアントのような生態を持つウェーヴェ人は恋愛上手こそステータス。この学園でも異種族間での恋愛が推奨されていた。
しかし主人公の「
ゲン」は純血の地球人が居なくなることを危惧し、異種族間恋愛が推奨されるこの学園でウェーヴェ人を避けながら学園生活を送っていた。
ウェーヴェ人は避けたいけど、所詮は多情多感な思春期の高校生。可愛いウェーヴェ人に揺れ動く心情に必死で抗う姿が面白かった。

それでいて根はかなりの善人だから素でウェーヴェ人を惚れさせる台詞を言ってしまう天然のタラシでもあった。

ところが寄って来るのはウェーヴェ人の中でも変わり者な子たち…
1年生の「
ミリカ」は発情すると身体が発火してしまう体質でこの後大変なことになっていたw

発火してしまうという大迷惑な体質でも受け入れて友達になるゲンは次第にウェーヴェ人から注目されることになり、争奪戦のような状態になっていくのだった。
続いてのヒロインはケモミミとしっぽを生まれつき持つ「
タレラ」。小さいころから性的搾取によって価値観が歪み、地球人はケモミミっ娘の写真を撮りたがるのが修正と思い込んでいたやや残念な少女w

だからそれがニッチな性癖であることを告げられたところはちょっとかわいそうであった。

だが意外とギャグ要員でお笑い担当のようなキャラだった。
それでもゲンを振り向かせるために自分の撮影会を開始。かなり際どいポーズまで許してしまっていた。

変わり者二人を篭絡して三人目の変わり者は幼少期にトラックに惹かれそうなところを助けてもらって以来ゲンをストーキングする少女「
キゥリプ」

主人公には普通のヒロインはやってこないようで、特にこのキゥリプの異常性は際立っていた。普通に怖いw
さらに悪いことに他の女が近づくことを許さないキゥリプは、触った相手に全身の細胞ひとつひとつが絶頂を迎えたような快楽を与え奴隷にする能力まで持っていた。
ヒロイン二人もこの能力の餌食になり、少年誌でアヘ顔が描かれるとは思っていなかったw


番外編も攻めた内容で下腹部が某パラレルなパラダイスみたいにびゅるびゅるしちゃうヒロインが登場したり、ミリカがゲンと一緒に居ても燃えないように特訓したり本編に勝るとも劣らないシチュエーションが描かれていた。

エグゼロスよりもToLOVEる寄りな作品で、今後の展開も楽しみである。
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