中道 裕大
小学館 (2016-10-12)
売り上げランキング: 172
放課後さいころ倶楽部 8巻 感想です。
今回は驚くべきことに主要メンバーがモブキャラ程度にしか登場せず、新キャラの新1年生二人が主人公の物語となっていた。
校則違反なファッションをして見た目だけは完全に不良な新一年生の「
黒崎奈央」は入学から2週間経っても近所の野良猫しか友達がいない状態だった。

そんな時、偶然出会ったさいころ倶楽部の店長とボードゲームを初プレイ。

するとずっと暗かった奈央の表情も明るくなり、読者の立場としてもボードゲームで始めて遊んだ時の楽しい気持ち思い出して微笑ましくなった。ボードゲームって意外なほど面白いから1回やるとテンションがあがってしまうんだよな!
今回は一モブキャラの翠とも対決。お互い初プレイのゲームだけど、ボードゲームマニアの翠はすぐに要領を掴み奈央をフルボッコにしていて面白かった。

もう一人の主人公は奈央と同じクラスの優等生「
時坂環菜」。彼女の場合、誰も知らないような校則まで順守するあまり友達がいなかった。ちなみに元々ボードゲーム好き。

そんな彼女は偶然奈央がボードゲームで遊んでいるところを見て接触し、さいころ倶楽部でやや強引ながら一緒に遊ぶことになった。
遊んでたゲームは「チャオチャオ」というゲーム盤事体にも工夫がってユニークだと思った。

このゲームブラフゲーで、ブラフを得意とする環菜が勝ち、素直すぎる奈央は敗北w 勝敗に性格が出ていて面白かった。
また別の日には暗記力がものを言う、「魔法のラビリンス」というゲームをプレイ。これもゲーム盤に仕掛けがあり、その仕掛けのアイデア力がすごいと思った。
今回は暗記力がある奈央が勝ち。このボードゲーム対決を経て、二人はすっかり仲良しになったように見える。奈央は否定しそうだけどw

優等生と見た目だけヤンキー少女が遊んでいると、満を持していつもの主人公たちが登場。こうして新メンバーが加わる流れなんだろう。
メンバーが6人になったら遊べるボードゲームのバリエーションも増えそうだし、対極的な新キャラ二人の登場で物語がどう動くのか楽しみ。
個人的な評価★★★★☆
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