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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

選挙の行方は島外にまで及ぶ…!?「市場クロガネは稼ぎたい」 12巻 感想 

市場クロガネは稼ぎたい 12 (少年サンデーコミックス)
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市場クロガネは稼ぎたい 12巻 感想

クロガネはキース陣営を島外から支援している何者かを探し出すために、自分も島外へ。今回はこの作品初の島外での物語だった。

クロガネは実家の財閥の力を借りるために全権を担う母に相談した。ところが息子に甘い母も経営者としてリターンを求めてきて一筋縄ではいかない相手だった。

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母が求めてきたクロガネ自身の成長を実感できる部分ってのはとっさには難しい質問だね。でもクロガネの出した答えに納得するところは息子へ愛を感じる部分だった。

クロガネが島外へ行っている間に覇我は新たな部活動を立ち上げクロガネの部活の邪魔をしてきたけど、これは選挙の次の話になりそうだ。

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選挙では協力関係なのに、こういうことをしでかすところは好きだわ。このキャラ。

晩餐会ではキース陣営のシロガネの正体を掴むことができた。市場財閥に匹敵するもう一つの財閥、「帝」の息子がシロガネの正体だった。

ポジションなどなど全てがクロガネと同じというわけだった。

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島外での財閥同士の関係は不明だが、財閥の御曹司同士の戦いで卒業後の関係には影響しそう。

島での選挙の支持者集めでは、各陣営お金じゃ動かない保健委員長の勧誘が行われていた。

お金じゃ動かないとはいえ、ウィークポイントはあって各陣営そこを違ったアプローチで攻めていたのは面白かった。

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でもここは島外での支援者を抑えることに成功した朝政陣営が勝利。

支援者の正体は元文部科学大臣で学円園のOB。肩書だけ見ればすごそうだけど、これからクライマックスに向けての物語上の雑魚に思える。

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続いての委員長の支援要求は美化委員長。だけどこいつは他の委員長とは違って委員長の既得権益で甘い汁を啜る悪党であった。

色々無駄な仕事を増やすことで、人を集めて税金を搾取する。悪い役人の見本のような人物だったw

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そんな美化委員長が支援のリターンとして求めてきたのは副会長の椅子。朝政サイドはすぐさま拒否。最大規模の組織票を失うこととなった。

一方のキース陣営はその要求を快諾。大きな組織票を得たことで勝負が五分五分に。

しかもシロガネの手腕により小悪党な美化委員長の排除に成功して、組織票だけを美味しくいただいていた。

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副委員長の握っていた委員長の不正の証拠を唆してこっそりリークすることで、上から目線で辞任に追い込むとかやり方が政治的すぎて今回一番の見どころだったw

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悪役人はこうして失脚することで罰せられたけど、日本の公務員にはこんなのがいないと信じたい。

そして次回発売の13巻で物語は完結。たぶんクロガネサイドが勝つんだろうが、どうやって勝のか見物。

ここまで政治的経済的な話に徹してきたから、最後は逆に感情論なのかそれとも逆転のメリットを提示するのか期待!

個人的な評価
★★★★☆



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外部勢力が選挙に介入…!?「市場クロガネは稼ぎたい」 11巻 感想 

市場クロガネは稼ぎたい 11 (少年サンデーコミックス)
梧桐 柾木
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市場クロガネは稼ぎたい 11巻 感想です。

学円委員の組織票を得るために勃発したベン・グレアムとイアラ・ミタルの株のデイトレード対決。

デイトレは投資ではなく投機でありただのギャンブル。その日上がる銘柄を見つけられるか否かが勝負の分かれ目。

ベンは投機ではなく長期的な投資を得意とし元ネタとなっている人を彷彿とさせるが、デイトレでも強かった。そもそも必要な見抜く目を持っているとんだね。

他の参加者に比べ圧倒的大差で稼ぐベンに対し、イアラもそれに拮抗するほどのパフォーマンスを見せていた。

だが勝負の結果はギリギリイアラの負け。これで貴重な組織票を失うかに思えたが、学円委員長が支持を表明したのは朝政政権の方だった。

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間もなく卒業なベンより若手でありながらベンに匹敵する実力を見せたイアラにはかなりの支持が集まっていた。

デイトレはギャンブルだし今回の戦いの差はほんと誤差だと俺も思う。この二人はどちらもバリュー投資を得意としていて株式投資のスタンスとしては好感が持てる。だから今回の対決は面白かった。

そしてベンをキース支持に回らせたシロガネの実力は怖い。

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シロガネは持たざる者のカリスマのような魔性を持っているね。人は生まれた環境で決まり、努力は無意味。そして恵まれた環境で育った奴は平気で努力すれば夢は叶うと言う…という演説には思わずベーシックインカム導入を応援したくなる…

ベンとイアラの対決の結果を受け、アイラも朝政の支持を表明するかと思ったが、意外にもキースを支持。

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その裏にはベーシックインカムの大規模な実験を見たがっている学円外の勢力から介入があった。

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学円のフィールドで戦えない敵が登場し、外界への影響力を持っている市場クロガネが久々に活躍する機会到来か?

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物語は初めて学円園学園外の話になりそうで、裏がありまくりな選挙が面白かった。ちょうどタイムリーな話題でもあるしw

個人的な評価
★★★★☆



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選挙に勝つために組織票集め開始…!?「市場クロガネは稼ぎたい」 10巻 感想 

市場クロガネは稼ぎたい 10 (裏少年サンデーコミックス)
梧桐 柾木
小学館 (2016-01-18)
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市場クロガネは稼ぎたい 10巻 感想です。

今回カバー下がベンジャミン・グレアム氏の賢明なる投資家のパロディで笑えた。カバー下でもネタになっている通り10巻は実在するベンジャミン・グレアムをモデルにしたキャラ「ベン・グレアム」が選挙を引っ掻き回す話。クロガネは空気

キースとの選挙対決は現在ハガネが不利。そこで討論会を開いて逆転の一手にしたいと考えていたがキースも単独ならハガネに劣ると理解しているため拒否していた。

主人公サイドに個々の実力なら劣るけど、それを理解した上で戦略を持って実際今は弱者が強者に勝っているというのが面白い状況。

ハガネはこのままではキースのペースだと、キースの行きつけの部活で待ち伏せをしていてゲリラ討論会をせざるを得ない状況を作り出した。

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キースにとってこれは避けたかった状況だが、それでも得意のポーカーで勝負するという切っ掛けを用いることで対等に討論をしたのは敵ながら立派。

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この討論会はどちらかと言えばハガネの勝ちだろうか。元役員の二人も再び仲間に加えることができたし、覇我から支援金を受け取ることもできた。

ところが事態は選挙に無関心と思われた学円園第2位の資産家のベン・グレアムがキースを支持すると表明したのだった。

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ベンのモデルとなったベンジェミン・グレアム氏はバリュー投資という投資方法で有名な人で、神様みたいな人。かつて投資により世界第2位の大富豪となったバフェット氏もグレアム氏に学んだ経緯を持つ。

そんな人物をモデルとしたキャラクター、しかもキースの政治なら富豪である自分も損するのに支持を表明したからには周りへ与える効果は絶大。今でもバフェット氏がIBMの株を買い増ししたと判明すればニュースになるレベルだし。ちなみに俺はIBM株でマイナス20%の含み損を抱えている…

ハガネは組織票集めを開始し、そのターゲットを学円園で公務員ような仕事をしている委員長たちに定めた。組織票を聞いて最初に思い浮かんだけど宗教法人じゃなくてよかったわ。

その中でも学円委員長のアランを味方につけようとするが、アランはキースと仲良し。そこで投資の妖精と呼ばれるイアラがアランの説得に向かったのだった。

しかしそこに待っていたのは敵になってしまったベン。

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ベンがいてもまとも話ができたと思われたが、イアラは最後の最後に自分は蚊帳の外だと悟ってしまった。アランを味方にするにはアランの中で自分がベンより上にいかなくちゃいけない。そう考えたイアラはベンとTVでデイトレ対決をすることになった。

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デイトレはベンジャミン・グレアム氏や劇中のイアラが得意とする長期投資とは全くの別物。俺もあまり詳しくないがファンダメンタルよりテクニカルが重視されるギャンブルに近いものだと思う。

今回前哨戦はあったが、どうやって勝つ気でいるんだろうか。

ハガネもハガネで中立の立場の委員長から信用できないと正面から表明されていた…

でもハガネはイアラとベンの対決を見てから意見を聞かせてくれと、組織票の獲得はイアラの双肩にかかっていた。

ベン・グレアムはやっぱりベンジャミン・グレアム氏と被るし、そんな相手と戦うのはハラハラする展開だな。

個人的な評価
★★★★☆



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活動資金が勝敗を左右する選挙活動…!?「市場クロガネは稼ぎたい」 9巻 感想 

市場クロガネは稼ぎたい 9 (少年サンデーコミックス)
梧桐 柾木
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市場クロガネは稼ぎたい 9巻 感想です。

物語は前回の宣戦布告から、朝政とキースの生徒会長の座をかけた選挙活動が始まった。現在の支持率ではキース有利だが、朝政にはこれまでの確かな実績があるため勝敗はまだまだ未定。

キースも現状に驕らず朝政を自分より実力があると評価しているくらいだった。

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圧倒的な悪役と選挙で対決ならいいけど、キースはキースで学園の生徒のための政治をしようとしているから面白い。互いに思想が違うから対立してるだけで。

また、キースは莫大な資産を使って宣伝活動に活発でその大々的なCMだけでも支持率を着実に集めていた。選挙資金の差がそのまま支持率に繋がるってのはキースの挙げているマニフェストと矛盾していて思うところがあった…

しかし朝政にないその資金を覇我が出資してくれると言ってきた。

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頼もしいキャラが味方に付いてくれたが、条件は勝利に必要なかつての生徒会役員を再び味方に引き入れることだった。

クロガネがスカウトしたあの役員たちなら余裕と思われたが、二人は敵、しかも真の黒幕である地下生徒会長に篭絡されてしまっていた…

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クロガネにより、キースを裏からサポートし覇我以上に資金を提供できるほどの実力を持つ地下生徒会長探しが始まった。しかしそんな大物クロガネの左目なら一瞬でわかるはずだったが、一向に見つからない。

でも相手の方から名乗り出てくれて、正体は主導シロガネ。クロガネと同じ目を持っているがために、クロガネには見えない存在となっていた。

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同じ能力者との対決となったかー。しかも相手は現時点で周到な順位をしているから状況はかなり不利じゃん。実際、味方が切り崩されてしまっているし。

シロガネが二人を味方にすることはできないと明言したのは唯一の救いだろうか…

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同じ能力だが片や表立って使い、片や暗躍して使うという存在。スペックが同じならスピード勝負になりそうだが、ここからどう巻き返していくのか期待の展開だ。

まさか主人公のアイデンティティーと同じ能力者が登場するとは思っていなかったから、超展開だった。

個人的な評価
★★★★☆



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改革がもたらす政治経済への影響とは…!?「市場クロガネは稼ぎたい」 8巻 感想 

市場クロガネは稼ぎたい 8 (少年サンデーコミックス)
梧桐 柾木
小学館 (2015-07-17)
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市場クロガネは稼ぎたい 8巻 感想です。

地下生徒会の陰謀によりハガネ会長が不信任となったため、暫定会長に学円学園一の富豪の「キース・久我山」がなった。

キースは「成果に値する対価」というこれまでの学円の方針を全否定し、新たに「正義に値する救済」を掲げ、ベーシックインカム制度を取り入れたのだった。

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これは全生徒に働かなくても毎月8万学円を支給するという、国民全員が生活保護を貰えるような制度。

財源は累進課税で、富豪ほど税金を取られ、学円一の富豪であるキース自らが身を切っていることもあり、これを歓迎する生徒も多かった。

ハガネはすぐにこの制度導入を否定するが、自分が再び生徒会長に立候補することはなかった。

今回は政治と経済の物語だったけど、ベーシックインカムを取り入れ学円のメリットとデメリット両方描かれていて面白かった。

頑張って結果を出してお金を手に入れても大半を税金として持っていかれ、どこかのぐうたらのために使われると考えるとやる気をなくす生徒もいれば、

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冒険して失敗しても最低賃金は保障されるからと前向きに新しいことにチャレンジする生徒もいた。

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共産主義とか社会主義ってやつだね。がんばっても報われないというのは個人的には士気の低下に繋がりマイナスが大きいと思う。人間楽を覚えたら楽をしてしまう人が大半だ。

実際学円もその傾向が強いようだった。

ハガネが生徒会長になる前に居た部活は活気とやる気に溢れていたが、今や衰退して実力がある生徒までもこのまま頑張らなくてもだらだらしとけば卒業できるからいいやと考えるようになっていた。

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この状況を目の当たりにしたハガネは自分がやりたかったことを思い出し、再び生徒会長になるために選挙に立候補してキースと直接対決することに。

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こうして資本主義VS共産主義の対決が勃発。この作品、株の話もそうだったけど、初等的な政治経済の勉強にもってこいだな。

さて次は選挙の話かな。民意というものが試されることだろう。

個人的な評価
★★★★☆



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プロフィール

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管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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