三浦ゆあん
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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あくまでじょし 1巻 感想です。
かねがね話題にはなっていたけど、絵は完全にけいおん!だし、物語の雰囲気もこのゆるさはけいおん!に近いものを感じる。まったくの無関係だとしても蘇るあの放課後の日々。
高校に入学した魔王の血を引く少し痛い女子高生「
佐丹真央」はいつか魔王となり世界の頂点に立つことを目標にしていた。

魔界という世界感的に魔王という存在に本当になれるんだなと思っていたら、最後の方で魔王という職業は現在はなく高校生にもなって学校で声高らかに宣ことは恥ずかしいことだと解説されていて面白かったw
思っていたより我々が住む世界に近い魔界だった。
主人公が魔王なら友達はサキュバスやヴァンパイア。

ヴァンパイアの娘は昼間に弱く夜はハツラツという設定だったが、これも最後の方でただ生活習慣が悪くて夜型になっていただけとわかって笑えた。
設定からしてゆるゆるでいいね。キャラも可愛い。
そしてクラスにはもう一人魔王の血を引く「出門ルーシー」がいた。
同じ魔王でも真央とは違い、見た目も可愛く、品行方正なキャラに一方的にライバル心を抱く真央だったが、結局はその性格の良さでお友達に。こうして仲良し4人組結成。4人組ってバランスがいいんだな。

愛は夜はキス魔になり、女の子同士のキスシーンもあった。

でも別段百合百合とした内容にはならず、女の子の健全な友情を描いたストーリーになっていて、癒し漫画であった。
真央には妹がいたが、この妹は姉よりもしっかりしていて、何かを思い出したわ。

姉に激甘というわけじゃないけど、ツンデレ気味に姉をサポートする可愛い妹だった。
それにしても口元とか泣き顔とか けいおん!そっくりで本当に懐かしい絵柄だった。

別人でもここまでそっくりならそれでいいと思う。失った何かが戻ってきた感じがする。癒された。
悪魔という要素がちょっとしたスパイスにはなっているが、ほぼ普通の女子高生の日常と言って差し支えなく、尖った耳も最初気になっていたが読み始めればすぐに忘れるくらい人類と差異がなかった。
これはいつかアニメ化しそう。
個人的な評価★★★★★
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