FLIPFLOPs
秋田書店 (2017-05-08)
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ダーウィンズゲーム 12巻 感想です。
先住民を殺害した濡れ衣を着せられたカナメの無実を証明する方法は土人集落らしい決闘での勝利すること。
誰も得をしないこの茶番を止めてくれたのは、数少ないまともな先住民の巫女。

敵がいつ攻めてきてもおかしくない中、時間を使ったがどうにか敵ではないことを示すことができ結果的にはよかったのかもしれない。強さこそパワーな展開だった。
わかりあったことで、拠点防衛のためにざんごう作りが始まった。
原始的な文明しか持たない先住民にとっては未知の技術なので、ちょっとした異世界転生ラノベのような雰囲気だった。

カナメたちが万全の準備をしていると知りながら今回のボス「カネヒラ」も進軍の準備を整えていた。

どちらも準備十分で戦争が始まった。でも勝利条件は互いに異なる。
カナメたちが先住民の生命を守ること条件なのに対し、カネヒラは仲間(笑)を捨て駒にしてでも先住民を100人斬ればクリア。

カネヒラ有利な戦争だが、カナメはカネヒラの考えを読んでいて自分たち5人でカネヒラ軍100人を相手取る作戦に出たのが面白かった。
カネヒラも敵として十分大物感が出ているのに、それを超える大物感を出す主人公の活躍が見てて頼もしい。
今回明らかになった味方も異能も強かった。小銃を操って人数を多く見せたり、映画マトリックスのように銃弾を止めたり、色々戦闘に恵まれていた。


この攻撃の防御のコンビだけでモブたちは大体倒せそうじゃん。
リーダーカネヒラとカナメは直接対決。カナメの能力はばれているが、カネヒラの能力は未知なのが不利な対決だった。
相手の能力を実測から推定して戦うところは異能バトルの醍醐味で面白かった。
カネヒラの異能を破る切り札となる存在が自分に自信がなく異能を使いきれていなかったオージだったのが王道だけど良いね。

そして本体同士の本当の直接対決が始まろうとしていた。

でも本体がばれてしまったらただったの中年サラリーマンなカネヒラは著しく不利か?
先住民の戦士も助っ人に現れたし、決着も早いかも。
敵リーダーとの総力戦だが見せるところは見せつつスピーディに物語が進み、熱い展開だった。
個人的な評価★★★★☆
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