谷川 ニコ
スクウェア・エニックス (2017-03-22)
売り上げランキング: 151
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 11巻 感想です。
物語開始当初と比べれば知り合い以上の関係を築いている人が増えていて、もこっちは今やぼっちではないけど、集まる人皆が闇深だったり歪んでいたり変態だったりして面白かった。類は友を呼ぶということわざがずばり当てはまるw
友達(?)の友達という気まずい関係のクラスメイトと二人っきりで昼食をどうするかという展開になるが、クラスメイトの人は一方的にもこっちのことを良い人だと勘違いしてトイレの個室で迫りもこっちに変態だと勘違いされてしまった。

こうやってもこっちに関わったがために変態キャラにされてしまう所が面白い。とんだ変態製造機だった。
ゆうちゃんは彼氏と破局して髪をばっさりと切ってしまっていた。別れた理由はゆうちゃんが友達との関係を優先させたのとボディタッチを嫌がったからだった。こういうところはゆうちゃんの善良性が出ていると思う。この作品ただ一人のまともな癒しキャラだ。
でも非処女っぽいセリフの真相は気になるところだ。

もこっちの弟に恋する二人のエピソードはひどいものだったw JKとはこんな汚い会話をする生き物なんだろうかと幻滅するw

こみなんとかさんは弟の下半身が好きなことを公言することに躊躇はないし、この後輩も今回不幸にもそっちの世界に足を踏み入れてしまった… 変態と二人に挟まれて変態になってしまっていたw ゾンビと一緒で変態は増えていくんだね。
正月に再びやってきたきーちゃんはいっそうサイコ的に怖くなっていた。
もこっちはきーちゃんの手のひらの上で、もこっちの心理を適格に読み、姉が望む年下の従妹を演じる大人の対応をしていた。

姉の恥部を見て見ぬふりして優しい対応するし、こんな従妹絶対嫌だわ。これももこっちの悪い影響と言えるだろう。
ぼっちだったもこっちにクラスメイトで最初に話しかけていたネモとは意外にも関係が険悪なのも面白かった。
アニメの好みが違う上に、互いにこいつには負けたくないと思っているせいでギスギスしてるけど体育教師が嫌いという意見だけは一致しているのが笑えた。

変態キャラパレードなエピソードばかりが目立つ巻だったけど、もこっちがクラスメイトにおすすめの本を教えて、その縁でネイルを塗るというJKらしいことを経験したりまともな物語もあった。このエピソードだけはもこっちがまともなキャラに見えた。

被害妄想の強い絵文字顔の子は今回も相変わらずだったけど、もこっちの弟を一目で弟だと見抜いて友人から引かれたりしていて十分に変人だった。この子は自分が見られていると思っているが、逆にもこっちのことを観察しすぎている。
有名なコラ画像ネタはクスッときた…

悪い意味で普通でない感性を持ったJKたちのマイナスの足し算な日常が痛面白かった。
個人的な評価★★★★★
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
