ヤス
講談社 (2016-09-20)
売り上げランキング: 591
なんくる姉さん 1巻 感想です。
久米田先生は かくしごと を連載しながらこの作品も執筆というダブル連載。
なんでもかんでも気にしてしまう青年「
木西一茶」はある日、食●ログを確認しないで飲食店に入っていく女性を見かけたのだった。

それが気になって自分もその店に入ってみると評価2.0点なのに美味しいカレーうどんを出す店だった。
最近食べ●グで何かあったけど、これとこのネタは偶然だろう。きっとたぶんw
カレーうどんを食べた女性は白いワンピースに大量のカレーのしみを作っていたが、一茶がそれを指摘すると、「なんくるないさー」と一茶とは真逆に細かいことはまったく気にしないヒロインだった。

以降、一茶はこの女性が気になり「
なんくる姉さん」と呼びストーキングをする日々が始まったのだった。
最近では少し懐かしさを感じる絶望先生のノリ。「かくしごと」よりも風刺が効いていて絶望先生寄りな作品だったw

一茶が通う芸大の課題のデザインの提出を渋る理由が自分のデザインが誰かのと似ている可能性があるのが怖いってのはきっとあのネタだろうw

時事ネタとしてはもう古いがきっとあのタイミングで絶望先生を連載していたなら間違いなくネタにしただろうな。
何人か登場する女の子キャラも可愛くヤスさんの絵だけど、久米田先生が描いているような味わいがあって良かった。
一茶が極端に気にする性格に対し、その妹の「
輝夜」はコスパにひたすら注目する女子高生だった。

コスパが悪いから彼氏はいらないとか、結婚はコスパが悪いだとか徹底的なコスパ重視っぷりは絶望先生のクラスに居ても不思議じゃないなぁと思った。
一茶と輝夜はなんくる姉さんの管理するアパートに引っ越しをすることになった。
で、そこに住んでいた住人たちも色々権利的なものにおおらかな人ばかりw
どこかで見たことある絵ばかり描く芸術家や聴いたことのある音楽をオリジナルと称して奏でるミュージシャンなど一茶にしてみれば気になるところだらけの人たち。

色々アレなネタが多く、久々に久米田先生らしさが出ている作品だった。

一茶の声なんて脳内で神谷さんで再生されてしまう。
個人的な評価★★★★☆
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