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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

他種族視点の大戦も描かれる…!?「ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム」 感想 

ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム (MF文庫J)
榎宮 祐
KADOKAWA (2016-12-23)
売り上げランキング: 170


ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム 感想です。

今回はたぶんシリーズ初の短編集。


フィールの大戦中のご先祖様の「シンク・ニルヴァレン」は天才戦略家であり魔法もフィールを超える八重術者で、新規開発まで行う最強のエルフであった。

普段は人類種である『 』の下剋上を楽しむ物語であるが、今回は他種族の別の天才の活躍とラブコメが面白かった。

ドワーフを下等と嘲りながらもそのリーダーには敬意を払って全力で倒しに行くところや、リクが屋敷に乗り込んできたときの対応など凶暴な一面もあったり、彼女の血がフィールにも受け継がれているんだなぁとも思った。


ステフが『  』ではなく空単体にゲームをひたすら挑む短編は意外な結末に、今後の物語の伏線になるのではと思った。空単独とは言えステフが寝不足でなければ勝てなかったと言わしめ、真に覚醒したなら『  』として戦うらしい。

ステフは前の物語でも人類では相当強いという描写があったし、扱いに反して超有能だった。だからいつか大活躍しそう。


フィールとクラミーのイチャラブの話は同性愛ということで、これもご先祖様の血のせいかと思ったw

一応フィールの奴隷ということになっているクラミーがニルヴァレン家に使えるエルフの使用人に一矢報いたり、フィールもクラミーを苦しめる使用人たちを対外的な信用を失墜させた上で解雇にしたり、『  』には劣るかもしれないけど知略策略巡る一幕が面白かった。

ジブリールが自分より上位種である龍精種に単身で挑む短編ではアルトシュが特異なフリューゲルとしてジブリールを作った理由が語られ、アルトシュの人間味のようなものも垣間見えた。

大戦でアルトシュが敗北した物語を補完するようにもなっていて、あの物語もさらに深みが増した。

そういった意味でも早く映画が見たいと思った。



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相手を学習し即対応してくる機凱種(エクスマキナ)に勝負を挑まれる…!?「ノーゲーム・ノーライフ ゲーマー兄妹は一ターン休むそうです」 9巻 感想 



ノーゲーム・ノーライフ 9巻 感想です。

今回は機凱種(エクスマキナ)との物語。

ジブリールたち天翼種(フリューゲル)と同じく大戦時からずっと生きている種族で、対象を学習し同種族で共有し無限進化していく種族。

空と白が治めるエルキア連邦は『  』の勝利に次ぐ勝利で、二人の圧倒的な実力を知らない他種族は裏があるのではと勘ぐって実質的に手を出せない状況になっていた。

その隙に帆楼をアイドルとしてプロデュースしたりしていた。「989(くうはく)プロ」もゲームと考えると後々これまた無双することになりそうだったw

手が出せないはずのエルキア連邦に突然現れたのが機凱種13体。異世界の技術である携帯電話まで解析して接触してくるなどスペックの高さが最初から描かれていて疑心暗鬼になっていたけど、機凱種の目的はかつてシュヴィが愛したリクと子供を作ることだった。

現在の機凱種は大戦と経年劣化の影響で残存数はわずか13体。このままでは時間の問題で滅亡する状況に追い込まれていた。

仲間は魂の情報を貰うことで増やすことができるが、シュヴィがリクを愛しているという感情を全個体で共有しているため、リク以外との行為は嫌だとロックがかかりリク以外とは子供が作れない状況だった。

そのリクとソラが同一人物だと激しく思い込んでいるため、今回こうやってやってきたのだった。

リクと結ばれないなら滅んで種のコマを失ってもいいと考えているため話の主導権は機凱種(エクスマキナ)にあり。その行為をするために盟約に従って空単体に勝負を挑んで勝利。機凱種(エクスマキナ)が提案した勝負の内容がチェスなのが良かった。

空は敗北し時間の指定はなくてもいつか機凱種(エクスマキナ)と行為に及ばなくなってしまったが、それまでの間機凱種(エクスマキナ)は猛烈にアプローチしてきた。男の個体も女の個体も。

タブレットPCを探られ空のオカズを解析してまで様々なアプローチをしてくるもホモルートなどどこかズレているところは面白かった。

そしてジブリールの渾身の転移をも学習して追跡してくるなど種族としてのスペックの高さはもしも敵に回したらヤバいなぁと感じさせた。今は愛を育むことが目的なため基本的には人類の味方でいてくれてるけど。あくまでリクと空は別人で機凱種(エクスマキナ)は勘違いしているだけ。

寿命云々なんて事情はあるけど、機凱種(エクスマキナ)にとっては感情的に空はリクなんだろうと解釈した。

そんな機凱種(エクスマキナ)に自分を諦めさせ、リク以外との仲間増やしも解禁させるために空は自分のヌード写真と直ちに子作りする権利をかけ勝負をすることになった。

今回はちゃんと『  』VS機凱種(エクスマキナ)全員で、勝負は変則ルールのチェス。変則ルールのチェスと言えば最初のあのチェスを思い出すが、ゲーム性としてはあれと同じだった…

いつもの奇策やルールの裏をかいた勝利を楽しむのではなく、対話のためのゲームだったと思う。

このゲーム中で空は自らがリクではないことを完全証明するが、個人的にはあまり納得していない。自己の定義は自分だけしかできないから、自分が違うって言ったら違うってことでしょ?うーん…

勝負の最中、少女型の機凱種「イミルアイン」は勝手に妄想し空は自分の夫であると決めつけて、どの個体よりも愛が重いポンコツなところが可愛かった。

『  』に敗北した機凱種(エクスマキナ)は盟約に従いリクへの愛を捨てられ、子作りのロックも解除され種族が滅びる道はなくなった。空とリクが別人だということも理解してくれたし。

これで機凱種(エクスマキナ)との関係は平等に戻ったかに思えたが、元来の機凱種(エクスマキナ)の人類への愛は変わらず、またリクへの愛情は今度は空に移り変わっていた。

エルキア連邦に加わるなどの盟約は交わしていないが、それでもテトと勝負をするときは必ず手を貸してくれるそうだ。

機凱種(エクスマキナ)はかつてリクを守れなかったことを後悔しているのもあるが、空たち人類に対する全幅の信頼は大戦時のリクたちの活躍あってのもので、ここまで長い間それが続いていると考えるとこみ上げ来るものがあった。

イミルアインもそのままエルキア連邦に居座ることになり、ジブリールに並びチート性能の味方がまた増えたのだった。でも経年劣化の影響で全力は出せないみたいだかから、そう無茶はしないだろう。

さて、次は10巻の前に番外編が入るそうだ。映画も楽しみ。アニメ二期もやってほしいんだけどな。

個人的な評価
★★★★☆



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『  』初の敗北…!?「ノーゲーム・ノーライフ ゲーマーたちは布石を継いでいくそうです」 8巻 感想 

ノーゲーム・ノーライフ (8) ゲーマーたちは布石を継いでいくそうです (MF文庫J)

KADOKAWA/メディアファクトリー (2015-12-25)
売り上げランキング: 20


ノーゲーム・ノーライフ 8巻 感想です。

神霊種との双六対決決着の8巻。前回までの謎が一気に解決するためか、情報量が多く適当に読んでたら理解が追いつかないかもしれない。

前半はジブリールとの対決の続き。なぜジブリールが無茶な条件でマスターたちに勝負を挑んだのか、それが明らかになりどこまでもジブリールらしいなと思うところがあった。

勝負は最初から無理ゲーで、ソラとシロが勝ってしまったらジブリールはとある理由で本当に死亡。勝負が終わっても復活なんてことはない。ソラとシロが普通に負けてしまうと神霊種との対決に負け八方塞がり。

そこで二人が取った行動は制限時間の限界まで逃げ続け勝負を投げるという手だった。逃げるだけでも不利なゲームだけど、他種族を騙し搾取し、かつてのリクとはまた違ったやり方で大戦を生き抜いていた。ゲーム上のユニットだからか鬼畜この上ないしw

オークにエルフを襲わせ「くっころ」をやらせようとして、逆にエルフが勝ってしまうところが面白かった。

そして無事『  』初の黒星となるが誰も死なずゲームを切り抜け次はいよいよ神霊種との決着。この辺がかなりややこしかった。

それでも全てはソラとシロの手のひらの上。

現実世界で東部連合に攻めて来たフィールとクラミー、それを利用しようとするプラム、それらの裏切りを全て包み込んで最初から利用する気でいたソラが結局は最強のゲーマーだった。

記憶を失っていない裏切り者というのはそういう落ちだったのは意外。それに7巻の挿絵に伏線というかネタバレが含まれていたとは騙された。しかもちびキャラのところだからまったく目に留まっていなかった。

今回勝負をしている神霊種は巫女に騙された結果この勝負をしていたが、それでもねじ込んだ条件というのがポイントだった。

仲の悪いはずの他種族間ですでに友情が芽生えていたんだなぁと…

勝負の決着はまるでカイジの鉄骨渡りで、目の前のゴールではなく横のガラスの階段を上った先が本当のゴールかのように条件クリアしないとダメというものだった。

巫女さんの魂は今肉体を離れ神霊種が握っているからそれを手放したら肉体に戻って逆に生き返る、そしてゴールするべきプレイヤーは裏切り者さん。

神霊種は普通なら裏切り者を看破してもそんな怪しい人物をゴールさせようとはしないし信用できないことを利用して、全てが助かる方法を知っている裏切り者がゴールするようなことがあればソラたちの勝ちというルールにしていた。普通ならプレイヤーの誰かがこの中で敵対している神霊種の命を犠牲にゴールすると考えていたんだろう。あるいは賭けていた種のコマ5つを皮切りに全部集めてテトに挑もうと。

結果はソラたちの勝ち。無事心霊種の幼女が仲間に加わった。名前は永遠疑問を感じ続ける神様「孤疑」から解釈を変えて移ろう存在「帆楼」となった。暫定的に神霊種の全権代理者となり、文句のある神霊種をおびき寄せる役割も担った。

しかもどうやら帆楼は機凱種(エクスマキナ)の創造主らしい。その機凱種(エクスマキナ)たちはこれまで眠っていたのが今回目覚めたようだし、エルフたちのエルヴン・ガルドも内部崩壊するようにソラたちが仕組んだため動き出しそうだ。フィールたちの裏切りも報告済みで。

序列1位を倒してしまったということで、他の種族もソラたちを無視できない存在と認識し世界がどう変わるのか楽しみな巻だった。

次はどの種族との対決になるんだろうかね。シュヴィのことを知っている機凱種と関係を持ってほしいな。

個人的な評価
★★★★☆



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裏切り必須で命を賭けたゲームで対決…!?「ノーゲーム・ノーライフ」 7巻 感想 

ノーゲーム・ノーライフ7 (MF文庫J)
榎宮 祐
KADOKAWA/メディアファクトリー (2015-07-24)
売り上げランキング: 7


ノーゲーム・ノーライフ 7巻 感想です。

久しぶりの新刊。今回は神霊種(オールドデウス)との対決だったはずが、始まったゲームは神霊種が傍観者で、プレイヤーはソラ、シロ、ステフ、いずな、いの、ジブリール、プラムの大規模なすごろく。

一マス移動が10Kmというゴールするまでに餓死の危機を真面目に検討しなくちゃいけない規模のゲームだった。

またゲームを始めるに当たり、神霊種が憑依していた巫女さんの命が徴収されたり、裏切り者一人を除き皆ゲーム開始に至るまでの記憶を奪われていたり、ゲームで勝つためには裏切りが必須で、それも相手を殺す必要があったり、不可解なルールとなっていた。

こんな意味のわからない状況の中、命がかかっているゲームだということや、状況から色々推察していく『 』の頭の良さが面白かった。

それぞれのプレイヤーが作ったマス目のお題も、個性があって自分が有利になるものや、特定の誰かを貶めるようになるものなどあって、それを『 』がうまく攻略していくのも面白かった。

神霊種との対決のはずなのに、どうして仲間同士で争うルールになっているのかってのが今回の謎だけど、巫女さんに利用されている神霊種の狙いってのが気になるな。

また、ソラたちが神霊種と争っているタイミングで、東部連合に戦いを挑んできたフィールとクラミーには驚いた。

こいつらがソラたちが勝つ要っぽいのに、東部連合の嘘のゲーム内容を伝えるという指示を守りながらも自分たちが戦いを挑むことでそれを無意味化してソラたちに牙を向けるとは。

されにそこに現れたのはゲームに早々に負けることで肉体を失い霊体化したプラム。吸血の必要がないゆえに、ジブリールでさえ手こずったとされる大戦前の全盛期の強さを持った吸血種(ダンピール)。

プラムはこうなることを狙って全て動いていた。雑魚キャラに見えて、こいつはやりおるキャラだった。東部連合からの生贄を代償にこいつらに勝っていやると持ちかけてきたが、東部連合にしてみれはどちらに傾いても犠牲者が出るという積んでいる状態。

今回少しかっこよかったいのがどう対処するのか次回が気になる。次回は早めに出てくれるんだろうな?

ジブリールも今回だけは『 』に本気で勝ちにきていて、どんな卑怯な手を使ってでも『 』に勝とうとマス目の指示を使って勝負をしかけてきた。こうしてジブリールVS『 』の再戦が始まった。

ゲームはしりとりではなく、大戦を模したシミュレーションゲーム。負ければ死亡というルールで、大戦を模している以上人類側の『 』は不利ってレベルじゃない。一応棄権も用意されているが、それは『 』に許されない気がする。

ジブリールがここまで固執する理由は天翼種(フリューゲル)の存在意義とか大戦時の人類のことに疑問を感じているからなんだろうか。

ジブリールとのゲームでは一応死なずに解決はできるはずだが、ソラが言うのは一人は死ぬことになるらしい。つまり神霊種(オールドデウス)とのゲームに関して支障が出て死ぬことになるってことか?

今回とても中途半端なところで終わるし、意味不明なことだらけ。記憶を持っている裏切り者っぽいやつもわからんし、ほんと8巻は早く出て欲しい。

個人的な評価
★★★★☆



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