ときた 洸一
角川書店(角川グループパブリッシング)
ガンダム00の外伝00Fはこの4巻で完結であった。そのためかなかなか充実した内容であった。
まずは冒頭でのフォンとヒクサーのトランザム対決は見物であった。本物の太陽炉でのトランザム対決は本編でもなかったし。
戦う気がなく逃げるフォンの背に向けてヒクサーはデュナメスのライフルで狙撃した。
だがフォンはトランザムが切れた状態でそれを避けた。フォンはヒクサーが撃つと信じていたようだ。ここまで相手のことがわかるならコンビを組んだら強いだろうと思った。
前回盗んだファクトリー艦エウクレイズで作業をしていると、プルトーネに乗ったイノベイターが使者として訪れた。来たのはブリングかな?理由はわからないけどフォンに協力するとか。リボンズは何を考えているのだろう。
フォンは隕イノベイターと一緒に、石を地球に落下させようとした。
だがそこに現れたのはヒクサーであった。ヒクサーはイノベイターと戦うが衝撃の事実が明らかになった。
ヒクサーはイノベイターであった。きっと本編でのティエリアのような心境だったろう。
そして
「ボクはヒクサー・フェルミ それ以外の何者でもない!!」とティエリアみたいなことを叫んだ。
そしてイノベイター撃破。本編のセラフィムガンダム初登場時と激しくデジャブ。
フォンが隕石を地球に落とそうとすると軍は軌道エレベーターの回りにしか展開されていなかった。ちなみにリント少佐も登場したw
これに対しフォンは地球への落下を止め、その場で爆破させ太陽光を遮断し、太陽光発電システムを停止させた。とっさにこんなテロを思いつくとはすごいと思う。
さらに大規模な停電から復旧する早さからヴェーダの位置まで割り出した。策士だ…
ヴェーダの位置に向かうフォンとヒクサーだがそこにはセファーラジエルに乗るイノベイター。もう一人のヒクサーがいた。
この辺りは違う外伝だからよくわからなかった。ていうか他の外伝を読まなくちゃ理解できない展開はずるい… ヒクサーが誤って○してしまった親友グラ―ベって誰だよ。
ヴェーダを護衛するイノベイターとフォンの対決はアストレアの機体周辺の粒子をコントロールするGNリフレクションという機能で勝利した。なかなかのチートだ。
そしてヴェーダまでたどり着いたフォンだが、リボンズヴェーダのメインターミナルの予備を用意していて、このヴェーダはただの量子コンピューターになってしまった。
フォンはこのヴェーダを持ちだして行方不明になったが、これは次回作の話だろうと思う。次回作は0I
というらしい。(もしかしたら001かも。)
00F4巻で明らかになったけど、アロウズの設立の原因はフォンだったのね… なんてやつだ…
個人的な評価★★★★☆
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