KADOKAWA/富士見書房 (2014-06-06)
帝都女子高等学校に入学して流されるままにそこの将棋部に入部した「
水瀬あゆみ」は、強さを見極めるための1年生同士の対局で元中学全国優勝者相手に圧勝。
あゆみは永世名人の孫娘でめちゃくちゃ将棋が強かったw
雰囲気としては麻雀漫画の「咲-Saki-」に似ている将棋漫画。ただし現状オカルト能力は登場しない。
作者は4人も名前が載っているが、「変態王子と笑わない猫」の人やかの有名なオタク棋士の高橋道雄さんが監修についている。アニメ化待ったなしじゃね?結構オーラを感じた。
将棋の知識はあるに越したことはないが、雰囲気を楽しめる作品だった。棒銀やゴキゲン中飛車など戦法を知っているとベター。
元チャンピオンたちを噛ませ犬にあゆみの前に現れたのはプロになって賞金を手にして父親の借金返済を目指す少女「
鋭利香」。肩に力が入り過ぎている、ライバル件親友ポジションだね。
この強者との対局にあゆみは股間を押さえでビクンとしながら何かを感じていたw

囲碁や将棋で碁石や駒を盤に置いたときの音はいいよな。

勝負は力み過ぎていた鋭利香が敗北。漫画では駒がどう動いたかというよりはビジュアル的な対局描写で、対局内容については巻末に解説されているから知らない人もにも詳しい人にも親切設計だw
鋭利香はコスプレ将棋道場というニッチな場所でバイトをしていた。しかし体調が優れず悪質なBBAに絡まれ負けそうになっていた。
ついにダウンしてしまったところで、遊びに来ていたあゆみが登場するという王道展開。逆転劇というものはやっぱり面白い。
持ち時間30秒でヤバいじゃんという空気なのに、それすらも使わずたったの1秒で次の手を指すプレッシャーの与え方とか、可愛い顔して内に秘める闘志のようなものを感じるね。
きちんとコスプレまでしてBBAをフルボッコw

だがなんと優良店なんだろうか。
将棋部では大会出場メンバーを決めるために学年関係なしの学内選抜戦が開始。
ここでもあゆみは既存のレギュラーでゴキゲン中飛車使いの先輩と対局して勝利。先輩のゴキゲン中飛車に再び奥まで響かせる描写があったw

これが覚醒の合図のようなものなのかな。突然股間を押さえてビクンと悶え始めたら不信人物だけどw
こうしてあゆみと鋭利香も1年生でありながらレギュラー入り決定。ここから全国の猛者たちのバトルが広がって行くのだろう。
そしてプロ棋士同士の対局を見学にやってくると、さっそく高校選手権優勝校の主将で、祖父の永世名人の弟子でもある「
神夜和泉」と遭遇。いきなり大物と遭遇したなw
互いにプロ次の手を予想しながら実力を披露し、和泉はあゆみから永世名人の気配を感じていた。

本当の勝負をするのが楽しみだね。新藤ヒカルVS塔矢アキラのような感じw
萌え将棋漫画としてなかなか面白く、絵も可愛いし、今後も期待できそうな内容だった。
まだあゆみの将棋の打ち方スタイルのようなものが見えてこないし、物語が動き出すのはこれからかな。
欲を言えばもうちょっと専門的な対局描写があってもよかったがわからない人もいるだろうからな…
個人的な評価★★★★★
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