佐藤健太郎
秋田書店 (2018-05-08)
売り上げランキング: 1,959
魔法少女サイト 10巻 感想です。
アニメも概ね面白く、わりと満足している。
さて、前回から彩や露乃たちの物語から花夜やさくらが主人公の物語に移り変わり、今回もその続きから。
前作の第2部よりは別物って感じはせず、第1部のキャラクターも多く登場していて二つの物語の関係性を想像するのが楽しい展開になっていた。表紙もあの刑事だし。
霰矢冬子を撃破し話を聞くが魔法少女サイトのことやAの正体については知らなかった。しかし霰矢はAからステッキを貰って魔法少女になっており、互いの目的のためにA探しに関して協力関係となった。
霰矢はもう楽にしてくれと懇願するほど大怪我をしている弟を助けるためにステッキを探していて根からの悪ではなったのは意外。だからこそ仲間になれる要素があっということか。
花夜はさつりくちょうを使って他の魔法少女に接触して友好的に能力のコピーのストックを集めていた。
色々なステッキが登場したが、腹痛を吐き気を起こさせるという微妙な能力のハズレステッキがあるというのは面白かったw
これもコピーしてたけど使う機会があるのかなw
にじもんのステッキも握手会を利用してコピー。一人だけ操作できるということか…

まだ何も知らなかったころの潮井梨ナも登場。

この時点ではまだ弱く、ハンマーのステッキのコピーもしっかりしていた。こいつが出し抜かれるのはなんだか気分がいいかも。
変死事件を追っていた美炭刑事はある日、魔法少女であるAからこれ以上近づくなと警告を受けていた。

しかしアリスのステッキの力で逆にAを追い込み大逆転劇を見せたのはすごい手腕だった。黒幕っぽいAが圧倒的に有利な状況から正体まで捕まれ一気に小物に転落する瞬間は気の毒と思ってしまうレベルw
Aの正体を掴むために霰矢はAに変装して刑事に接触する作戦に出た。しかしこのときAはすでに死亡していて刑事にこのハッタリは通じなかった。
ミステリアスにカマをかけるも全てを知る美炭にはまったく通じず空しいだけの状況になってしまった。

さらに悪いことに霰矢はサイト管理人にAの仲間の残党として始末されてしまった。
ここまでの物語で何となくわかっていたけど、美炭と漆は協力関係。しかもAを始末した功績を買われての結果。

漆が美炭のことを「人間でありながら」と言っているからサイト管理人は人間じゃないということか。前作は魔女とかオカルトなところに収束していったけど、今回もそんな感じなのかな。
そしてAの正体とは「
安條磯子」!

誰!?と思ったらスピンオフのSeptの登場人物らしい。なるほど前作読んでないと分からない仕様だと。近日中にスピンオフも買ってこよう。
第1部と第2部とスピンオフが交差するとき物語が動き出す展開だった。色々な“サイト”から一つの世界が描かれていて面白い演出だったw
個人的な評価★★★★☆
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