Boichi
集英社 (2019-02-04)
売り上げランキング: 250
Dr.STONE 9巻 感想です。
司との決戦前に人質に取られてしまったクロムだったが、知識の無い原始人のフリをしながら、千空から得た科学の知識を使い脱獄に成功したのは熱いエピソードだった。

アルカリ性の薬品である漂白剤を作って縄を溶かすにしても、現代人でも作り方知らないだろうし、クロムのことを笑った連中の鼻を明かす爽快な展開だった。
クロムも戻ったことで、戦車も完成し奇襲作戦により奇跡の洞窟の奪取には成功した。しかし一人でも状況を覆せる司も現れ状況は一変。そのまま最終決戦へ。

奇襲だからこそ戦力差を覆せたがこうなってしまってはじり貧で、そんな中逆転の一手を科学の力で生み出したのはクライマックスに相応しいシーンだったと思う。
この切羽詰まった状況でとっさにダイナマイトの材料であるニトログリセリンを作り出すとかいい意味で恐ろしいw

ダイナマイトで膠着状態にまで事態が好転し、やっと交渉できるようになった。
司は病気の妹を救うために旧世界ではひたすらお金を集めていて、今この時代の石化の復元力でそれが叶いそうであった。
復活液の材料が取れる洞窟を抑えているからこそ成り立つ交渉w ややずるい交渉に思えたが、復活液で病気が治る可能性を司は気づいてなかったような気もする。
そして司は約束通り停戦を受け入れ妹もダイナマイトで発掘して無事復活。

だが、この時を狙って氷月が裏切り。

ずっと司が邪魔だったようだ。司ほどに無いにしろ氷月の戦闘力は高く本当の最終決戦が幕を開けた。
亡くなった仲間の名前を憶えてなかったり怪しい描写があったから驚きは無いが、司よりは悪という感じがする。
いきなり始まったこの戦いを千空たちがどう立ち向かうか楽しみな終わり方だった。
個人的な評価★★★★☆
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