地球とは違う世界に飛ばされた女子高生が乗船した船は…!?「水瀬まりんの航海日誌」 1巻 感想

水瀬まりんの航海日誌 (1) (まんがタイムKRコミックス)

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フクハラマサヤ
芳文社 (2014-09-27)

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日本某所の港で海に落ちてしまった女子高生「水瀬まりん」が海を漂流し、救助されるとそこは地球とは異なる海ばかりの世界「海球」で旅をする船の上だった。

その船は日本どころか地球でもないのに提督にはお馴染み駆逐艦「陽炎」！



陽炎のクルーたちはこの謎の船「陽炎」のについて知るために世界を旅していた。まりんも元の世界に戻る方法を探すために一緒に旅をすることにする…という物語だった。

異世界に飛ばされ、その世界にオーバーテクノロジーっぽい地球の技術があるってのがいいよね。ゼロの使い魔やガルガンティアにも似たような雰囲気を感じる。

駆逐艦には乗ってるけど、海球の世界は平和だった。まんがタイムの漫画だし、陽炎でほのぼのと暮らす女の子たちを眺めて和む物語。地球の人を狙う一味がいるという話もあったけど。

まんがタイムの四コマ漫画だけど、陽炎の謎を追い、主人公は元の世界に戻るという目的があるのは珍しいのかな。そもそもこの世界にワープした原因の霧の正体も不明だし。これストーリー漫画として四コマじゃなくても良かったんじゃ…


陽炎の他にも地球産のものは登場した。

航海中に遭遇したのは戦艦武蔵！



いきなり大物の軍艦が登場したけど、よく考えればこれがここにあるということは地球の史実はどうなっているだろうね。まりんは大和型の存在を知っていたようだけど。

あと、武蔵の艦長が武蔵を手に入れた経緯には突っ込みを入れざるを得ないが、このゆるさこそがまんがタイム系の四コマだと思っておくことにしよう…


乗員が兵装萌えなところは、艦娘みたいだねｗ



武蔵の次に登場したのは零式水上偵察機！しかもパイロットは地球出身でまりんと同じ境遇の人だった。



異世界で同じ境遇の人に出会う心強さ。二人は出会い仲良くなるが、この意味不明な現象の被害にあってるわりには二人とも順応性が高いと思う。

ある港で船のレースに参加することになる陽炎だったが、他の船は帆船ばかりでこちらは駆逐艦。スピード勝負だけど、チートじゃんｗ　前回優勝者なんてモブキャラみたいになってたし。

そんな中陽炎を平然と追いぬく船として駆逐艦「島風」が登場。



やっぱり島風は速いようだ。五連装酸素魚雷も3基搭載され陽炎とはスペックが違った。

島風の艦長は地球のことを知っているようだったけど、まりんの引き抜きに失敗したため教えてくれなかった。


見た目は四コマ漫画なのにストーリー漫画として出来上がっていて、伏線や謎も多く続きが気になる物語だった。

作者が艦これに影響を受けたかどうかは定かではないが、艦これにハマっている人ならにわか仕込みの知識でもニヤッとするところがあると思う。

個人的な評価
★★★★☆

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