五十嵐 正邦
講談社 (2017-07-14)
売り上げランキング: 557
川柳少女 2巻 感想です。
五七五の川柳でしか会話できない少女「七々子」と見た目はヤンキーだけど優しい少年「エイジ」のほぼ恋人同士のような相思相愛な関係が甘酸っぱくてニヤニヤしたり、和んだりする展開だらけだった。
球技大会の話では七々子がエイジが好きなバスケをやりたがったり、汗をかいて大好きなエイジに近づかれたくないと思う所が可愛かった。

七々子には恋する少女ならではの可愛さがあると感じる場面。
家族以外で初めて大切な人ができたと家族もエイジの存在は知っていて、寝込む父も面白かったw

親にそんな大胆発言をするくらいだから、この先結婚しない展開が見えないくらいだ。
雨の日は積極的に相合傘に誘う七々子。奥手に見えてけっこうアプローチは強めだ。このヒロイン。それなのに純粋だし。

調理実習で作ったオムライスではうっかり愛情が表に出てしまい焦る展開もあった。

演劇ではクライマックスシーンで事故により唇同士が触れ合うトラブルがあったw

エイジは触れてしまったことに気づいてないけど、きっちり感じた七々子はぽわぽわして実に幸せそうだった。
エイジは七々子に告白する気があるようだが、それはまだ先になる模様。それを知ってしまった七々子は待つ気でいるからしばらくはこの事実婚状態は続くようだ。

このまだ正式にカップルじゃないから発生するドキドキイベントがキュンキュンでほんとニヤニヤ展開だわ。
迷子になった七々子をボロボロになりながら見つけ出したエイジも良い彼氏だった。はぐれないよう手を繋ぐといいながら恋人繋ぎなのがいいね…

七々子はエイジのために毎日味噌汁を作ってもいいと川柳でプロポーズ的な発言をしたが、エイジは鈍感ゆえに毎日は飽きると天然をかましたりもしていた。エイジがこんな現状ではやっぱり関係の発展は難しそうだなw
今回もヒロインの熱烈な川柳に胸キュンする物語だった。
個人的な評価★★★★★
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