伏見 つかさ
KADOKAWA (2017-06-09)
売り上げランキング: 4
エロマンガ先生 9巻です。
今回は紗霧が超キュートなメイン回。
正宗が紗霧にプロポーズするも、法的に結婚は許されない年齢のため紗霧の逆告白によりめでたく恋人同士ということになった。
居候組も撤退し、保護者である京香さんも仕事のためしばらく家を空けることになったため二人は一つ屋根の下で恋人として同棲生活を始めることになった。
そんな二人のイチャイチャ甘甘な日々に悶える日常描写だった。
将来生まれてくる子供の名前を考えたり、ネット通販サイトを巡回するデートをしたり、二人ならではの過ごし方が、特に紗霧が可愛くてたまらなかった。
紗霧の認識では、正宗は愛娘に「和泉一方通行(アクセラレータ)」と名付けそうというイメージがあったのは笑った。
先輩作家の草薙リュウキはナンパした20代女性と間違えて、同名のラノベ作家志望の小学生の綾に口説きメールを送りブラチラ画像まで要求して社会的に終わりかけていた。
そこで政宗と獅童を呼んで一緒に誤解を解こうとしたが、獅童がロリコンに落ちていて小学生に踏まれることにも羨ましがる変態になっていたのは面白かった。
肝心の誤解は解けたが、綾は草薙の弟子となることになった。このシーンで実在する他者のラノベの表紙が登場して暗喩に使われていたけど、これは内容を知らないとわからないね…
りゅうおうのおしごと!は女子小学生が主人公の将棋のプロ棋士で竜王のタイトル保持者に弟子入りする話だからわかった。
和泉兄妹は保護者の京香に交際を報告したが、京香はそれを認めなかった。
それは二人の両親と京香の過去に関係があって、その理由が今明かされた。
政宗の父と紗霧の母は結婚を躊躇していたけど、京香がそれを後押しをして二人は結婚しその新婚旅行で事故にあってしまったというものだった。だから京香はそのことを後ろめたく思っていて、二人に恨まれる覚悟もできていた。
この真実を二人に語り、自分はひっそりと二人の前から姿を消そうとして和泉家の扉から出て外を歩いているところを引き留めたのは紗霧であった。
紗霧が外に出るのはほぼ最終回に近いところと思っていたのに、こんなタイミングでついに外に出ることに成功!
二人の夢も現実的になってきたし、案外完結もそう遠くないのかと思ったりもした。
あとがきでは電撃文庫から俺妹のIFルートとしてあやせルートが2冊発売すると発表があった。黒猫ルートも別途書く予定らしく、本編に勝らずとも劣らず超展開だった。
個人的な評価★★★★☆
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