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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

ダンサーにとって怪我をするとは…!?「絢爛たるグランドセーヌ」 4巻 感想 

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絢爛たるグランドセーヌ 4巻 感想です。

奏のライバルであるさくらはコンクールで優秀な成績を残し、バレエ留学の権利を手に入れていた。

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今でも十分な実力差があるのに、さらに置いて行かれそうな状況に焦りを感じる奏。そんなときに公演のオーディションの話が舞い込んできた。少しでもスキルアップに繋がるのならとオーディションに参加することを決意するのだが…

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小学六年生という年齢を考えると、同世代が遥か高みにいることはすごい劣等感を感じてしまうよね。強がったりする場合もあるが、奏の場合過剰な練習への意気込みという形でそれが出ていた。今回、奏の練習する姿には不安を感じるくらいだった。

奏は成長期で身体の成長にこれまでの重心のバランスなどがついてきていないらしい。いつの間にか小学六年生になってるもんな。ちょっとずつ女児の身体じゃなくなってきている。

オーディションでは自分より年上で技術もある人がごろごろいる状況。難しいことも出来て当たり前の世界。このオーディションで奏は友人翔子の犬猿の中の知り合い「藤田絵麻」と出会った。

絵麻の技術力は確かで難しいオーディションの課題もそつなくこなしていた。

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自分の番が回ってくるまでの確認のために見つめていたけど、つくづく奏は観察力があるなと思った。コピーもそうだしどうやら奏はこういったことが得意なようだ。

奏のオーディションの結果は他の合格者が辞退したため、繰り上げ合格。特別練習に参加することになるが、その講師は前にスワニルダをコピーさせてもらった憧れの映像の中の人だった。

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憧れの一流のダンサーの指導を受けることは今の奏にとってプラスなのかマイナスなのか先生は判断しかねているようだった。

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身体も未発達な状態で一流すぎるダンサーに無理して付いていってしまうことを危惧しているのかな。

絵麻は練習は楽しくないと思っていた。

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だから表情が硬く、その点を指摘されていた。絵麻はかつてさくらと同レベルのライバルであったが、練習のしすぎの怪我で三カ月レッスンを休んでいる間にかつてのように踊れなくなりそのままフェードアウト。バレエ事態は辞めなかったがこのことが彼女の価値観を変えてしまっていた。

そんな折、奏も捻挫をしてしまい公演には出れなくなってしまった。絵麻の事情を知った奏が怪我が癒えるまでどうやって過ごすのか次回を期待。

焦りはもしかしたらダンサー生命を断つこともある怪我に繋がり、そうでなくても怪我は様々なリスクをはらんでいるもの。それとどう付き合って行くかという問題を投げかけてくる巻だった。

個人的な評価
★★★★☆



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勝負の結果がもたらしたものとは…!?「絢爛たるグランドセーヌ」 3巻 感想 



絢爛たるグランドセーヌ 3巻 感想です。

引き続きコンクールの話で、奏の踊りは技術とは別問題で人に笑われるような奇抜な解釈の踊りだった。

うまい人の踊りを真似することは悪いことではないいが、奏の場合はその真似の方法が間違っていたらしい。

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でも決選には進めて、さくらを負かすチャンスはまだ失っていなかった。奏は真似じゃ本物には勝てないことを学び、次の作戦を考え始めた。

四六時中タブレット端末等で何かしらの動画を見ていると思ったら、いざ実行した作戦はやっぱり人の真似w ただし今回はさくらよりはるかに上手いプロのダンサーの踊りをコピー。

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このまま奏はコピーキャラになってしまうんだろうかと心配になってくる展開だ。コピーキャラは主人公のライバルポジションに多いんだけどな。

そして勝負の結果、奏では総合5位に入賞!まぁまぁな結果じゃないか。今回の勝負の相手のさくらは2位で、1位はなんと翔子だった!

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奏はさくらに敗北したとは言え、短時間で飛躍的に実力を上げ、そのことにさくらは焦りを感じていた。傲慢だったさくらが子供らしく泣いたりしていて、少し身近なキャラになった気がする。

敗北は敗北で、奏は約束通り「楽しく踊ろうクラス」に行くことにした。でも体験レッスンで1日だけというなんかずるい!

当初無駄な時間と思われたこのクラスでのレッスンだったが、現在コピーで妥協している奏にとっては得るものがあるレッスンであった。

コンクールの踊りで恋をまだ知らないからと言い訳していたけど、経験しなきゃ踊れないなら一生踊れないという先生の言葉は核心を突いていていいセリフだった。

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そりゃそんなこと言っていたらファンタジー作品なんて踊れないわなw コピー路線では先がないとちゃんと理解していた奏は、手始めに経験したことがあるものをオリジナルな踊りで表現することにした。

先生にも一定の評価を貰い、どうやら次のステップに進めそうな雰囲気だった。

2位に甘んじ、格下だと思っていた相手の成長を見たさくらもこの間何もしていないわけではなかった。母以外のコーチのレッスンも受け視野を広げていた。

今回のコンクールは慢心に足を救われた結果なのかな。奏のことも親しく「カナ」と呼ぶようになり、ちゃんとライバルとして意識し始めたようだだった。

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コンクールを通して、短時間で主人公もライバルも大きく成長し、冒頭と巻末とでは別人に見えるほど、見ごたえのある物語だった。

個人的な評価
★★★★☆



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コンクール上位常連のライバルと対決…!?「絢爛たるグランドセーヌ」 2巻 感想 



2巻も100%健全で真面目なクラシックバレー漫画だった。


納得できる踊りができたことで満足する奏の楽屋の前に現れたのは前回登場したあの少女。

やたら上から目線で人の踊りを批評する非常に性格の悪い少女だった。

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こいつの正体はジュニアのバレーコンクール上位常連の有名人「栗栖さくら」だった。上から目線で語るだけの実力は持っていた。大人ぶってるところが少し痛いのは愛嬌だなw

今回はこのさくらと奏の対決の物語の序章。

さくらとその母は才能のない子にバレーを教えるのは無駄という考えで、経営するバレー教室でも生徒にそういう対応をしていた。友達のレナも才能がないと見限られていた。

その傲慢な考えに奏はキレ、このコンクール常連のさくらと対決することになってしまったのだが、あまりにも無鉄砲過ぎるw

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実力差は歴然で先生からも100%勝てないと言われてしまっていた。

さくらは口ではバレーを好きでないといいつつも踊ってるときは楽しそうにしているという矛盾を抱えていたり、その踊りは教科書通りすぎて面白みがないなどのウィークポイントがないわけではなかった。

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でもそれを踏まえてもコンクール上位入選を果たしてきたんだよな…

奏もトウシューズになったが、練習シーンからは不安しか感じさせないダメダメっぷり… 勝ってるビジョンがまったく浮かばない絶望的戦い。

努力をしているってのは伝わってくる。だけど敵が強大すぎるんだよな。奇跡で勝てるような甘い世界じゃないんだろ?

となると、今は対立しているが、なんとなく友情フラグが立っている気がする。奏も今回プロを目指したいという目標ができたし、今回負けたら取り返しがつかなそうなことにもなるし。

王道展開だったら勝負は負けるが、さくらには認めて貰えるとかそんな流れだろうかね。

そしていよいよコンクール本番。さくらと奏は同じ予選グループでいきなりの直接対決が実現された。

まずはさくらの番で、シャフ度で悪者の顔を見せで余裕な感じだった。

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続いての奏の踊りは見ている仲間たちが焦燥の表情を見せる何かある踊りのようだった。ここまで不安を煽っておいて物語は次回に続く。

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奏にいくら努力とか才能とか主人公補正があっても勝機が見出せない強敵との対決に、最後までハラハラさせられる展開だった。

ここから先和解エンドか、はたまた絡め手で勝ってしまうのか続きを期待しよう。

個人的な評価
★★★★☆



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健全で前向きなバレエ漫画!!「絢爛たるグランドセーヌ」1巻 感想 



Cuvie先生の新作漫画はバレエを題材として王道で明るく前向きな作品だった。

いつも素敵な成人向け漫画を描いているCuvie先生だけど、今回の作品は よつばと! くらい健全だった。NIGHTMARE MAKERみたいになんちゃってエロマンガということもない。


小学校低学年くらいの少女「」は隣に住むお姉さん「梨沙」のバレエの公演を見て感動し、自分も習いたいと両親に頼みこんでバレエを習い始めるところから物語は始まった。

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無理を言って始めたバレエだけどなかなか想い通りに踊れず泣きじゃくり、すぐに練習が嫌になり始めるなど子供の習いごとの典型だなぁとちょっと懐かしく思った。自分も経験がある。(俺は書道をやっていて、途中辞めたくなったが結局先生が引退するまで続けたなぁ…)

くじけそうになりながらも奏は周りに支えられながら練習をがんばっていた。

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だが途中、憧れだった梨沙が怪我により発表回で失敗。奨学金を狙っていたがダメになりバレエの道を志し半ばで引退することになってしまった。

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そして時は経ち奏は小学校の上級生となっていた。梨沙と同じ高校生くらいになってると思ったけど案外進んでなかったw たぶん今後だろうな。

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奏ではその才能を開花させ、認められなければはいてはいけない「トウシューズ」の許可が下りるのを心待ちにしていた。

だが友人は許可が下りるも自分にはいっこうに降りない。これくらいの未成熟な年齢だとこういうのって焦る気持ちもわかるわ。 勝負ごとの世界におけるツボを突いてくるな。この作品w

奏の才能が梨沙には劣るというところもなんかリアル。ただ、奏の力は観察眼と審美眼にあってトウシューズの許可が下りた友人にあって自分にないものを見極めモノにする才能があった。

だから奏は努力型の主人公ということなんだろう。

発表会ではソロパートの役を貰えるが、シューズは普通のバレーシューズ。しかし奏はこの靴で普通に踊ることをせず、この靴のメリットを男性ダンサーの踊りから見つけてこの靴でしかできないバレエを見つけたのだった。

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変にすねずに、現状を冷静に把握してベストを尽くす前向きな姿勢には将来性を感じる。バレエシューズを馬鹿にしてきたモブたちとは違うわ。 

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才能はあるが、天才と言えるほどでもないほどほどな才能を持つ少女が泣いたり笑ったりしながら前向きに成長していく物語だった。挫折や成功、焦りや失敗、押さえるところを押さえていて、等身大な主人公には感情移入しやすかった。

個人的な評価
★★★★★



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管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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