飯田 ぽち。
KADOKAWA (2016-12-17)
売り上げランキング: 130
姉なるもの 1巻 感想です。元々は未成年は買えない同人誌らしいけど、このコミックスは一般向け。
主人公の「夕」が14歳の少年だったころをモノローグで回想するという形で物語は進む。5歳のときに両親が他界し、親戚中をたらい回しにされた挙句たどり着いたのは叔父の家。
その叔父は入院中で家には夕一人だけであった、叔父に蔵には近づくなと言われていはいたが入院中の叔父の生活用品を探す目的で蔵の隠し階段に足を踏み入れると、悪魔を召喚してしまった。

悪魔は大事なものと引き換えに望むままを与えると、いかにもな取引を持ち掛けてきて夕が望んだものは「お姉ちゃんになってください」というものだった!

こうして始まった悪魔のお姉ちゃんとの二人暮らし。
人間界に不慣れな巨乳のお姉ちゃんとの平和な日常がコミカルで面白く、でも過去を振り返る形式で語られるモノローグでは不吉な気配があって面白かった。仮初の平和のような儚さが良い!
お姉ちゃんは人間界の暮らしについてはポンコツ。かつて自分に人間が供物として献上されていたから、胎盤はご馳走だと思っていてそれを振舞おうとしたり、怖いけど可愛いw

田んぼに落ちた夕がいじめられたと勘違いしたときの怒りの復習も怖すぎるw

永劫に落命の瞬間を味うってディアボロの最期と一緒じゃんw
でもやっぱりお姉ちゃんとしては理想的なんだよな。悪魔要素を抜きにしてもこんなお姉ちゃんいないよなぁ…

イカ娘よりも汎用性の高い触手を持つお姉ちゃんによる耳かきも秀逸!

まだ人間としての生活には不慣れだけど、抱擁力と姉力が高い悪魔が可愛い物語だった。それに加えバッドエンドを匂わすモノローグもあって日常ものなのに続きが気になる作品だった。
個人的な評価★★★★☆
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