堂本 裕貴
講談社 (2018-10-09)
売り上げランキング: 1,056
りぶねす 最終12巻 感想です。
本編は前回完結し、今回は1巻丸々アフターストーリー。
ハッピーエンドを迎えたキャラクターたちのその後の愉快痛快ハートフルな日常が描かれていた。
テツと七瀬との食事会での戦いはコメディ100%のギャグエピソード。

険悪な二人の子供じみた争いがほのぼのと面白かった。
千葉に家に真琴がやってくる話では、真琴が筑前煮を作るというレベルの高い技を披露して女子力が高かった。
そしてイチャイチャし始めてこの二人も今後順調に進むんだろうなと思う結末だった。

アスカと七瀬のデートはアフターストーリーの中で一番健全で、高校生らしいエピソードだった。
だがこの二人にしては大きく踏み込んだと思える話で、暖かく見守りたくなるくらい初々しいカップルだったw

さて、この辺りからその後のエピソードも過激になっていく…
アスカとテツの二人温泉旅行は普通に一線を超えた上にちゃんとそのシーンもじっくり描かれていて、これまでの1話前までの健全さが嘘のようだった。

それとな~く描くのかなと思ったらページ数数えるのが面倒なくらいにはがっつり描いてあったから驚いた。

非常に攻めたエピソードで、一般なラブコメで負けがちな幼馴染ヒロインに夢を与える物語となっているのではないだろうか。
幸せな二人にはさらなるアフターストーリーで妊娠発覚。

ラブコメとしてしっかり最後まで物語を描き切った感じがする。
と思って油断していたら少し時間を遡った番外編ではテツとアスカがアブノーマルなプレイを楽しんでいたことが発覚して、最後の最後はギャグで締めくくりとなった。

この作品、最後まで非常に良かったと思う。描くべきことは描き切っていて、アフターストーリーもこのように充実。過度なシスコンの兄という設定も面白かったし、天使な妹も可愛かった。
物足りないと感じた部分がなかったし、概ねストレス無く読後感も晴れやかだった。
個人的な評価★★★★★
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