亡国のアキト以来久々のコードギアスの完全新規アニメということで期待に胸を膨らませ見てきた。
物語は総編集の劇場版三部作の世界戦ということで、シャーリーが生きている。劇場版を見てないからこれですら俺は驚き。
そしてタイトル通りルルーシュも生存していた。しかし廃人となっていて、それを甲斐甲斐しく介護するC.C.が健気だった。まるで母親のよう。最後まで見ればC.C.が主役のラブストーリーとも言えるかもしれない。
そんな中、ルルーシュが作った平和な世界で平和的な活動をしていたナナリーとゼロ(スザク)が拉致されてしまった。
犯人はギアス教団から枝分かれしてできた国家「ジルクスタン王宮」。ナナリーたち救出のためにやってきていた黒の騎士団と、ルルーシュを復活させるためにやってきていたC.C.はここで偶然遭遇w
二期以降ナイトメアが空ばかり飛んでいて少しがっかりしていた人も多いかもしれないが、今回は一期のような地上戦も多く戦闘シーンはとてもかっこよかった。
意外とコーネリアが活躍するw だけど「脆弱者が!」と言わなかったのは惜しい。
ランスロットsiNと紅蓮特式はさすがに飛ぶが、そこは力の入れようが違って見とれるほど。装甲パージからの本気モードがあるとは思わなかった!
ジルクスタン王宮でシステムが生きていたCの世界への扉でルルーシュは正気を取り戻し、現れた敵士官を伝統のギアスによる自死を命令! いいね、やっぱりこのシーンは。
そこからは頭脳戦が続き、あぁコードギアスだと感じることができた。俺が見たかったのはジュリアス・キングスレイではなく、このルルーシュだった。
しかし敵もギアスユーザーで能力も自分が死亡すると記憶を引き継ぎながら時間が6時間巻き戻るという凶悪なもの。ルルーシュたちの作戦をこの方法で予言と称して破綻させ、どうやって勝つのがわからないほどだった。
敵さんは死に戻りを繰り返して無敵に思えたが、ルルーシュはそれを上回る策で完封したのはさすがだった。敵が死に戻りしているとルルーシュにとっては初見で見破るとかさすがですわお兄様。
敵とは言え、終わりが無いのが終わりな状況になったのは気の毒。
だから再びゼロの仮面を被ったルルーシュ成分を存分に楽しめる映画だった。
ナナリーも無事助け出しC.C.は去ろうとしたが、ルルーシュが選んだのはC.C.だった。ナナリーはもう一人で立派に生きていけるから自分は邪魔だと。冒頭で介護するC.C.を見ているからこの結末は感動だ。
表立って生きていけないルルーシュは名前をL.L.と名乗り二人旅に出たのだった。
ルルーシュが不死身になったのかはわからないが、最後はギアスを付与するときのセリフを誰かに言っているところで終わった。
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