伊吹有 スズキヒサシ
メディアファクトリー (2013-09-27)
目の前で行き倒れた魔法使いの少女「
相羽六(あいば むい)」を助けたことをきっかけに主人公の「
七瀬武」は魔法使いに覚醒してしまった。

彼女に連れられ武がやってきた場所は鏡の中にあるもう一つの世界で、そこでは魔法使いたちによる戦争が繰り広げられていた。戦わなければ生き残れない仮面ライダー龍騎を思い出す世界だ。

また、武の幼馴染みの「
五十島くるみ」も別の魔法使いたちに関わってしまったため、魔法使いに覚醒してしまっていた。

戦争中ではあるけど、そこまで泥沼と化した戦いではないらしく色恋にかまける余裕くらいはあるようで、さっそくの三角関係を築いていた。

六たちが戦っているは相手は
ゴーストトレイラーという組織で、記憶改変能力で六の兄を仲間にしたり六さえも仲間にしようと活動していた。結構エグいやり方だね。
その構成員の3人と主人公たちはバトルになり、武はさっそく固有の系統魔法を覚醒。レアらしいけど「回避能力」という防御よりの意外と主人公らしくない能力だな。今後は当たらなければどうということはないみたいな戦闘スタイルを取るのか…?

ちなみに魔法は鏡の中でも武たちが普通に暮らす現存世界でも使用できるが、現存世界で使って誰かを怪我させると誰であろうと魔力をすべて失ってしまうというペナルティがあった。敵の一人は知ってか知らずか六の腕を腐らせる魔法を使い自滅w
だけど結構な致命傷を負ってしまった六はどうやって助かるのだろう。
1巻は物語の世界感の説明が全てだったがまだこれでも不足気味だと思う。この世界における魔法というものの万能性とか何ができるかとかの説明が欲しい。
現時点で説明された人間関係とか物語舞台とか大きな流れは良いんじゃないかな。
絵はうまいけど、線が細く若干クセがあるかな。気になる人は気になるかもしれない。
そんなわけで本格的に物語が始まるのは次回以降のようだった。
個人的な評価★★★☆☆
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