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マンガとかラノベ等の感想ブログ

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ニートがファンタジー世界で日本のオタク文化を伝道する!?コミック版「アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者」1巻 感想 



自宅警備員である「加納慎一」はついに親に見限られ、ネットで見つけた怪しい求人広告に応募したのだった。

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そしての面接後、コーヒーに一服盛られ目が覚めるとそこはドラゴンが飛びエルフやリザードマンが闊歩し魔法も存在するファンタジーのような異世界だった。

慎一が応募し採用となった仕事とは、この異世界「神聖エルダント帝国」への日本政府からの正式な大使、日本政府の役人「的場」の話によれば、隣国として親しくこの国と交流するために、彼らが興味を示したオタク文化を広める役目を慎一が担うことになったのだったw

よくあるような萌え作品だと思って気楽に読んでいたけど、序盤からエルフやリザードマンなどの種族の違いによる差別の話や、子供たちでさえ労働と兵役で娯楽を楽しむ暇がないなど生々しいヘビーな設定が登場し、侮っていた。

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そしてそれが当り前とというが貴族、平民どの種族も共通の考えのようで、オタク文化の布教の云々の前段階で異文化交流の道のりは険しそうだった…

それに言葉の違いもあって、魔法アイテムでコミュニケーションは取れるが漫画やアニメのセリフはわからず、これも大きな課題だった。

この辺がご都合主義で解決されていないところが微妙にリアリティがあって面白い。

この国の皇帝陛下と謁見することになった慎一は命からがら気に入られ、布教活動の許可を得ることができた。

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皇帝が幼女というのはこの手の作品らしい。

皇帝「ペトラルカ」はお忍びで慎一の住居に遊びにやってきて、慎一に漫画を読んでもらいご満悦なようだった。

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ところが、慎一の世話役のハーフエルフの使用人「ミュセル」のことが不条理に気に入らず、ここでも厳しい身分制度の弊害が出ていた。

幼女が膝の上に座るとか萌え作品っぽいのに、なんか心にわだかまりが残る展開だった。

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慎一の日本は平等だからという説得でペトラルカは理解を示してくれ、ミュセルと一緒に日本語の勉強もすることになって一件落着。

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オタク文化を外交手段として広めるという大きい所ではギャグのような設定だけど、細かな世界感はシビアで差別や身分制度などの問題をどう解決していくか楽しみな作品だった。


ちなみに巻末には原作者のあとがきがあって、そこでコミカライズは原作絵に近い作家を選ぶか、漫画の技能重視で作家を選ぶかの二種類でこの作品は後者を選んだとあった。

両方兼ね備えているのが最善とも言ってるし、つまり絵は気に入ってないということか…

個人的な評価
★★★★☆



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