主人公の
星野守重は中学時代月刊ムーを愛読する同じ趣味の少女
東雲みなかと出会い、一緒に宇宙の特別展に行くことになった。

しかし待ち合わせ当日、守重は父が危篤で病院に急がなければならないという女性を助けたがためにデートに遅刻し、結果すっぽかすという結果になってしまった。

そしてそのままみなかとは疎遠になり、みなかは転校してしまった。
時は進み高校の入学式で、守重とみなかはぎこちなく再開した。

しかもみなかには自称彼氏がいた…

さらにあのとき助けた女性
若竹英は担任の先生として再会。

宿命めいた繋がりはまだあって、守重の祖父が管理人を務めるアパートを一時的に守重が切り盛りすることになり、そのアパートには若竹先生がいて親密な交流も始まった。

こんな数奇な再会から始まる王道純情ラブコメだった。
こんな確率の低い偶然ないだろwwとは思ったけど、登場人物たちの気持ちのベクトルがそれぞれで色々な方向に向いていて面白く、この設定もありだなと思った。
みなかとは同じクラスで一緒に学級委員をすることになり、心にあのときの蟠りを残しながらも交流は再開され、一緒に帰ったりもするようになった。

あの自称彼氏が何者なのかは1巻の時点では不明だったけど、男が勝手に主張してみなかが適当にあしらっているような感じがした。
教師の若竹先生とはプライベートでの交流も始まり、禁断のフラグが立っていた。この教師は確信犯な気がしてならないw
だけどの若竹先生のアドバイスのおかげで守重とみなかの互いの誤解は解けぎこちない関係が改善された。

みなかは守重と同じ部活に入れたらな~みたいなことを言っているし、フラグは立ってると思うが、あの男との関係がやっぱり引っ掛かる。
それでも二人の関係はいい方向に発展しそうで、その関係を応援する立場であった守重の友人の少女
和羽は複雑そうな様子だった。

そんな感じで概ね設定紹介だった第1巻。
和羽は負けるとしても、生真面目な性格の主人公の恋愛の行く末が気になる物語だった。
個人的な評価★★★★☆
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
