木倉さんと三人三脚 1巻 感想です。
野球選手の兄と優秀な肩を持ちながら球技はからっきしダメな高校一年生の主人公「
野里宝児」は陸上部の槍投げの選手のヒロイン「
木倉華」の目に留まり、槍投げの選手にスカウトされるところから物語は始まった。

槍投げという漫画の題材としては珍しい競技の作品で、展開は王道。当たり障りのない程度のSF要素と、伏線が物語の今後の展開を期待させる作品だった。
それに表紙のヒロインの陸上のユニフォーム姿に魅了させられた…
守ってあげたくなりそうな雰囲気の気弱なヒロインの華に釣られてほいほいと陸上部に入部した宝児だったが、華は右手に槍を持つと正確が凶暴になるという特徴を持っていた。車のハンドルを握るとキャラが変わる人がいるような感じでw 俺はこち亀の本田を思い出す。

右手に槍を持っている間だけ凶暴な性格になるため、槍を投げ終わると元のシャイで気弱な感じに逆戻りするヒロインが面白くも可愛かった。
また、凶暴時は非常に積極的で、うまく槍を投げられた宝児にご褒美と言って自分の胸を触らせるなどの行為をしており、どちらの性格のときも美味しいヒロインだったw

しかしこの凶暴な華の正体は、未練を残して死亡した槍投げ選手の兄「
木倉昇」の幽霊が憑依した状態だった!

華が右手に槍を持っている状態のときだけ華の身体の主導権を握ることができ、好き勝手にしていた。妹の乳房を男に揉ませるなんてひどい兄貴だなw
コツコツと練習を積みまだまだダメダメだが初の大会では、かつて昇も敗北した高校記録保持者で倒すべきライバルでの「
蛇辺陸」が登場した。
しかもかつて昇がインターハイで優勝したら華と交際してもいいとか適当な約束までしていたし、昇モードの華に散々罵られても喜ぶ変態野郎。

これが昇の未練の一つ。
槍投げを始めたばかりの宝児に対し、圧倒的な格上の敵。いい感じの少年漫画だなぁw

1巻は物語の説明に比重を置いた展開だったが、面白い設定のキャラクターと王道的なスポコン展開に今後が楽しみだな!
個人的な評価★★★★☆
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