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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

散りざまで読者を興じさせてくれる…!?「Fate/strange Fake」 5巻 感想 

Fate/strange Fake(5) (電撃文庫)
成田 良悟
KADOKAWA (2019-04-10)
売り上げランキング: 17


Fate/strange Fake 5巻 感想です。

作者が国指定の難病を患っているため刊行が遅れたそうだが、そんな状況でもちゃんと発売してくれるのがありがたい。


前回バーサーカーのジャック・ザ・リッパーが、アルケイデスの宝具を奪う宝具により宝具を奪われる衝撃の展開だった。

今回はそんな状況下で一矢報いる展開で熱かった。

この世界の常識というか前提条件として人間じゃあサーヴァント相手に太刀打ちできない。

だけど、そんな常識を覆して警官隊とフラットのチームがアルケイデスに対抗する姿に人間の意地を見た。これが人間賛歌というやつかもしれない。

キャスターの切り札である人間を強化する宝具でパワーアップした警官が用いた英雄殺しのヒュドラの毒はここでこんなものが出てくるのか感心した。

ジャックは象徴たる宝具を奪われ大幅な弱体化したが、キャスターによりフラットと一部一体化することで一応戦線復帰。アルケイデス相手に令呪のコマンドに介入して魔術で大ダメージを与えたところは規格外の魔術師だと思った。こいつおかしいw

ジャックが宝具を取り戻すにはアルケイデスを倒しても無意味で再召喚でもしないとダメだそうだ。しかしフラットならやりかねないと思ってしまった。

そしてここまで人間たちががんばったのに、ヒュドラの毒を受けても倒せなかったアルケイデスに絶望を感ずにはいられなかったが、それでも実は密かに致命傷を負っていたのは良かった。


アルケイデスたちが戦っている傍らで、リチャードは英雄王と対峙して飛んで来る無数の宝具に素早さで対抗してみせた。俊敏のステータスがEXってのが生かされた珍しい戦闘で、面白かった。

安定の宝具ぶっぱを俊敏性で回避するが、やはり圧倒的火力を持つ英雄王が上。リチャードはアヤカだけは見逃してくれと言わざるを得ない状況にまで追い込まれてしまった。

しかしこの戦いに水を差す形で、いきなりアルケイデスがギルガメッシュをヒュドラの毒で攻撃w さらにイシュタルが出現しギルガメッシュを召喚した触媒である宝物庫の鍵を使用し、『王の財宝』を封印状態にしてきやがった。あの触媒が伏線だったとは誰も思わないだろうw

ギルはすでに外にある宝具で防御するがそれもイシュタルに邪魔され致命傷を受けてしまった。ヒュドラの毒を受けると痛みがひどいそうだが、そんな様子を見せることなく最期まで敵に対し仁王立ちしてプライドの高い王様であった。

最初の敗北者が油断も慢心もしていない状態のギルガメッシュであることに個人的にショックであったが、散りざまが立派だったから納得はできた。乖離剣未使用だったし。

あと肉体は消滅していない状態でティーネとエルキドゥによりワンチャンありそうだったから再登場を期待している。


大きく状況は動いたが次なる展開は今回の聖杯戦争で際立って異質なサーヴァント「ペイルライダー」の話になるのかな。

ジェスターによって椿の世界に引きずり込まれたシグマや警官隊や偽アサシン、他多数たち。椿を助けることが目的なのに、実はこの世界は椿を殺さなければ出ることができないそうだ。残酷な設定で続きが気になる。


物語の本筋ではないが、今回とあるシーンで復讐者である巌窟王エドモンが挿絵付きで登場したのはFGOプレイヤーとして嬉しかった。

それと、わりと冒頭で呼び水として召喚された偽サーヴァントたちは時間経過で土地に溶けるとエルメロイⅡ世が言ってて、これすごい設定なのではと思った…


体調のこともあって次の巻がいつになるかわからないが、ここまでで物語は山頂に昇ったそうだ。残り半分期待している。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2019/04/11 21:03 ] Fate/strange Fake | TB(0) | コメント(0)

少女を救うためジャックが宝具を使うまでの物語…!?「Fate/strange Fake」 4巻 感想 

Fate/strange Fake(4) (電撃文庫)
成田 良悟
KADOKAWA (2017-04-08)
売り上げランキング: 8


Fate/strange Fake 4巻 感想

作者が13陣営全てを丁寧に描こうとしているのが伝わってくるほど濃い内容だった。一冊でこれは贅沢。

3巻の終わりでアルケイデス相手にジャックが宝具を発動したところで終わったが、4巻ではどうしてその戦闘が始まったかが描かれ、結果的にほぼ巻末の方で再びこのシーンが描かれていた。


真バーサーカーを召喚した魔術師の見た目がはかない感じの少女だったのは意外だった。危ないところをアインツベルンのホムンクルスに憑依した何かによって助けられ、聖杯戦争で勝ち抜くための手助けを得ることになった。

そして最初に向かった先がバズディロットとアルケイデスの魔術工房。敵陣のホームグラウンドである魔術工房で戦闘することの厄介さも描かれていた。

この戦闘ではサーヴァントの相手を普通にできるホムンクルスの「フィリア」に憑依した何かの力がすごかった。この正体は女神イシュタルっぽいね。ということはギルガメッシュとも因縁があるからこの先も楽しみ。まぁ無邪気な凶悪さも見えたけど。

バーサーカーもイシュタルの力で強化され元の英霊がわからない怪獣になっていたw

この戦いを止めたのはフランソワ・プレラーティ。宝具も使ってどうにか戦いは収まった。

偽アサシンと、セイバー、ウォッチャー陣営は合流して休戦協定を結んでいた。ウォッチャーは町のことならどんな密談の内容も知っているからとても便利だと思った。

偽アサシンがシグマの境遇に普通に同情してたのは印象に残るシーンで、この二人なら真っ当なマスターとサーヴァントの関係を築けたかもと思った。

偽アサシンはマスターから魔力供給を嫌がり、リチャードの仲間の魔術師から魔力を貰っているのは熱意を感じたw

シグマは本来の雇い主含め、自分が召喚した英霊は喜劇王チャップリンをランサークラスでと公表したのは喜劇的だった。そりゃ疑われる。

デュマはクラン・カラティンのメンバーと直接会って腕を失った警官に特別な義手を与えて、その活躍を応援していた。デュマがオーランド以外と会話するのは初めてだろう。豪快に語る雰囲気から兄貴肌ぽかった。

今回の物語の主役はたぶんフラット。

2000年血は続くが魔術の実績はないエスカルドス家に生まれた奇跡的な天才だが、天才すぎて親に殺されそうになり、捨てられるように時計塔にやってきても講師たちは魔術師として何かが欠けているフラットの育成に匙を投げていた。

そんな中、エルメロイ二世だけは見捨てず真摯に向き合い、フラットもエルメロイ二世を信頼してその影響を受けて善人として成長していた。フラットのためにエルメロイ二世が大事にしているイスカンダルの触媒を賭けのテーブルに置いたのもでかい。

ジャックは今回もアサシンの水着少女に変身し、解体したくなる衝動にかられたりしていた。その姿を見た暗殺者集団の「ツークツワンク」が何故か震えたってのはFate/Apocryphaに由来しているようだ。最近コミカライズもされてるみたいだし、今度買ってみるべきかもしれない。

その後返信した英国貴族風の人物はこれも元ネタがあるのだろうか。アサシンの姿同様落ち着くし、魂を穢したい衝動にかれれると言っていたけど。

ジャックは現在凶化が反転して冷静なバーサーカーになっているが、もしもその変身した姿の衝動に駆られて理性を失うようなら令呪で自害させてくれとお願いしていて、なんだかフラグに思えた…

フラットは警察署長室まで進入してオーランドと直接面会までした。5秒で結界をハッキングしたり、魔術回路を封印したり何でもありの魔術師だった。

フラットの目的はペイルライダーのマスター椿を救うこと。現在死徒にも夢の中に進入されている。そのための共闘。これにはエルメロイ二世も分析の分野で協力していて、話だけでほぼ正確にサーヴァントの正体を見抜いたのはすごかった。

そしてやっと3巻の最後のところへ繋がる。

病院へやってきたクラン・カラティンとジャック。クラン・カラティンの中にいるバズディロットのスパイの情報経由でやってきたアルケイデス。それを見下ろす死徒。こうして戦闘は始まった。ちなみにティーネ陣営にもスパイがいて、ティーネは気づいてないがギルは気づいていてティーネを試している。

ジャックの持つ宝具は二つ。ジャックは集団だったという説による分裂する宝具と、ジャックは悪魔だったという説による悪魔になる力。

前者はマスターの力量によるが、フラットだと500体以上に分裂可能らしい。しかも夜間限定でBランクの気配遮断スキルも持ってるしどこかのアサシンより強そう。

戦闘用に発動した悪魔になれる宝具は人口密度が高いほど恐怖の対象としての力を得るため強力で、人間特攻もあるからアルケイデスには脅威。しかも分裂宝具との兼用で200体くらいまで分裂できる破壊力抜群の宝具だった。

まぁでも基本的には時代も新しいし、強い英霊ではないんだよね。ジャックさん。バーサーカーも本来弱い英霊を強化するためのクラスのはずだし。その恩恵も預かれていない。

手札を全て開示したことで、死途にも正体がバレて退場もそう遠くなさそうだった。

アルケイデスにはよく効く宝具で優勢を取るが、ここでアルケイデスは三つ目のアヴェンジャーとしての宝具を発動。それは宝具を奪う宝具であった。

こうしてジャックの悪魔化の宝具は簒奪され、ただの分裂する人にまで弱体化。止めを刺されるところで令呪による強制転移で助かったがこの後どするんだろう。フラットに活躍してほしいな…

アルケイデスは対人戦闘において特化しすぎだろ… 人の作った道具は通じないし、人に対して特攻を持つ宝具も手に入れた。もしかしたら何か制限があるかもしれないけど、もっと簒奪できるなら凶悪だ。だからギルにエアを使えと言っていたのか。

椿を守る戦力がなくなったところでやってきたのはギルガメッシュとリチャードや偽アサシンたちとデュマまでw

デュマは警官たちの助っ人のようだ。今のところ雑魚なクラン・カラティンには活躍の場が欲しいところだね。

死途も偽アサシンが自分の魔力で穢れていないのを見て戦闘のスイッチが入ったようだった。元々5巻で完結だったらしいし、そろそろ誰か退場するのかな。

第四次聖杯戦争ではウェイバーが主人公だったように、少なくとも4巻の物語では数少ない善性フラットがマジ主人公。敗北するにしてもドラマチックなシーンを期待している。

個人的な評価
★★★★★



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[ 2017/04/09 01:45 ] Fate/strange Fake | TB(0) | コメント(4)

真サーヴァントも出揃い戦い激化…!?「Fate/strange Fake」 3巻 感想 

Fate/strange Fake (3) (電撃文庫)
成田良悟
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016-05-10)
売り上げランキング: 6


Fate/strange Fake 3巻 感想です。

ストーリーもさることながらシリーズのファンを楽しませる要素も豊富で濃すぎる物語だった。


セイバーのクラスのサーヴァントを欠く偽りの聖杯戦争の目的は、これを生贄に本物の聖杯戦争を実現させることだった。だから同じクラスで複数のサーヴァントがいたわけだ。

前回、ギルガメッシュに襲い掛かってきたアーチャーが王の財宝を防いで焦ったけど、あくまで人が作った道具を否定する宝具があってのものだったから安心した。

今回もギルは絶対王者の風格がある上に、黒幕とは敵対する立場だから活躍が楽しみ。今回ギルはエルキドゥのおかげで上機嫌だから暴言を吐く敵にも寛容らしい。でもそれを知らない黒幕たちが吠え面をかくときに期待だな!

でもわからなかったのは過去の聖杯戦争に参加した記憶がなくなるって設定だ。時間軸に関係ない英霊の座で記憶があると聖杯戦争の結果がわかってしまうからというのはわかるけど、アルトリアって第五次のときに第四次の記憶あったよね?

ギルほどの英霊なら過去の記憶を見通すことができるそうだけど、あのセイバーも特別なんだろうか。それともアルトリアの世界との契約のせいだろうか。

ちなみにアーチャーの正体は第五次でバーサーカーとして召喚されたヘラクレスだった。凶化されていないと、紳士だね。邪悪なマスターは始末しようとしていたし。

だけど今回はマフィア所属のマスター、バズディロット・コーデリオンが令呪三画と冬木の聖杯に入っていた泥を使うことでバーサーカーを神の位から落として神に復讐するアベンジャーのクラスを併せ持つアーチャーにしたのだった。

名前はヘラクレス・オルタでもよさそうだけど、ヘラクレスが人間だったときに名乗っていたアルケイデスというのが今回の真名だそうだ。

だから何気に今回第五次のリベンジマッチになっていたんだねw 当然どちらも記憶にはないが。

この英霊は魔力の消費が激しいが、バズディロットは第五次のキャスターの元マスターが使っていた装置を使って人間を生贄に大量の魔力結晶を準備していた。マフィアらしい手だ。2万5千人くらい犠牲にしてるのは過剰だけど。こういう懐かしい設定が出るのはうれしい。

アヤカ・サジョウのサーヴァントはアーサー王の大ファンのイングランドの王様リチャード。獅子心王という通り名が有名らしい。

宝具は棒状のものなら何でもエクスカリバーにする「永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)」というもの。「騎士は徒手にて死せず」なんてセリフもあったから良かった。ランスロットみたい。

またリチャードが座にいる他の英霊に話しかけOKを貰うことでその英霊のスキルや魔術を行使することも可能だった。これはかなり強いサーヴァントだと思う。

しかしマスターの正体に疑問が残った。エルメロイの弟子の沙条綾香は別の場所にちゃんと存在していて、スノーフィールドにいるこいつは誰なの状態。

フランチェスカが蒼崎橙子に喧嘩を売って何度も殺された話が今回がっつり語られていて面白かったけど、もしかしたら人形か?あるいはアインツベルンが関わっていることも考えるとホムンクルスという可能性もある。謎だなぁ。

セイバー陣営はエルキドゥと接触して同盟を持ちかけた。本来敵同士だけど、人の世を脅かす使途がいるため協力が成り立った。アヤカがキメラのマスターをもふもふしている所は可愛かった。

またこの同盟にはどうやらアサシンの少女も加わっているようだった。

ランサーを召喚しようとしたのは黒幕側が用意した道化であるシグマという記号しか持たない青年。しかし彼は久宇舞弥の息子だった。息子も母同様傭兵として生ききて、中身は空っぽ。聖杯に望む願いは安眠と食事だし。

触媒なしで召喚した場合どんな永来が出てくるか謎だっため道化の役目になった。そして召喚されたのが番人(ウォッチャー)のクラス。これは座にいる英霊の影法師でこちらの世界には一切の干渉ができず、マスターと会話をし街を見張るだけしかできないクラスだった。

ウォッチャーたちはシグマに試練を与えることで生きたままランサーのクラスにすることを望んでいた。現在空っぽのシグマの成長の物語にもなるのかもしれない。なんとなくシグマには最後まで生き残ってほしく思う。

フランチェスカが召喚したキャスター「フランソワ・プレラーティ」はジルをキャスターたらしめたあの本をプレゼントした人物だった。そしてフランチェスカは何度も死から復活して長年生き続けているらしく、フランチェスカ=フランソワ・プレラーティだった。

つまり最初に死亡した自分を召喚したのだった。たしかサーヴァントって同じ英霊を複数呼び出すことも可能だったはずだし、これもありなのかw

真バーサーカーは獅子をモチーフにした機械人形のようで、ニコラ・ステラのライバル、キャスターとしての適性を持つことから「トーマス・エジソン」だね! アプリゲームのFate/Grand Orderのサーヴァントからも参加とか熱いじゃないか。

フラットは優秀な魔術師として今回も冴えていた。ペイルライダーの暗躍をいち早くつかんで行動開始したりしていたし。

そして普段時計姿のジャックが漠然と少女に変身したら水着のような服装の少女に変身したのは良かった。アサシンのジャックとも関係あったのか。本人は不思議がっていたけど、ジャックの正体の可能性の一つがあの少女のジャックなのだろうか。

そして最後はアベンジャーVSジャックの戦いが勃発。ジャックは宝具も使っていたし相手の正体も見破っているようだったし、早く続きが見たいぞ。フラットのマスターとしての優秀さも勝敗に関わりそうだし、冬まで待てない!!

個人的な評価
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[ 2016/05/13 01:28 ] Fate/strange Fake | TB(0) | コメント(4)

サーヴァントが7柱以上現れる…!?「Fate/strange Fake」 2巻 感想 

Fate/strange Fake (2) (電撃文庫)
成田良悟
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-05-09)
売り上げランキング: 16


Fate/strange Fake 2巻 感想です。

マスターとサーヴァントが出そろい、各陣営同士の戦いが本格的に始まってきた。

前回召喚されたセイバーはアーサー王と紫のある人物っぽいけど、Fakeとは言え別人だったか。ヒントは出てるけど俺にはわからない。かつての征服王のように豪快な人物で、見ていて気持ちがいいサーヴァントだった。

アヤカから魔力を貰ってはいるが、正式なマスター契約をしておらず、アヤカには避けられている。なのに世話焼きのように付き従うこのコンビは面白い。

女アサシンVSキャスター陣営の対決は、英霊相手に人間が勝てるかという戦いだった。

キャスターが作った宝具を装備した警官隊とのバトルとなり、戦闘力の低いアサシンが相手とは言え人間たちが互角に張り合っていて面白かった。

まだ警官隊が宝具を使いこなせていないという問題や、使徒相手には相性が悪いなどの課題も見つかるが、これが今後の布石となっているんだろう。新しい宝具も仕入れていたし、人間たちがどこまで英霊に対抗できるのか楽しみだ。

互角ゆえにいつか負けるかもしれないアサシンを助けるために現れたのは、使徒のマスター「ジェスター」。対人宝具が効かないため警官隊は大きく後れを取っていた。

そこで戦いをバトンタッチしたのは監督役の神父「ハンザ」。監督役である前に代行者として使徒を始末する理由があるため、戦いが始まったのだった。

ハンザも代行者の必須スキルなのか八極拳を習得していて、しかも身体のほとんどがサイボーグというすごい設定。メカジェスターをボコボコにしていたが、今回は逃げられてしまった。この二人の対決はまたあるんだろうかね。

今回の聖杯戦争は通常の聖杯戦争よりも陣営が多いわw

しかも今回既存の7人のサーヴァントに加えさらに3人も追加された。まったくどうなっていまっているだろうw

ファルデウスが召喚した真アサシンのハサンはまぁわからんでもない。

しかしギルガメッシュの「王の財宝」がまったく通じないほど強い二人目のアーチャーや、そのアーチャーと同じ宝具を持つ二人目のライダー(?)が謎すぎる。

通常の聖杯戦争でも十分カオスな展開になるのに、今回の偽りの聖杯戦争はそれ以上にイレギュラーなことがたくさんあってほんと展開に飽きない。様々な陣営同士のぶつかり合いが今後も楽しみ。

あとがきで明らかになったけど、エルキドゥは基本ステータスがオールAだそうだね… しかしスキルにより1ランク上げるには他を2ランク下げなければならいと。それでも強い…

個人的な評価
★★★★★



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[ 2015/05/10 13:48 ] Fate/strange Fake | TB(0) | コメント(0)

第五次から数年後、米国で始まる聖杯戦争…!?「Fate/strange Fake」 1巻 感想 

Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
成田良悟
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-01-10)
売り上げランキング: 32


Fate/strange Fake 1巻 感想です。

各陣営とその他のキャラの紹介程度の内容ながら、ここまで今後の展開が楽しみになるとは思わなかった。キャラ紹介だけなのに、様々な思惑が交錯する血生臭いダークファンタジーの装いを見せていて、本編が始まればどれだけ面白くなるのか計り知れない。

物語は一応パラレルという扱いのようだけど、第五次聖杯戦争の後の時系列。

米国政府に所属する魔術師が大三次聖杯戦争を模倣してアメリカ西部のスノーフィールという街で、開催した偽物の聖杯戦争の物語。偽物だからサーヴァントは6体でセイバーのクラスはなし。

アーチャー陣営

表紙にも描かれているからネタバレだけど、サーヴァントは英雄王ギルガメッシュ。

聖遺物を使ってある魔術師が召喚したが、マスターはすぐに死亡。そして新たなマスターは原住民の少女に権利が移った。目的はスノーフィールの街を聖杯戦争用に改造した魔術師たちを駆逐すること。

元のマスターは、我様に不遜な態度を取ったし、聖杯戦争に参加するために妻と息子を処分するクズ野郎だったから自業自得だね。

最強のサーヴァントだけど、今作ではどんな活躍を見せてくれるのか楽しみでならない。主役なのかそうでもないのかどんな役割を持っているんだろう。慢心も心配。

バーサーカー陣営

マスターはロード・エルメロイⅡ世の弟子。しかし魔術師として変わり者で、調子を狂わす辺りは師匠とのやり取りは第四次でのウェイバーとライダーを思い出すw

聖杯戦争に参戦したがる弟子をなだめるが、失敗した場合、征服王を召喚できる触媒と思われる物を渡そうとしていたところもウェイバーの人の良さを感じるね。

でも結局ウェイバーの趣味のゲームのアンケートはがきのプレゼントの玩具のナイフを触媒に、昼間の公園で堂々と適当にサーヴァントを召喚してしまう面白いマスターだった。でも無邪気な怖さも感じる。

バーサーカーは切裂きジャックだったけど、史実でも正体不明だから架空の人物として召喚されていた。聖杯に臨む願いも自分の正体を知ることだし。聖杯ってこんな英霊も召喚できるのかと驚いた。

あと元々狂人的な殺人犯だから狂化してないのも特徴的。

アサシン陣営

アサシンのクラスは基本「ハサン」で固定なはずだけど、今回召喚されたのは髑髏の仮面も被っていない少女。偽りだから色々と歪みが出ているのかもね。

正体は才能がありすぎて山の翁になれなかった暗殺者。尊敬する彼らを狂わせた聖杯を破壊することが目的で召喚されて早々マスターを殺害。しかしマスターは死徒でそんなアサシンの動向に興味を持ち観察する道を選んだのだった。

儚いサーヴァントのようだが、歴代山の翁の能力を全て使えるそうだからアサシンの中でも最強かもしれない。

キャスター陣営

サーヴァントの正体は不明だが戦闘力は人間以下。しかし本物よりすごい贋作の宝具を作るスキルを持っている。

UBWより作れる数は少ないけど、質は高いと思っておけばいいんだろうか。それにまだマスターにも隠している何かがあるようだ。小物臭がしてたけど、案外そうでもないかもしれない。

マスターは黒幕と手を組んでいるスノーフィールの警察署長。人間の手で英霊に勝つことを目的にしているのが面白い。キャスター製の宝具を部下に持たせて参戦するようだ。

ギルガメッシュの強さも認識しているからどんな戦いをするのか楽しみ。

ライダー陣営

この陣営が個人的には一番気になってる。

マスターは黒幕の協力者の夫婦になる予定だったが、植物状態の娘がマスターに。娘が植物状態になった原因は両親が某蟲使いの技術を盗み出し、改造して細菌使いの技にして強化のため娘に施すも失敗したから。娘の安否よりも子供を埋めるかを心配している糞親たちだった。

だが娘のサーヴァントの能力により両親は娘の望む行動を取るだけの人形状態にw こいつらも自業自得。

マスターの娘は固有結界に近い夢の世界で過ごしていて、無防備と言えば無防備な気がする。

サーヴァントは「スペイン風」や「酷使病」と言ったパンデミック級の病気の概念のようだがよくわらない。語り継がれる伝説ではあるが、そもそも生物じゃないし。一部の英霊も架空の人物ということを考慮すればありなのだろうか…

黒い霧のような存在で実体を持たないサーヴァント。どうやって他のマスターは対抗するのだろう。触ったら重い病気になるようだし。

ランサー陣営

マスターは銀狼の合成獣というこれまたイレギュラーな存在。元々魔術師が神クラスの英霊を召喚するための触媒にする予定だったが、逃げ出して生きるという執念からエルキドゥを召喚する。

ご存じギルガメッシュのお友達だね。ギル様も友の参戦に歓喜して本気を出すし、今回のサーヴァント皆強力だ。

この二人の戦いは描かれていたが、ギルはいきなり乖離剣を使いエルキドゥもそれを防ぐ攻撃を放つし大迫力バトルだった。この戦いを見ていた他のマスターの対処も気になるところだ。


他にも重要っぽいキャラが多数登場したけど、まだ色々わからんわ。アインツベルンも何かしているし、令呪を身体に分散して持つキャラも登場したし、こいつは何ものなんだろう。それになぜか召喚された男セイバーも謎。

エクスカリバーを使ったことからあのセイバーなんだろうけどさ。ジャックザリッパーやバーサーカーの例にならってアーサー王は男に違いないという伝説から召喚されたのだろうか。

そんな感じで随所に渡る期待高まる緻密な設定の数々。続きが気になって仕方がない。

個人的な評価
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[ 2015/01/12 02:05 ] Fate/strange Fake | TB(0) | コメント(0)
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じゃいろぺりん

管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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