井上 堅二
KADOKAWA/エンターブレイン (2015-10-30)
売り上げランキング: 245
Lady!? Steady,GO!! 1巻 感想です。
バカとテストと召喚獣の作者 井上 堅二 の最新作。
バカテスでゲラゲラと笑わせてもらったギャグのセンスはそのままで、引き続き笑わせてもらった。
主人公の「
静目圭」は、超巨大複合企業「
SANADA」の跡取り候補のセンパイ「
真田燐之助」の教育係だった。
なぜ年下の圭が先輩の教育係をしているかと言えば、決して馬鹿だからというわけでなく、燐之助が学業、スポーツ、容姿完璧超人である反面常識をもっていないからだった。常識のなさが馬鹿っぽくて面白くもあるくらい。
だから圭が燐之介に常識を身に着けさせるための教育係をしているわけだが、自称常識人の圭も燐之介よりもマシだが、十分常識がないような人物だった。
二人のコンビは互いに足の引っ張り合いをしない明久よ雄二のようだった。唯一まともなどが燐之介の妹の「
華凛」だったかな。胸はあるがどこか美波ポジションw
SANADAは一族経営の大企業だが、その跡取りは直系だけとは限らず分家も含め貢献度が一番高い人物というルールになっていた。現在は燐之介の祖父がトップに立っているが、燐之介は信頼できるチームを組んで自分が次期社長になることを目指していた。一応、圭も一族の端くれだが家は没落していてほぼ一族とは認めれていない感じ。
まだ一巻だから方向性はわからないが、どうやら燐之介たちがライバルを蹴散らしていく物語かな。
バカテスはAクラスを目指す物語だったから、構図は似ていると言える。ただし敵は同じ学生というわけでないと。
1巻の敵はSANADAグループのとある大社長。悪くて黒いおじさんだったけど、こちらも奇策で痛い目に合わせる展開はバカテスの流れを感じるねw
ただ、学園が舞台じゃないことがラノベのおいてマイナスにならないといいのだが。あと、バカテスは底辺のFクラスが格上に勝つことが面白かったが、今回は別に主人公たちが格下というわけではない。実力はあるが認められていないだけで。
そういったところがどう描かれるか今後の評価の分かれ目だろうか。
それに食わせ燐之介が女体化する謎の現象。ファンタジー色のない作品で異色を放っていた。この辺はしっかり物語に親和させてほしいな。
期待して続刊を待つ。
このスペシャルエディションにはバカテスの短編がついてきた。やっぱバカテス面白いわ。
原作通りアニメ化してほしかった。
個人的な評価★★★★☆
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
