石ノ森章太郎 井上敏樹 横島一 白倉伸一郎
小学館クリエイティブ (2016-07-05)
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コミック版 仮面ライダークウガ 4巻 感想です。
前回の出来事でグロンギと分かり合うことができなかった雄介の心境に若干の変化を起こしつつ、街ではあらたなグロンギによる殺人事件が発生していた。
今回のグロンギは高校生を限定して狙い、しかもただでは殺さず凄まじい苦痛を与えて苦しむ姿を楽しみながら殺すという劣悪なタイプだった。

また、雄介の元には駿河がやってきて、未確認生命体4号の正体であると決めつけるかのように接触してきた。

一条は駿河が疑っていると言っていたけど、見た感じもはや確信しているように思える。今後の戦いの妨げにならないか心配なところだ。
グロンギによる殺人は止まることなく続き、雄介は赤いクウガの力で戦うもリーチの外から飛び道具で攻撃してくる敵に手も足も出ず被害者が増えるのを防ぐことはできなかった。

でもわかりやすいパワーアップフラグではあったw
被害者と同じ高校に通っているとあるいじめられっ子の男子生徒は偶然嫌いなやつが死亡したことで自分に殺人能力が宿ったと思い上がり、突然いばりだして女子生徒を半裸にして眺めたり、メイド服姿でご奉仕させたりやりたい放題になった。
グロンギも愚かな人間の少年を眺めて楽しむために殺人に協力し泥沼な状態だった。

最近のライダー(アマゾンズを除く)にはないブラックさが面白いね。最近のライダーは民間人に被害がでないし、メインで退場者が出ても綺麗に退場してしまうし、こういったわけのわからない未知なる怪物の怖さが描かれているのはいいこどだ。
雄介は最近悩まされている超聴覚の修行に出発。便利アイテムによる簡単覚醒ではなく修行で強くなってのもクウガの醍醐味w

最近コレクション性のある変身アイテムが多すぎるんだよ!アイテム多すぎてもはや本編が玩具のPVになってるじゃん!
刑務所ではアギト覚醒。

中身が女性なためか女性的な体格をしているアギト。
この世界に碑文によると昔存在した部族「リント」と「グロンギ」の内リントが先に霊石を手に入れたそうだ。その霊石を使いグロンギ族に対抗するためにアギトを誕生させたらしい。
アギトなんて強力な力を当時まだ人間であったグロンギ族に向けるなんてワイルドだったようだ。
が、その後いかなる理由か霊石がグロンギの手に渡り今度はグロンギが怪物の力を手に入れたそうだ。しかし怪物となったグロンギの中にもリントを守ろうとする裏切り者が現れた。それがクウガ。
事体は複雑なようだね。脱走したアギトである津上姉は雄介に保護されてしまう。クウガとアギトは協力関係になるのか、グロンギを倒すためのアギトとグロンギながらリントを守る存在クウガは戦う定にあるのか今後に期待。
かなり調子に乗りすぎた少年はグロンギの儀式の最後の標的となってしまい余命5分を言い渡されてしまった。いきなり5分で超苦しんで死亡するとか言われたらどうしていいかわからんよな…
だがクウガが間に合った!残り時間わずかなところにやってくるとかハラハラする展開。
クウガはさっそく修行の成果を見せ緑のクウガペガサスフォームに超変身。
ちゃんとここはカラーで描かれていて秀逸!

一条の銃をボウガンに変化させ聴覚による気配察知で一撃必殺のスナイプで敵を撃破。有無を言わさない一撃に痺れたわ!
やっぱ状況に応じたフォームチェンジは平成ライダーの花だよな!
命を救われた少年はこれに懲りていじめられっ子をボコボコにされながらも助けるファインプレーをしたりしていた。こういう教訓じみたエピソードも最近じゃないように思うな…
個人的な評価★★★★☆
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