物語は前回の続きから。
照朝が勝負で負かしたマルコは「グングニル」という組織に父親を人質に取られていて、その父を救うために組織から悪魔の鍵を盗み財産を得ようとしていた。
しかしここで敗北。しかもマルコの動向は組織にバレていて、敗北し鍵を奪われた罰として人質に取られている父親を強制的に拳銃自殺させたのだった…
悪魔の鍵の力で強制的に本人の意志に反して拳銃自殺させるとか惨いなぁ。意外とえげつない描写が多いぞこの漫画。
「グングニル」を倒すことを決意した照朝は鍵の解析により浮かび上がった模様の解読をクラスメイトの天才プログラマー「
眞鍋悠季」に頼むことにした。

彼女の自宅に赴くと、悠季とその家族はヤクザに絶賛脅されている最中だった。爆大な借金があるみたいだけど、娘の超高校級のスキルで稼げそうなものなのにな…w
そしてこのシーンもなかなかエグイぞ…

アホな上に平気でJKを銃殺しようとするし胸糞悪くなる敵キャラだった。
かけつけた照朝の友人らも脚を撃たれたりして重傷を負い、照朝はついに悪魔の鍵を初使用した。
勝負は「映影頭踏」という相手の影の首より上の部分を踏めば勝ちという単純な影踏み対決。子供の頃にやっや影踏みと大して変わらないものだった。

それゆえ、勝敗に関わってくるのは身体能力で、最悪なことに敵は体力バカだった。
また、鍵の所有者となった照朝にも特殊能力が備わった。能力は「一分間の絶対固定」という触れた物体をその場に一分間固定する能力だった。

いかにも今回は使えそうな能力だが、これ前回のテーブル上で戦うようなゲームに対してはどう活かされるのだろうか。そこは作者の技量に期待しておこう。
勝負は二点先取で、一戦目は身体能力の面で敵が勝利。これでもう後がない照朝だが二戦目以降は身体能力で劣る分頭を駆使したトリッキーな戦いが面白かった。
二戦目は悪魔が用意した光源ではなく、自分の携帯の光で敵の影を作ることで勝利!
これはまだフラグがあったから予定調和だったけど、勝負の三戦目は、てっきり固定能力で単純に相手の動きを止めるのかと思っていたけど、予想外に一分間という制限をトラップのタイマーとして利用してきてなかなかだった!

使いどころが難しそうな能力だけど、今後のゲームでも意外な使い方に期待してもいいかも。
照朝は能力が無ければ負けていただろうが勝利は勝利。ヤクザは強制的に警察へ自主。悠季とその家族も救われたのだった。
アクマゲームを終え外に出ると、そこに待っていたのは「
上杉潜夜」と名乗る別の鍵のホルダーでさっそく鍵の所有者同士アクマゲームが始まろうとしていた。

これでやっとフェアな戦いが繰り広げられそうだ。
今回のゲームは主人公が特殊能力を持つ分どこかフェアじゃない感じがしていたし、お互い能力者同士ならより深い心理戦が繰り広げらることだろう。
個人的な評価★★★☆☆
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