石塚 千尋
講談社 (2016-03-09)
売り上げランキング: 105
ふらいんぐうぃっち 4巻 感想です。
アニメは4月10日からスタートだそうだ。独特なゆるい空気がうまくアニメ化されているとうれしいな。
本編は相変わらずの雰囲気で、現代を生きる新米魔女の日常が平和で優しい空気に包まれていてとても和む。良質な癒し漫画。
ローブを作る話は魔女らしいけど、可愛い布を選んで裁縫をするというやってることは家庭的なJKの日常ではないか。面倒見もいいし、理想的すぎてこんな子二次元にしかいないレベル。

学校の調理実習の話も普通の調理実習の風景で、学生時代を思い出す懐かしさ。

真琴が作ったクッキーがリアルな小指で、そこは世間とずれた魔女らしさが出ていて面白かった。

リンゴ農家の摘花のお手伝いの話は青森らしいご当地ネタだね。方言で説明されてもわからないとか、受粉用のミツバチに刺されるのはなく噛まれるとかこの話に関してはまったく魔女要素がなかった。

最後のオチの蜂蜜漬けを食べるというのも作業の大団円のような平和さだな。よつばと!みたいな空気を感じた。

夜の海では浜辺兎という妖精のような生物に遭遇して魔女っぽい日常だと思った。ところが浜辺兎に人間界のルールを諭されていたのは笑った。

立て看板に書かれたルールを順守する妖精かわいいじゃん。
その後真琴の居候先にもついてきて家族の一員になったっぽい。

千夏とも友達になって魔女の世界と人間の世界の和平を感じるね。
今回日々の生活の報告をするエピソードもあったけど、本当にこれが魔女の修行になっているのか疑問に感じるゆるい日常で心が弛緩する物語だった。
個人的な評価★★★★☆
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