如意自在
芳文社 (2016-03-12)
売り上げランキング: 1,563
はるかなレシーブ 1巻 感想です。
女子高生の可愛く際どい水着が眩しい真面目な青春ビーチバレー漫画!
高身長がコンプレックスの高校二年生のヒロイン「
大空遥」は、いとこで同級生の「
比嘉かなた」の家に居候する形で沖縄の高校に転校してくるところから物語は始まった。
かなたの家の目の前は海! 予め服の下に新しい水着を着ていた遥は荷物を置くのもそっちのけで海に出かけて行ってしまった。
服の下に小学生のように水着を着ているところから遥の明るい性格が伺えるし、スタイルもモデル体型でこれはいかにも健全でモテそうな主人公だった。
海では丁度遥と同じ二年生の女子高生二人がビーチバレーの練習をしていた。ひょんなことから遥も一緒にビーチバレーをやってみることに。
ビーチバレーのルールは室内のバレーと似ているけど若干違う。簡単にルールの説明があったのち、かなたも交えて四人で試合をやることになった。
海に居た二人「
立花彩紗」と「
遠井成美」は高校生チャンピオンで、かなとも顔なじみだった。しかし関係はぎくしゃくしていた。仲良くしたいけどお互いどう接すればいいかわからないような雰囲気。
かなたは低身長ゆえに絶対的にビーチバレーには向かず、逃げてしまいそれが原因だった。遥を通して再び仲良くなるところまで読めた!
試合は当然遥たちの敗北。しかしリベンジマッチをすること約束した。
ここでさらに詳しくビーチバレーの説明。このスポーツにはユニフォームというものが存在せず、皆普通の水着をアレンジしてやっているそうだ。
ビーチバレーがやりやすいように砂侵入対策で布地の面積を小さくしたり、エグくしたり、ズレ易いところを止めちゃったり、必然的にとてもセクシーな水着になってしまっていた。
表紙のヒロインや試合描写はかなりのフェチ漫画になっている。ここはこの作品のセールスポイントだな。
チャンピオンペアに勝つために素人遥は経験者のかなたの指導で練習を始めた。水着も余計な紐を切り、お尻の部分の布も少なくして装備も万全。
練習は砂に慣れるところから始まり、ビーチバレーの基本、絶対的強者に勝つための作戦などなど多岐にわたりいよいよ再戦のとき。
しかも負ければアイスを奢るという罰ゲーム付き。ちなみに望むアイスのラインナップが沖縄らしくてクスっときた。
試合は付け焼刃の遥がもちろん劣勢。しかし予め立てていた作戦を実行するため静かに耐える試合運び。
だがかなたの思考は知り合いのチャンピオンたちには読まれていた。ビーチバレーは腹の探り合いだというかならのセリフがブーメランのように突き刺さっていた。
たった一回だけのチャンスを潰され勝機を失った遥・かなたペア。こんなときは主人公の覚醒だね。
今回のルールでは遥たちが1点でも取ったら勝ちという決まりだったから、遥の奇襲でスパイクで見事1点を取ったのだった。
成美とかなたは元ペアだったが、かなたは途中で逃げ出した。そして今新たに遥とペアを組み、みごと自分たちに勝利した。これをきっかけにわだかまりは溶けそうな雰囲気だった。友情物語としても面白くなりそうだ。
転校先では新たなビーチバレー仲間と知り合う。
学校での生活も明るく楽しいものになりそうだった。
1巻でここまで魅了されたのは久しぶりな気がする。
ビーチバレーにかける女子高生たちの青春スポコンものとしても面白かったし、健康的で機能美に溢れる際どい水着のヒロインたちの姿もクラクラするほど眩しいものがあった。
この調子で2巻以降も頑張ってほしい!
個人的な評価★★★★★
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