Tiv 竹岡葉月
一迅社 (2017-01-27)
売り上げランキング: 42
政宗くんのリベンジ 8巻 感想です。アニメも出来がよくて俺は満足。
巨乳が目立つメイド服姿の吉乃が表紙。ボタンとボタンの隙間から肌が少しだけ見えているところが個人的には好みだ。
物語は節目となる内容だった。アニメ放送中の絶好のタイミングを狙ったかのような超展開。
愛姫は幼少時に大好きだった政宗が自分を裏切っていなくなったという辛い思い出を高校生になった政宗に話して聞かせるが、政宗本人にしてみればどの口が言うかという心境。

だから「豚足」という単語を使ってまでキレるのも自然なことだろう。しかも「豚足」という蔑称を本人は覚えていないという始末の悪さ。
こうして二人は喧嘩別れしてしまった。政宗のリベンジ計画も破たんかに思われたが、政宗はミュリエルの新しい漫画をきっかけに、真実に気づいてしまったのだった。
愛姫が知らないという「豚足」というあだ名、当時のいじめっ子と名付け親と政宗しか知らないはずの「豚足」というあだ名。なのに知っている人物こそが全ての黒幕であった。

吉乃こそが二人の関係を破壊し人生を変貌させた真犯人であった。
吉乃は幼少時から耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、傍若無人な愛姫に使えてきた。そんなんでも愛姫のことが好きだったみたいだけど。この辺の心境はよくわからない。
なのに当時の愛姫は吉乃より政宗のことが大好きで、政宗は吉乃のヘイトを溜めていたのだった。

そこで愛姫を頼ってきた政宗に対し愛姫に変装までして「豚足」と言い捨て突き放し、当時の二人の関係を壊したのだった。
現代社会ではありえないような愛姫と吉乃の主従関係にはフィクションだからと納得していたけど、こういう人間らしい暗黒面を募らせていたのは現実味があって面白かった。
間接的にだけど臣下の主への反逆だ。
政宗を恒久的に排除でき心は晴れたが愛姫はこれで壊れてしまったそうだ。今の男嫌いな性格もこのときの出来事が起因していたw
吉乃は自分のしでかしたことを反省して当時政宗を探したけど見つからず今に至り、政宗の計画に協力していた。政宗が愛姫とちゃんと向き合えば嫌いになんてなれないからと相当な自信を持って。

吉乃の優しい笑顔が二人の明るい未来の関係を期待していそうでいいね… この子にも幸せになってほしいわ。
偽政宗とデートをする愛姫の元にやってきた本物の政宗は、偽物を鉄拳制裁して告白。

そして偽政宗はの性別は女だったことも発覚w 強引だけど、これなら後顧の憂い無しだw

告白された愛姫はツンツンしながらも承諾。

こうしてもはや当初の目的がどうでもよくなってしまい、ハッピーエンド!(エンドなのかはわからんけど)
というわけで、物語は急展開を迎え、幼少期の二人の仲違いの原因の誤解が霧散し一区切り。吉乃の嫉妬の感情からしでかした行動も人間らしく面白かった。
このまま王道に愛姫ルートで進むのか、ニ○コイじゃないが後から出てきたヒロインルートに行ってしまうのか、それ以外か次の物語は特に注目したい。
個人的な評価★★★★★
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