微熱空間 1巻 感想です。
作者はひだまりスケッチでお馴染みの 蒼樹うめ 先生!ひだまり以外でうめ先生の作品を読むのは初めてだ。
親の再婚により突然姉弟の関係になってしまった同年齢の「
亜麻音」と「
直耶」。誕生日はわずか3日違いという奇跡。誕生日パーティは一緒にされるだろうねw
二人は思春期の同級生。最初は他人行儀だったけど、色々なイベントを経て少しずつ打ち解けていく様子がニヤニヤもので甘酸っぱい物語だった。

3日違いの姉 亜麻音 は少し子供っぽいところがあって、直耶に「お姉ちゃん」と呼んでもらうことに憧れていたり、自爆して照れたり可愛い女の子だった。

兄っぽい弟と妹っぽい姉だね。
今の亜麻音の状況を知った友人が家にやってきて新しい弟君の品定めをしていた。そしてあれは「弟」ではなく「男」だと正論を感じるけど、その横であくまで弟だと思っている亜麻音が純粋w

直耶のことを「直くん」と呼ぶようになった亜麻音。二人の関係がぎこちなくてニヤニヤがとまらんw

しかも亜麻音は部屋でこっそり「直くん」と呼ぶ練習してるし、その練習を直耶は漏れ聞い悶絶してるしこれからこの二人の関係どうなっちゃうんだろう。
「直くん」騒動で照れている直耶は朝練や部活を口実に朝早く家を出て夜遅く帰る日々を繰り返していた。それを心配した亜麻音は遅くに帰宅した直耶の胸に顔を埋めるというドキリとする行動したのだった。

それは弟が非行に走ってタバコなんて吸ってないか心配して匂いを確認したただの姉らしい行動だけど、この無防備な行動にくらっとしそうだ。直耶はよく耐えてがんばっている。
亜麻音が熱で寝込んでいるときは直耶が看病していた。落ち着くからと手を握って寝るのは本当に姉弟らしい日常なんだろうか?

直耶、こんな魅惑的な同い年のお姉ちゃんに振り回される毎日なんて羨ましいやら気の毒やら。
あとこの漫画、カバー裏もカラー!こんなコミックス初めて。しかも背表紙や扉絵と対になっていて遊び心もある演出。
姉弟になりたての思春期の少年少女のハートフルでドキドキで照れくさい日常にキュンキュンする作品だった。
個人的な評価★★★★★
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